
目次
【推しの子】は芸能界の闇や主人公の復讐を描いた物語で、ストーリーの中で多くの伏線が登場します。
アクア・ルビーの父親や1巻のインタビュー、映画「15年の嘘」などに関する伏線をネタバレしながら考察していきます。
【推しの子】アクア・ルビーの父親と犯人の伏線・ネタバレまとめ
アクアとルビーの父親はカミキヒカル?それ以外の可能性は?

最新118話の時点で、アクアとルビーの父親はカミキヒカルの可能性が高いです。
8巻72話でルビーとすれ違う父親の姿が描かれ、アイの墓前で「君と僕の子」と発言しています。
上原清十郎も父親の可能性がありましたが、アイ殺害の2年前に死んでいるのでありえません。
72話で登場した父親の顔は明確に描かれていませんが、雰囲気がカミキヒカルそっくりでした。
カミキヒカルの顔がアクアに酷似していることからも、彼が双子の父親の可能性が高いです。
ただ、72話の父親がカミキヒカルだと名言はされていません。
双子など顔の良く似た別人がいる可能性もあり得るので、父親はカミキそっくりの人物の可能性もあります
星野アイ殺害の犯人(黒幕)はアクアの父親ではない?内通者の可能性

カミキヒカルはアクアの父親でほぼ確定で、星野アイを殺害した黒幕の可能性も高いです。
アイは引っ越したばかりの自宅に現れたストーカーに殺されました。
ストーカーが自力でアイの住所を調べたとは考えにくく、黒幕が教えた可能性が高いです。
アイは殺害される直前に、双子の父親に住所を教えていました。
父親のカミキがストーカーに住所を教えたと考えるのが自然でしょう。
カミキはストーカーと繋がりがあった可能性が高く、より黒幕説を濃厚にしています。
ただし、アイの住所を知っていたカミキ以外の人間から、ストーカーに情報が漏れた可能性はゼロではありません。
アイの住所を知る人間は社長の斎藤壱護だけというのは、あくまでアクアの推測です。
斎藤壱護も内部の人間がアイの住所を漏らした可能性を示唆しており、これが伏線になるかもしれません。
ゴロー殺害の秘密!殺害理由は星野アイの担当医だからではない?

アクアの前世のゴローこと雨宮五郎は、アイを殺したストーカーに殺されました。
ストーカーはアイを探していたので、ゴローはアイの担当医だから殺された、あるいははずみで殺されただけと考える意見が主流です。
しかし、【推しの子】が始まった時点では、アイは殺される予定ではなかったと作者がインタビューで明かしています。
ゴローは1話で殺されたので、最初から死ぬことは決まっていたのです。
つまり、【推しの子】のストーリー上ではアイの死よりも、ゴローの死の方に深い意味がある可能性があります。
ゴローは、カミキヒカルの息子の姫川大輝に良く似ています。
ゴローの父親がどこの誰わからないことも明かされており、ゴローの死には重大な伏線が隠されているかも知れません。
【推しの子】1巻インタビューに関する伏線ネタバレ考察まとめ
1巻インタビューから今後のストーリー展開がわかる?伏線回収済み?

