目次
アイの弱い部分が描かれている
小説「45510」では、本編ではあまり描かれていないアイの弱い部分が描かれました。
ライブ配信の動画で、アイはファンの質問に答えています。
アイは嫌いな食べ物を聞かれて、「白米はちょっと苦手」と答えました。
アイが白米を残さず食べていたのを覚えていた語り手は、この返答に違和感を覚えます。
動画の中で、アイは白米の中に異物が入っていたら怖いと言って、白米の話は終わります。
語り手はアイの母親が投げたグラスの破片が、白米の中に入ったエピソードを思い出します。
母親のことを語るアイは、見たこともないくらい弱音を言っていたそうです。
【推しの子】パスワードと小説から判明した情報に関する考察
携帯に残されていたのは十数人の連絡先
アイの携帯には、鏑木勝也プロデューサーの他にも10人以上の連絡先が残されていました。
【推しの子】2巻14話には、携帯のアドレス帳が描かれています。
アドレス帳に残った名前は一部しか見えませんが、鮎川太郎・飯田さん・池田四郎などの名前が読み取れます。
これらの名前の人物は、【推しの子】最新120話の時点で登場していません。
また、2人のプロデューサーの連絡先も残されていました。
ただ、アクアとルビーの父親の最有力候補カミキヒカルが登場しているので、アドレス帳の人物は黒幕を見つける手掛かりにはならないかもしれません。
アイの動画からわかる情報に伏線はあるのか?
小説で語られた動画の内容は、アイがファンの質問に答えるものでした。
さまざまな質問が出ますが、アイはほとんどの質問に秘密や内緒と答えていたようです。
しかし、好きな異性のタイプを聞かれた際に、汚いところや嫌なことも含めてそれで良いって言って欲しいと回答していました。
アイには、ありのままの自分をファンに受け入れてほしい願望があったのかもしれません。
本編でも、アイはドキュメンタリーの撮影で、五反田監督に本当の私を撮ってくださいと発言しています。
映画編の15年の嘘は、ドキュメンタリーのリバイバル作品です。
アイがありのままの自分を受け入れてほしいという願望が、映画編での伏線になるかもしれません。
ブログに書かれていたアイの本心はメンバーとの仲直り
結成初期に作られたB小町のブログは、すぐに更新されなくなりました。
しかし、アイは更新されなくなったブログに、非公開の記事を残していました。
アイが記事を書いた時期は不明です。
ただ、メンバーの中が悪くなってから書いた記事なので、更新されなくなって数年後の記事と考えられます。
アイはメンバーへの思いを書き残しており、仲が悪くなった後もずっと仲直りしたかったようです。
更新されなくなったブログをメンバーの誰かが読むことに、わずかな望みを託してアイは仲直りのメッセージを残したのでしょう。
しかし、実際に記事が読まれたのは、アイが死亡してから16年後でした。
記事を読んだメンバーは弱音を吐くアイを認めることができず、記事を削除しています。
【推しの子】アイの携帯電話のパスワードについてまとめ
【推しの子】の謎の1つ、アイの携帯電話のパスワードについてネタバレ解説しました。
パスワードは本編では序盤に登場しただけで、それほど大きな謎として取り上げられていません。
ただ、パスワードはアイの心情を表したもので、小説のタイトルにもなるほど重要なものでした。
【推しの子】映画編では、アイの半生を描いた15年の嘘が制作されます。
15年の嘘はアクアが父親に復讐するための作品ですが、アイの心情が反映された内部になりそうです。
パスワードの謎は、今後の【推しの子】の展開にも関わってくるかもしれません。