【ワンピースネタバレ考察】宝を奪われたのはロックス海賊団!ゴッドバレー事件を考察
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

38年前の回想でとうとうロックス海賊団が登場しました。
しかし、ロックス海賊団がゴッドバレーにやって来た理由はかなり意外なものでした。

人間狩りの賞品・ゴッドバレーに集結した戦力・ロックスの強さなど、ゴッドバレー事件について考察していきます。

ゴッドバレー事件のさまざまな事実が判明

先住民一掃大会始まる
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

人間狩りの賞品はハチノスから奪われたもの

ゴッドバレーで行われた人間狩りの賞品は、海賊島ハチノスから奪われたものだと示唆されました。
1096話で人間狩りの優勝者には、豪華賞品が用意されていると明言されました。

その直後に、ガープとコングの会話で海賊島ハチノスの宝が奪われ、海賊がそれを取り返しに来たことが判明

人間狩りの豪華賞品は、海賊島の宝だったようです。
ゴッドバレーにロックス海賊団が現れたのは、宝を取り返そうとした可能性が高くなりました。

ゴッドバレーは多数の海賊団に襲撃されていた!

ゴッドバレー事件では、ロックス海賊団・ロジャー海賊団以外にも多数の海賊がゴッドバレーを襲撃したことが判明しました。

ゴッドバレー事件は、天竜人のいるゴッドバレーをロックス海賊団が襲撃した事件とされています。ロジャーがロックス海賊団と戦ったので、ロジャー海賊団も来ていました

しかし、実際はそれ以外にも多数の海賊団が、ゴッドバレーに現れたことが1096話で明らかに
ロジャー海賊団は、ロックス海賊団の後から来た海賊団の1つに過ぎなかったようです。


ゴッドバレーに来た海賊はジニーが呼び寄せた囮だった!

ゴッドバレーを襲撃した海賊は、奴隷を逃がすための囮だったようです。
1096話でジニーが、窃盗・盗聴・通信のプロであることが判明

ジニーは、奴隷が逃げ出すためには囮が必要と考えていました。
ジニーは、ゴッドバレーに宝がある情報を外部に流すことで、囮になる海賊を呼び寄せたようです。

ロックス海賊団も、ジニーが呼び寄せた囮だったことになります。
歴史的大事件だと思われたゴッドバレー事件が、奴隷の少女が扇動したものだったとはかなり驚きの展開です。

ガープはロジャーを捕まえに来ただけだった

1096話で、ガープはロックス海賊団と戦いに来たのではなく、ロジャーを捕まえに来ただけだったと判明しました。

ゴッドバレー事件が発生した時点で、ガープは休暇中だったようです。
コングからゴッドバレーが海賊に襲われた連絡が来ますが、ガープは興味を示しません

海賊島の宝を盗んだから、海賊が取り返しに来るのは当然と考えていたようです。
しかし、ロジャーもやって来たことを聞くと、あわててゴッドバレーに向かうことに。

ガープはロジャーを捕まえたいだけで、ロックス海賊団にはほとんど関心がなかったようです。
また、コングとのやり取りから、ガープは人間狩りについて何も知らないと思われます。

人間狩りの賞品に関する考察

ジニーは盗聴・通信のプロ
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

一番の目玉はウオウオの実でもニキュニキュの実でもない「アレ」?

人間狩りの賞品の一番の目玉は、海賊島の宝で「アレ」と呼ばれるものだった可能性が高いです。
人間狩り大会の賞品には、ウオウオの実とニュキュニキュの実があることが確定

一方、ガープが「アレは海賊島の宝だ!!」と言う謎の宝も、賞品になっている可能性が高いです。
名前が伏せられていることや多くの海賊がやって来たことから、「アレ」は相当重要な宝と考えられます。


ロックス海賊団は儲け話に必要な「アレ」を奪われた?

ロックス海賊団は儲け話のために集められた集団ですが、「アレ」とは儲け話に必要な宝だった可能性があります。

1049話のカイドウの回想で、仲間が「カイドウ大事件だ!!すぐに来い!!!ゴッドバレーに行くぞ!!!」と言っているシーンが描かれました。

ゴッドバレーに盗まれた「アレ」があると判明して、取り返しに行こうとしたのでしょう。
ロックス海賊団総出で取り返そうとしているため、「アレ」が相当重要なのは確実です。

「アレ」がなければ儲け話が実現できないなら、ロックス海賊団が必至で取り返そうとするのもわかります。

奪われた「アレ」は世界をひっくり返すのに必要なもの?

海賊島から奪われた「アレ」は、世界をひっくり返すのに必要ものの可能性も高いです。
1096話では、ロジャー海賊団も何かを求めてゴッドバレーに登場しました。

展開的にロジャー海賊団も、「アレ」を手に入れようとしている可能性が高いでしょう。

「アレ」は、ひとつなぎの大秘宝ワンピースを手に入れて、世界をひっくり返すのに必要なものなのかもしれません。

アレはロジャーに奪われた?

「アレ」は、最終的にロジャーに奪われたのかもしれません。
ゴッドバレー事件の顛末や「アレ」の行方は、1096話では描かれませんでした

しかし、「アレ」が世界をひっくり返すために必要なら、ロジャーが手に入れた可能性が高いです。
ロジャーにアレを奪われ、ロックスがいなくなったことでロックス海賊団は消滅したのかもしれません。

「アレ」の正体はロードポーネグリフ?