キャラ名 | タイトル | 内容 |
---|---|---|
星野ルビー | 【アイドル】編 | 女優初挑戦に対する |
斎藤ミヤコ | 【マネージャー】編 | 双子のマネジメントについて語る |
B小町の熱狂的なファン(名称不明) | 【ドルオタ】編 | 人生で好きなアイドル・アイについて語る |
五反田泰志 | 【映画監督】編 | 15年の嘘について語る |
有馬かな | 【女優】編 | 女優に対する意気込みを問われて不謹慎発言 |
幼稚園の先生(名称不明) | 【幼稚園職員】編 | 幼稚園にいた頃の双子の様子を語る |
斎藤壱護 | 【元経営者】 | アイについて質問されて拒絶 |
星野アクア | 【役者】編 | 演じるのは自分のためで、演じる事は自分にとって復讐 |
星野アイ | 【母】編 | 未来のアクアとルビーに向けたメッセージ |
【推しの子】1巻に収録されたエピソードは、冒頭にさまざまなキャラのインタビューが収録されています。
ほとんどのインタビューは1巻の時点で、未来のキャラが語った内容です。
五反田監督がインタビュー内で映画「15年の嘘について」語っているので、15年の嘘のために撮影されたインタビューと考えられています。
インタビューが掲載されたエピソード内で伏線回収されたもの多いですが、2巻以降の話で伏線もかなり含まれていました。
インタビュー内でアクアとルビーの目の星が白くなっており、119話以降の伏線が含まれている可能性も高いです。
今後の話の展開を考察する場合、ヒントになる可能性が高いでしょう。
有馬かなの1巻インタビューは黒川あかねが死ぬ伏線?

有馬かなは、1巻のインタビューでなぜか「ナイフで刺されれば天才でも死ぬ」と発言しています。
想定キャストでアイ役だった黒川あかねのインタビューは、1巻に収録されていません。
そのため、ナイフで刺された天才はアイのことでなく、あかねではないかと考察されました。
ただ、本当に友人が死んだのなら、インタビューでこんな言い方はしないでしょう。
かなはアイを嫌っていた旧B小町のメンバーを演じる可能性が高いです。
役の気持ちが抜け切らないせいで、アイに対してこんな発言をしたのかもしれません。
とはいえ、この発言の天才があかねのことではなくても、後であかねが刺されて死ぬ伏線になっている可能性もあります。
また、かなは「アー君に怒られる」発言していますが、このアー君はアクアのことで108話で伏線回収されました。
星野のアイの1巻インタビューは双子に残されたDVDの一部?

1巻のインタビューで、星野アイのものだけはインタビュアーに答えたものではありません。
アイのインタビューは、自分で撮影したビデオレターで未来のアクアとルビーに向けたメッセージが収録されています。
ただ、これはアイが隠し子に残したビデオメッセージが、映画のインタビューに使われたことを意味します。
つまり、アイのインタビューは、彼女に隠し子がいることが世間に公表される伏線になっていたと考えられます。
実際に11巻でアイに隠し子がいることは、公表されました。
アイはアクアとルビーに向けたDVDを残しており、インタビューはDVD映像の一部の可能性が高いです。
【推しの子】目の星に関する伏線・ネタバレ考察まとめ
目に星を持つキャラと色や数の変化まとめ

キャラ名 | 星の数 | 色 |
---|---|---|
星野アイ | 両目 | 初登場時白 両目とも黒になるシーンあり |
星野アクア | 右目 98話から両目 | 初登場時白 両目に出てからは黒 |
星野ルビー | 右目 79話から両目 | 初登場時白 79話から両目とも黒 104話で右目が白になるシーンあり 118話の写真では両目とも白 |
黒川あかね | 28話から両目 | 白 |
カミキヒカル | 両目 | 黒 |
片寄ゆら | 右目 | 白 |
【推しの子】に登場する目に星を持つキャラは、上の表の通りです。
キャラによって星の数や色が異なり、黒川あかねはアイになりきった時など、一時的に目に星が浮かびます。
色が変化するキャラは少ないですが、アイとルビーの2人は両目に浮かんだ星の色が変化するシーンがあります。
目の星の意味はカリスマ性や強い意志を表している?

【推しの子】には目に星が浮かんだキャラが複数登場しますが、その正確な意味は判明していません。
ただし、目に星が浮かんだ人間に対する発言や描写から、ある程度推測可能です。
アイには視線を引き付ける魅力があったこと、目に星が出た黒川あかねは演技という嘘を本当だと思わせる説得力がある目を持つと作中で言われています。
これらのことから、目の星は視線を引き付けたり、嘘を本当と感じさせるカリスマ性を表す可能性が高いです。
また、アクアが復讐をあきらめた時に星が消えましたが、復讐心を取り戻すと両目に星が浮かびました。
片寄ゆらは、女優としての夢を語った時だけ星が出ました。
復讐や夢を叶えようとする強い意志を持つと星が出ると考えられます。
目の星の数や色は感情で変化する?

