ガーリングの三日月のような髪にも意味がある

ここからはフィガーランド家と月の関連性について、考察していきます。

皆さんガーリング聖を初めて見た時、非常に個性的な髪型に目が行きましたよね?
この「私は三日月と関係がある」と言わんばかりの髪にも、意味があると筆者は考察しています。

まず三日月は古代エジプトにおいて、月を象徴する文字として使用されていました。

そして月はその満ち欠けの様から「修復する」という意味を持っています。
筆者は、それこそがフィガーランド家が持つ使命だと考えました。

フィガーランドは「世界の修復」を行う者?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ご存知の通り、フィガーランドは神の騎士団として、「天竜人を裁く天竜人」という立場にあります。

それはミョスガルド聖を処刑したように、「異分子を排除して天竜人社会を修復する」役割とも捉えられないでしょうか?

このことを頭に置いて、同じフィガーランドの血を引くシャンクスの行動を思い出してください。

白ひげと対峙した時も、頂上戦争の際にも、世界の異常を正すために動いたのがシャンクスでした。

このことから、三日月は「世界の修復」を担う、フィガーランド家の象徴なのではないか?と考えています。

「ワンピース」28話の扉絵に伏線が?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

フィガーランド家の象徴である三日月。
実はそんな三日月を使って、シャンクスがフィガーランドである伏線は、以前から貼られていました。

まず原作28話にて、サブタイトル「三日月」とつけられたその回の扉絵に、なぜかシャンクスが登場しているのです。

この回にシャンクスは全く関与していないのに、この登場の仕方は何か意図を感じさせられます。
作者である尾田氏が扉絵に伏線を貼るのは有名で、今回も20数年越しの伏線回収となったのかもしれません。

古代エジプト神の左目は”月の象徴”

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

またシャンクスと三日月の関連性はこれだけではありません。

実は古代エジプトの天空神ホルスは、右目が太陽、そして左目が月の象徴とされています。
作中で左目と言えば、シャンクスが、黒ひげに3本の傷をつけられたのも左目ですね?

そして、この考えを元に黒ひげがシャンクスの血縁が、フィガーランド家であることを知っていたと仮定しましょう。

するとアニメ版で追加された「似合ってるぜその傷」というセリフが、シャンクスの「三日月が象徴」である血縁を皮肉ったものに受け取れないでしょうか?

フィガーランド家についての考察まとめ

ここまでフィガーランド家について考察してきました。いかがだったでしょうか?
シャンクスがフィガーランドであることや、天竜人ではないか?ということは、かなり前から考察はされていました。

しかしその血が神の騎士団や、月に縁があるものと判明すると、一気に点と点が繋がったような感覚に陥ります。

1086話はフィガーランドだけでなく様々な情報が明かされたので、1ヶ月の休載を利用して、しっかり整理したいですね!

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