【ワンピースネタバレ考察】リリィとは何者なのか!?ビビとの関係も考察!
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

「ワンピース」1084話にて、アラバスタのネフェルタリ家とイム様に因縁があることが明らかになり、話題を呼んでいます。

本記事ではイム様とアラバスタ王国、そしてビビ王女との関係性について考察していきます。

ネフェルタリ家のリリィ女王とは?

”最初の20人”でありながら天竜人ではない

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ネフェルタリ家とはアラバスタ王国を収める、ネフェルタリ・コブラやビビの家系です。
そして800年前に「とある巨大な国」と戦った20カ国と、20人の王の一角となっています。

そんな20カ国が集まって作り上げた巨大な組織が、現在の世界政府です。
そして創造主となった王は、家族と共に聖地マリージョアに移り住み天竜人と呼ばれるようになりました。

しかし、ネフェルタリ家の女王リリィだけは、天竜人になることを拒否したことで、現在もネフェルタリ家は名前が残っています。

イム様はリリィに恋していた?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

そんなリリィ女王ですが、戦いの後国には帰らなかったようで、アラバスタ王国にはリリィの名前は残っていません。

五老星すら知らないリリィのその後でしたが、その理由には「空の玉座」に座るイム様が関わっていると思われます。

それだけではなく、イム様はリリィに特別な想いを抱いているとも思われるのです。


リリィはビビと瓜二つ?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

イム様がリリィに特別な感情を抱いていると思われる理由として、イム様がビビの写真を眺めていたことが挙げられます。
ビビがネフェルタリ家の血筋であるため、感慨に耽っていたというのもあるでしょう。

しかし血筋以上のものが、ビビとリリィにはあると考えられます。

その根拠となるのが、1023話の扉絵です。
「瓜二つ」というサブタイトルと共に、ビビが描かれていました。

単なる偶然……のようにも思えますが、「ワンピース」の扉絵には度々伏線が隠されているため、意図したものと思われます。

Dの一族はイム様の恋敵?

ルフィと黒ひげの写真をズタズタに

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

リリィに特別な感情を抱いていたイム様ですが、リリィは別の人間に惹かれていたと考えられます。

その相手こそが"Dの一族"の人間ではないか?と考えられるのです。
その理由としてイム様はビビの写真を見ている時、ルフィと黒ひげの写真をズタズタにしていたことが挙げられます。

普通他人の写真をズタズタにするなら、その人物に対して何かしら恨みがあると考えるべきです。

それを証明するように、世界政府はDの一族の名前を徹底的に隠そうとしてきました。

今までDの一族が何かしら大罪を犯したものと考えてきましたが、そこにはイム様の私怨が関わっている可能性が高いかもしれません。

ジョイボーイにリリィは惹かれていた?

ジョイボーイが帰って来た
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

そしてリリィが恋したDの一族こそ、ジョイボーイなのではないか?と筆者は考察しています。

世界政府がことごとく隠そうとする「空白の100年」は、基本的に「とある巨大な国」についての真実です。

そしてその巨大な王国の子孫こそ、Dの一族でしょう。
Dの一族は一貫して「自由を求める思想」を持っています。

そして「苦悩から解放する」戦士ニカの力に目覚めたルフィは、ジョイボーイと呼ばれていました。

このことからニカ=ジョイボーイであり、ジョイボーイは「自由を求めた」Dの一族だと考えられます。


ネフェルタリ家の剣がイム様の傍にある意味

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

そしてリリィがアラバスタに帰らなかったのも、リリィがDの一族に惹かれていたことも関係があるでしょう。

作中でネフェルタリ家は、「裏切り者」と語られていました。
これは天竜人にならなかったことだけでなく、800年前の戦いで敵である"Dの一族"に想いを寄せてしまったことが関係しているのではないでしょうか?

空の玉座の前に剣はリリィが天竜人にならなかったことで、実際は19本しかないと語られていました。

しかし、恐らくネフェルタリ家を示している剣は、イム様の側に突き刺さっています。

つまりリリィはアラバスタに帰らなかったのではなく、イム様の側に留まらざるを得ず、帰ることが出来なかったとも考察出来るのです。

ネフェルタリ家の元ネタは古代エジプト!?

ネフェルタリ家の元ネタはラムサス二世の王妃

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

世界の神と呼べる存在に目をつけられているネフェルタリ家ですが、実は元ネタは史実の古代エジプトにあるとされています。

まずネフェルタリ家のネーミングは、エジプト3代目の王・ラムサス2世の第一王妃ネフェルタリから取っているのでしょう。

ネフェルタリは絶世の美女だったようで、ラムセス二世から、「あなたのために太陽が輝いているようだ」と告げられたエピソードも残っています。

ご存知の通り、太陽は「ワンピース」では需要な要素です。
これだけでネフェルタリ家が、「ワンピース」世界で重要な存在だと分かりますね?

ビビの母の元ネタはツタンカーメンの義母

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

実は古代エジプトを元ネタとしているのは、家名だけではないのです。

ビビの母親であるネフェルタリ・ティティの元ネタは、恐らくツタンカーメンの義母であるネフェルティティです。

ネフェルティティは18王朝の王、アクエンアテンの第2王妃。
そして自身の娘であるアンケセンパーテンと結婚したため、ツタンカーメンの義母になりました。

リリィ=白百合は神への捧げ物

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

そしてリリィの元ネタとなる百合も、古代エジプトに縁があります。

かつてエジプトには豊穣の神イシスに、百合を捧げる風習がありました。
この「百合を神に捧げる」という風習は、リリィが国に帰らなかった理由にも繋がると筆者は思います。

つまりこの風習を「ワンピース」に準えるなら、百合を神に捧げる=リリィをイム様に捧げると、解釈できるのではないでしょうか?

かつて「天竜人にならない」と選択したネフェルタリ家は、代償としてリリィをイム様に捧げた。
もしくはDの一族の味方をした責任を取るため、イム様のお気に入りだったリリィを捧げたのかもしれません。

【ワンピース】リリィの考察についてのまとめ

以上が「ワンピース」リリィに関する考察になります。いかがだったでしょうか?

とうとう解き明かされつつあるイム様と、ネフェルタリ家の関係。
「ワンピース」世界の1番の謎が明かされつつあるなと感じますね。

筆者としては、「ワンピース」を読んでいたが離れてしまった人は、今こそ復帰してほしい!
そう思うくらい、最高に面白い展開が続いています。

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