五老星は人間ではなく悪魔?

ゴムゴムの実・五老星・伝説
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

五老星は不老の可能性が高いだけでなく、人間とは思えないようなセリフが多いです。
ここでは五老星が、悪魔である可能性について考察します。

取り上げるセリフはサターン聖のものが多いですが、五老星が自分たちを我々と表現していることから五老星は同族と仮定しています。

自分を人間扱いしていない発言が多い

サターン聖は、自分のことを人間扱いしていない発言が多いです。
サターン聖は「人間の命など虫だと思え」「虫けらの気持ちを理解しろと言うのか?不可能だ」など人間を見下した発言をしています。

自分を神だと思っている天竜人なら、当然の発言かもしれません。
しかし、サターン聖の発言は傲慢さの感じられる他の天竜人とは違い、根本的に人間とは異なるちぐはぐさがあります。

特にワンピース1104話の発言は下界の人間を見下しているというよりも、天竜人を含めた人類と自分を根本的に別の存在と考えている印象を受けます。

五老星は人間ではなく、悪魔だからこのような発言が多いのではないでしょうか?
五老星は悪魔の実の能力で変身したのではなく、変身後が本来の姿かもしれません。

人間を見下しているのに約束(契約)は守る

サターン聖は人間を見下しているのに、取引の約束(契約)は守ろうとしています。
サターン聖はくまに理不尽な取引を持ち掛けており、卑劣なのは確かです。

しかし、サターン聖は取引の約束自体は律義に守ろうとしているようです。
ヨークと取引する際の態度を見る限り、サターン聖だけでなく、五老星は約束を守るのではないでしょうか?

1104話では約束を破ったように見えたベガパンクを非難しており、約束に異常なこだわりがあるようにも見えます。

基本的に悪魔は、取引の約束(契約)は守るものです。
五老星が悪魔なら、見下している人間との約束を守るのも当然でしょう。

年齢操作が効かない

ボニーの年齢操作が効かなかったのも、五老星が悪魔である伏線の可能性があります。
ワンピース1103話で、サターン聖にはボニーの年齢操作が効きませんでした。

過剰な覇気で能力を無効化しているような描写もなく、能力は無効化されていない可能性が高いでしょう。

サターン聖は多少操作したくらいでは若くならないほど、長く生きているのかもしれません。
不老手術で歳を取らないから、年齢操作が効かなかったとも考えられます。

ただ、五老星が悪魔だと考えれば、寿命がないので年齢操作が効かないのは当然でしょう。

サボの「世界のてっぺんに地獄がある」発言は伏線?

サボがイム様を見た時の発言は、五老星が悪魔であることの伏線かもしれません。
サボは変身したイム様と五老星を見た時に、「世界のてっぺんに地獄があるとは」と言っています

サボは比喩表現で言ったと思われますが、これはイム様と五老星の姿を見て地獄だと感じたということでしょう。

地獄にいるのは鬼か悪魔なので、サボの発言は五老星が本物の悪魔であることの伏線とも考えられます。

五老星とイム様の関係を考察

イム様に跪く五老星
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

五老星のモチーフは「かいじゅうたちのいるところ」?

五老星のモチーフは、絵本の「かいじゅうたちのいるところ」だと考察されています。
「かいじゅうたちのいるところ」は、主人公の少年がかいじゅうの住む島の王様になる物語です。

五老星の変身した姿と絵本に登場するかいじゅうがそっくりだったために、モチーフだと言われるようになりました。
イム様が子供のように見えたことも、モチーフだと言われた理由の1つかもしれません。

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