友人と権力に挟まれ苦しんでいる

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

黄猿はベガパンクを「殺したいわけない」と語っています。

しかし、ベガパンクは完全な海軍側ではありません。

そして戦闘丸も海軍ではなく、ベガパンクの仲間です。
くまもボニーも海賊で、任務となれば戦わなければならない相手。

黄猿の友人は、黄猿と同じ立場に屈しない人間ばかりのようです。

そうなれば当然黄猿は、友人と権力に挟まれ苦しむことになるでしょう。

裏切り者を処する機会が多い

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

「ワンピース」1100話では、ドレークが黄猿の元部下だったことが判明しました。

そしてドレークと黄猿といえば、シャボンディ諸島で相対したことが記憶に新しいですね。

ドレークはSWORDなので、正確には海賊になった裏切り者ではありません。

しかし、誰がSWORDなのか?を黄猿は把握していなかった可能性があります。

そのため黄猿からすれば、海賊に落ちた部下、海賊の味方になった友人、海賊の友人と、裏切り者を処する機会が非常に多いのです。

こう考えると黄猿に同情の気持ちが湧いてきませんか?

私からすればくまと同じくらい、解放されるのを望んでいるのは黄猿です。

黄猿の思想に関する考察まとめ

以上がくまの思想に関する考察になります。

当初は血も涙もない仕事人という印象だった黄猿。

話が進むにつれて仕事と私情の間で揺れる、非常に人間臭い人物だということが分かってきました。

当初はルフィに立ち塞がる強敵として憎い感情もありましたが、今となっては同情の気持ちも強く湧いてきます。

黄猿もくまやボニーと共に幸せになって欲しい限りですね。

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