目に浮かぶ星は感情によって、数や色が変化する可能性が高いです。
星野アイは子供がかわいいと思った時などに白い星が大きくなっているため、星に感情の変化が現れるのは間違いありません。
アクアとルビーは復讐を誓った時に、両目に黒い星が現れたので強い感情をきっかけにして星の数が増える可能性があります。
また、色も感情で変化すると考えられます。
ルビーは復讐を誓ってから色が黒くなりましたが、有馬かなをスキャンダルから救いたいと言った時だけ白く輝いていました。
このことから、純粋に相手のことを助けたいなどの正の感情が強いと白、復讐などの負の感情が強くなると黒に変化すると考えられます。
【推しの子】映画「15年の嘘」に関する伏線・ネタバレ考察まとめ
アクアは復讐のためにアイの隠し子だと公表した?

アクアは、10巻105話で自分が星野アイの隠し子だと公表しました。
母親のスキャンダルを明かしたことでルビーから軽蔑され、斎藤壱護の怒りも買っています。
しかし、アクアは父親に復讐する計画があると壱護に告げ、アイの隠し子だと明かしたことでもう戻ることは許されないと発言しています。
つまり、アクアの復讐計画を実行するには、自分はアイの子供だと世間に明かす必要があったことになります。
また、アクアを軽蔑するルビーに対して、五反田監督は「DVDの話を聞いていないのか?」と言って驚いていました。
DVDとは、アイが残したDVDのことでしょう。DVDの存在を知ると、アクアの行動が納得できるのかも知れません。このことから、隠し子だと公表したのはアイの遺志である可能性もあります。
映画は父親を殺すため?映画スタッフは復讐を知らない?

映画「15年の嘘」は、アクアが復讐のために企画した映画なのは間違いありません。
ただ、復讐のために作られた映画だと、映画スタッフがどこまで理解しているのかが問題です。
アイ役を打診された不知火フリルは、脚本を読んで「アクアさんはこの作品でお父さんを殺そうとしてる」と発言。
ただ、人を殺すための映画の撮影にスタッフが協力するのか疑問です。
殺人のための映画と簡単にわかる内容なら、スポンサーも集まらないでしょう。
犯人を断罪する内容だとわかっても、生きている人間を殺す目的の映画だと簡単にはわからない可能性が高いです。
最新118話の時点で、読者には映画の詳しい内容はわかりません。
15年の嘘が、どんな内容なのかに注目しましょう。
アイの本当の夢は嘘をつかないアイドル?

11巻110話にて、アクアはアイの墓前で「君の本当の願いを僕が叶えてみせる」と発言しています。
15年の嘘は、元々アイが撮影するつもりだったB小町のドキュメンタリーが元になっています。
これらのことを考えると、15年の嘘は復讐のためだけでなく、アイの夢を叶えるための作品の可能性もあります。
また、アイが隠し子を公表しようとしていたことも、夢と関係がありそうです。
アイはアイドルをするために、子供を隠すという嘘をついていました。
しかし、アイはありのままの自分を認めてくれる人が好きと言っていたこともあります。
アイの夢は子供がいることを公表して嘘をつかずに、アイドルをすることだったのかもしれません。
アイ役・ルビーの演技で犯人とアクアの運命が決まる?

116話では不知火フリルがアイ役の演技次第で、映画で犯人を断罪できるのかが決まると発言しました。
「アイが自分を殺した男を許すかどうか」で決まるとも言っており、アイ役が犯人を許すとアクアの復讐はうまくいかないのかもしれません。
しかし、アクアは復讐を果たした後は、自分も死ぬつもりのような発言をしています。
少なくともアクアが望む復讐を果たしてしまうと、ハッピーエンドにならない可能性が高いです。
アイ役は117話でルビーがすることに決まりました。
ルビーの演技は犯人だけでなく、アクアの運命も握っているのかもしれません。
【推しの子】その他の伏線・ネタバレ考察まとめ
タイトルの【】の意味も伏線!作中の演出で使用される!