ロジャー海賊団が手に入れようとした「アレ」は、ロードポーネグリフとも考えられます。
ラフテルへの道を示したロードポーネグリフなら、「アレ」の条件に当てはまりそうです。

ただ、ロードポーネグリフを天竜人が、人間狩りの賞品にはするかは微妙です。
また、人間狩りの賞品は、6つの宝箱に入っていると考えられます。

ロードポーネグリフは、宝箱に入らない大きさなので「アレ」ではなさそうです。
ロードポーネグリフの写しが、宝と呼ばれるとも考えにくいです。

ゴッドバレー事件の戦力についての考察

ロックス海賊団登場
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

ロックス海賊団はそれほどの脅威ではなかった?

実はロックス海賊団は、それほどの脅威ではなかった可能性も出てきました。
1096話の回想で、ロックス海賊団がゴッドバレーを襲撃します。

現場は大混乱になりますが、天竜人が襲われる様子などは描かれませんでした。
その後もぞくぞくと海賊団がやって来ますが、神の騎士団は冷静に迎え撃つ姿が描かれています。

情報を知らされたガープも、「十分な護衛はつけたんだろ?なぜ怯える」と全く事態を重く見ていませんでした

ロックス海賊団の総戦力は最強だと思われますが、協力しないせいで脅威と見なされていないのかもしれません。
また、天竜人・海軍側の戦力が強力だったのは間違いなさそうです。

天竜人だけでもかなりの戦力?

ゴッドバレー事件が発生した際、天竜人だけでもかなりの戦力だった可能性があります。
1096話で、人間狩りを行う天竜人の狩人ハンターは200人と判明しました。

それに対して標的の脱兎は10万人いますが、3週間以内に全員殺される予定になっています。
200人だけで10万人の脱兎を皆殺しにできると考えると、天竜人の狩人はかなり強そうです。

ガーリング聖が圧倒的な優勝候補というわけでなく、優勝を狙う天竜人も何人か登場しました。
ガーリング聖以外に、神の騎士団のメンバーが来ていることも明らかに。

ガーリング聖は四皇並みの強さの可能性もあり、天竜人だけでも簡単に負ける戦力ではなさそうです。
神の騎士団は海軍を下げて、自分たちで戦おうとしており、返り討ちにする自信があったのでしょう。

ゴッドバレーには大将がいた可能性も

ゴッドバレーに来ていた海軍の中には、大将がいた可能性もあります。
狩人の天竜人が200人いることが判明しましたが、家族や見物人を考えるとその数倍の天竜人がいる可能性が高いです。

ワンピースの世界では天竜人が殴られただけで、現場に大将がやって来ます。
これだけの数の天竜人がいる以上、海軍の護衛は相当な戦力でしょう。

サターン聖もゴッドバレーに来ており、海軍の護衛の中には大将がいないのは不自然です。
ガープが十分な護衛と言っていたことからも、天竜人の集団を守れる戦力が集まっていたはずです。

ただ、コングはかなり慌てた様子で、ガープにゴッドバレー行くように言っていました。
ガープが来て安堵していた海兵も多く、何らかの理由で大将はいなかったのかもしれません。

ロジャーとガープが手を組んだのは捏造?

ロジャーとガープ手を組んでロックス海賊団を倒したのは捏造の可能性も出てきました。
ロジャーは宝を奪いに来た可能性が高く、ガープはロジャーを捕まえに来ただけです。

2人ともロックス海賊団に興味がなく目的も違うため、力を合わせてロックス海賊団と戦うとは思えません

ゴッドバレーを脱出したイワンコフは政府に不都合な情報が出ていないと言っており、ニュースが捏造された可能性があります。

ただ、ロジャーとロックスが言い争うセリフが描かれており、2人が戦った可能性は高いです。
三つ巴の戦いの結果、ロックスが倒れたことでロジャーとガープが共闘したことなったのかもしれません。

ロックスについての考察

ロックスとロジャーの激突?
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

実はロジャーより弱かった?

38年前は最強と思われたロックスですが、ロジャーよりも弱かった可能性が出てきました。
1096話でロックスが、先頭に立ってゴッドバレーに乗り込んでいたことが判明しました。

実は弱いという予想もありましたが、ロックスがかなり強いことは間違いないでしょう。
ただ、ロックス海賊団のメンバーは、ロックスを恐れていたようには見えません

ロックスが、圧倒的に強かったというのはなさそうです。
ガープはロックスを気にかけておらず、コングもロジャーがゴッドバレーに来たことを警戒していました。

海軍も、ロックスよりロジャーを脅威と考えていたように見えます。
当時から、ロジャーの方がロックスより強かったのかもしれません

馬鹿にされているがカリスマ性がある可能性が高い

ロックスは白ひげに馬鹿呼ばわりされていますが、何らかのカリスマ性があったと思われます。
ロックス海賊団は、自分勝手に行動する人間ばかりでまとまりのない集団だったようです。

白ひげが「誰が部下になった」と言っているように、誰もロックスをリーダーだと認めていないように見えます。

957話で「儲け話の為にかき集められ生まれた」と言われていますが、海賊団という自覚もなかったのかもしれません。

ただ、ロックスが大物海賊を一つの集団にまとめたことは事実であり、それだけのカリスマ性があった可能性が高いです。

馬鹿にされながらもどこか認められていると考えると、ルフィに似ているようにも見えます。

ゴッドバレー事件の考察まとめ

ロジャー海賊団とガープも到着
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

新たに判明した事実を元に、ゴッドバレー事件について考察しました。
ロックスはそこまで強くなさそうな雰囲気でしたが、姿が描かれなかったのが不気味でもあります。

「アレ」と呼ばれる謎の宝の存在も判明し、ひとつなぎの大秘宝を争奪戦に影響する可能性も出てきました。

ゴッドバレー事件は改めて描かれる可能性が高いので、詳細が明かされることに期待しましょう。

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