アバロ・ピサロはかつてとある王国の王さまだった
アバロ・ピサロは、かつて「とある国」を武力で制圧し、その国の王座に就いていたという過去があります。
悪政の限りを尽くしたことで国民を苦しめ、国民から反乱を起こされた過去を持つことから、かつては「暴政の愚帝」と呼ばれていました。
それ故かアバロ・ピサロは仕切りたがりな性格をしており、船長ティーチに対しても、自分に船長をやらせるように話している描写が何度か描かれています。
異名「悪政王」とは
アバロ・ピサロは黒ひげ海賊団の中で「悪政王」という異名が付けられています。
この異名は、前述にある王座に就いていた過去から取られたものだと考えられ、悪政の限りを尽くした王様ということから悪政王という異名が付けられたのではないかと考察することができます。
また、この悪政王という異名は、頂上戦争編での初登場時から付けられており、黒ひげ海賊団加入前から広く知れ渡っていた異名であることが伺えます。
また王という異名がついているにも関わらず、これまでアバロ・ピサロの部下と思われる人物が一人も登場しておらず、たった一人で一つの国を制圧したのではないかと考えられます。
この武力の強さも、悪政王の由来の一つになっているのではないかと考えられるでしょう。
アバロ・ピサロはかつて革命軍に敗北している?
アバロ・ピサロが王座に就いている時、国民にクーデターを起こされた過去があります。
これがきっかけでアバロ・ピサロは海軍に捕まり、大監獄「インペルダウン」に投獄されてしまうのです。
しかし前述にもある通り、アバロ・ピサロはたった一人で国を武力で制圧できるほどの人物ですので、国民が起こしたクーデターだけでインペルダウン投獄まで追い込んだとは考えにくいでしょう。
そこで、このクーデターを支えていた組織こそが「革命軍」なのではないかと考えられます。
革命軍は総司令官「ドラゴン」を初め、武力面において強いメンバーが揃っている上、「ベロ・ベティ」のコブコブの実のような、国民のメンタル、フィジカルを鼓舞することができる能力者もいます。
影で革命軍の支えがありながらクーデターを成功させた可能性は十分に有り得るでしょう。
革命軍ベロ・ベティについては、こちらの記事で詳しく書いています。ぜひ読んでみてください。
アバロ・ピサロの正体を考察
次に、謎に包まれているアバロ・ピサロの正体について考察していきます。
アバロ・ピサロは人間ではない?
アバロ・ピサロは攻撃の際に指から銃弾を出すことができるという特徴を持っています。
そしてその腕も金属のようなもので覆われていることから、アバロ・ピサロは「改造人間」なのではないかと考察することができます。
ワンピースの物語では、バーソロミュー・くまやフランキーのような改造人間がたびたび登場しています。
二人とも高い戦闘力を持っており、そのことを考慮すると、たった一人で国を武力制圧できたという過去があってもおかしくないですね。
アバロ・ピサロの好きな食べ物から正体を考察
アバロ・ピサロは好きな食べ物として「フカヒレのスープ」を挙げています。
フカヒレといえば高級食材の代表のようなものなので、かつて王座に就いていた人物らしい好物といえますね。
また、登場する場面では食べかけの骨付き肉を手にしている描写が多く、これも好んで食べているものなのではないかと考えることができます。
魚と肉を好み、語尾に「ニャー」を付けて話すことからも、アバロ・ピサロはライオンをモデルとしたミンク族の一人なのではないかと考えられます。
物語では、ワノ国編にて登場したネコマムシのように、獣人姿のキャラクターも多数登場するため、アバロ・ピサロがミンク族であっても不思議ではないでしょう。