【推しの子】は、【】まで含めて正式なタイトルです。また、【】は二重になっています。
推しの子には、好きなアイドルを推すことと推しのアイドルの子供になるという二重の意味があります。
その二重の意味を表すために、【】は二重になっているのです。
ただし、それ以外にも【】には、隠された意味があることが作者のインタビューで明かされました。
作中の演出として使われる予定のようですが、タイトル以外で【】が使われている部分が伏線になるようです。
【推しの子】の作中では、2.5次元舞台編で【役者】という表現が使われ、インタビューでも職業や肩書が【】で囲まれていました。
作中の使用例から【】の意味を考えると、今後の物語の展開がわかるかもしれません。
転生と黒幕について知っている謎の少女は神の使い?

【推しの子】には転生について知っている謎の少女が登場します。
謎の少女は8巻75話でゴローとさりなが、アイの子供に転生したことを知っているような発言をしました。
この時点では曖昧なセリフでしたが、118話のアクアとの会話で謎の少女が転生を知っていることが確定しました。
また、謎の少女は以前から、アクアと接触していたことも判明。
謎の少女はアイとゴローを殺した黒幕がいることをルビーに教え、復讐するように誘導しています。
118話の発言で、アクアとルビーに何かをさせようとしていることわかりました。
謎の少女は人間でないような描写も多く、「神様はきっと優しい」という発言から神の使いの可能性があります。
ただ、アクアからは厄病神と呼ばれているので、謎の少女自身が神なのかもしれません。
カラスが登場するシーンは復讐に関係している?

【推しの子】の作中でカラスが登場する場合、そのシーンは復讐に関係している可能性があります。
謎の少女はカラスを引き連れていますが、カラスだけが登場する場面も復讐に関係している場合が多いです。
72話はルビーがアイのお墓参りに行った際にカミキヒカルとすれ違いますが、その直前にカラスが鳴いています。
ルビーが復讐を誓って目の星が黒くなるシーンでは、カラスの黒い羽が背景に舞っています。
また、アニメ第1話でアクアが復讐を誓うシーンではカラスの羽が、目の中に入って星が黒くなるかのような演出がされていました。
【推しの子】では、カラスは復讐を象徴しているのかもしれません。
神の化身を名乗った1巻のルビーの発言は伏線?

1巻の3話では育児ノイローゼ気味の斎藤ミヤコが、アイに隠し子がいることをリークしようとしました。
その際、星野ルビーは神の化身を名乗って、ミヤコを止めています。
異様な雰囲気を纏っていたルビーに対してミヤコは腰を抜かし、ルビーの言うこと信じてしまいました。
ミヤコを騙した神の化身発言は、伏線の可能性があります。
ルビーは、アイを「芸能の神に選ばれた娘」「その子らも大いなる宿命を背負った双子(アクアとルビー)」と言っていました。
これらのセリフは、ルビーが適当に考えたことです。
しかし、「生まれ変わったらこの顔(アイの顔)が良い」など、ルビーの言ったことは実現する場合があります。
神と関係のあると思われる謎の少女が、アクアとルビーに何かさせようとしていることも、ルビーの発言が伏線である可能性を高めています。
伏線回収はこれから!推しの子の伏線・ネタバレ考察まとめ
【推しの子】の伏線やネタバレ考察を解説しました。
すでに伏線回収されたものもありますが、【推しの子】はさまざまな伏線や謎が残っています。
アクアの復讐は最終章とされており、これから伏線回収される機会が増えそうです。
考察をしながら伏線がどうなっていくのか楽しみに待ちましょう。