ヤソップは息子をどう思っている?
前述の通りヤソップは家族思いな人物で、旅に出てからも妻や息子のことを常に気にかけています。
フーシャ村にて、息子と同い年であるルフィに対してウソップのことを常々語っており、ルフィに「飽きた」「もう聞いた」と言われる程です。
そしてヤソップは、妻子を村に置き去りにし、妻の死を看取ってやれなかった事に負い目を感じています。
麦わらの一味がワノ国の近くまで来た時も、赤髪海賊団のメンバーがルフィとの再会に心躍らせている中、ヤソップはウソップと再会する心の準備が出来ず躊躇っていました。
ここからも、ヤソップが息子ウソップに対し愛情を持っていることが伺えますね。
ウソップはヤソップを尊敬している
一方で、息子ウソップは父ヤソップのことをどう思っていたのでしょうか?
母と自分を村で置き去りにし、海に出て行った父親のことを恨んでいるのでしょうか?
答えはその逆で、ウソップはヤソップが海賊であることを誇りに思っており、「勇敢な海の戦士」として尊敬しています。
キャプテン・クロに父親のことを侮辱された際も怒りをあらわにしていました。
親子で離れ離れでも、いつでもお互いのことを思いやっているその姿は、まさに理想的な親子関係と言えますね。
ヤソップのこれまでのエピソード
続いて、ヤソップのこれまでどのような活躍をしてきたか。エピソードをご紹介していきます。
初登場は1巻1話、フーシャ村にて登場
ヤソップは物語の第一話から登場しています。
当時、赤髪海賊団は主人公「ルフィ」の故郷であるフーシャ村を拠点としていました。
この時は特に目立った描写はありませんでしたが、頭に「YASOPP」と書かれたバンダナを巻いている男性が登場しており、この男性こそがヤソップです。
ヤソップが目立った登場をしたのは物語第25話でのことです。
ウソップと出会ったルフィは、フーシャ村でのヤソップの様子をウソップに語っており、射撃の腕前を披露したりウソップの話ばかりする様子が描かれていました。
ヤソップ と子連れのダディとの決闘について紹介
ヤソップが活躍したエピソードで、アニメオリジナルストーリーである「子連れのダディ」との決闘についてご紹介していきます。
ワンピースアニメ50話で、麦わらの一味はダディ・マスターソンという賞金稼ぎと出会います。
ダディは銃使い最強の賞金稼ぎとして名を馳せていましたが、元々は海軍少尉であり、海軍時代にヤソップと決闘し敗北したという過去が明かされました。
決闘に敗北したダディは自分にとどめをさすようヤソップに言いますが、ダディに娘がいることを知っていたヤソップはこれを拒否し、ずっと娘のそばにいてやるようにと告げてその場を去ります。
ヤソップの狙撃手としての強さと人間としての優しさが伝わるエピソードでした。