【転スラ】ギィ・クリムゾンは最強最古の魔王!強さや能力・驚きの正体を解説
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

ギィ・クリムゾンは、転スラに登場する魔王の中でも最強と呼ばれています。
主人公の強敵になりそうなキャラですが、魔王という名前からは想像もできない役割を持っています。

ギィの強さや能力、過去や意外な正体について解説します。

【転スラ】ギィ・クリムゾンとは?

原初の赤(ルージュ)と呼ばれる原初の悪魔

玉座に座るギィ
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

名前ギィ・クリムゾン
EP4000万近く
種族ランク上位魔将アークデーモン悪魔公デーモンロード悪魔王デヴィルロード
称号原初の赤ルージュ、世界の調停者、暗黒皇帝ロードオブダークネス
所属白氷宮
ユニークスキル傲慢者プライド
究極能力アルティメットスキル傲慢之王ルシファー深淵之神ノーデンス
声優石田彰

ギィは悪魔の中で最初に生を受けた原初と呼ばれる存在で、その中でも最も早く生まれた原初の赤です。
創造神の次に生まれたとされており、途方もなく長い時間を生きています。

悪魔が住む精神世界で最強の存在として畏怖されており、戦争中の国に召喚されたことで人間の住む世界に現れました

世界を守るのが役割の調停者にして最古の魔王

ギィの過去
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ギィは創造神に調停者の役割を任された悪魔で、世界で最初に魔王になった存在でもあります。

創造神・ヴェルダナーヴァは、発展しすぎた人間のせいで世界が滅びることを恐れていました
ヴェルダナーヴァは、ギィに世界を守る調停者になるように頼みます

ギィは恐怖心を与える事で人間の暴走を防げると考え、自ら魔王と名乗るようになりました。
ヴェルダナーヴァの娘・ミリム、精霊女王のラミリスも最古の魔王と呼ばれていますが、ギィが正真正銘の一番古い魔王です。


傲慢だが度量の大きな性格

ベレッタの参戦を認めるギィ
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ギィは傲慢ですが、かなり度量が大きく気配りもできる性格でもあります。
ギィは自信家で自分が認めない相手に興味を示さない反面、認めた相手に対しては寛容です。

場合によっては自分の方から折れて、相手の機嫌を取ろうとするなど意外に温厚な性格と言えます。
部下のミスに対しても反省を促すだけで許すなど、原初の悪魔の中では下の者に対する態度はかなりまともです。

我の強い魔王達のまとめ役もしており、調停者として世界のバランスを保つことにも非常に気を使っています。

自分の意志で性別を変えられる

ギィは基本的に男の姿をしていますが、女の姿になることも可能です。
男の姿は戦うのに有利ですが、女の姿は演算能力が高く難しい魔法を使うのに向いています

アニメや小説版ではセリフだけですが、Web版では実際に女の姿になりました。

【転スラ】ギィ・クリムゾン強さやスキルを解説

ヴェルダナーヴァ以外には無敗の作中最強キャラ

クレイマンに戦うように言うギィ
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ギィは、世界を作り出したヴェルダナーヴァ以外には負けたことがない作中最強クラスのキャラです。
ギィの判明している限りの戦績は以下の通りです。

ミザリー・レイン原初の悪魔2人を同時に相手にして勝利
ディアブロ引き分け
ヴェルダナーヴァ敗北
巨人軍団始原の七天使が苦戦する相手に1人で勝利
幻獣王イヴァラージェ3ヶ月戦い異世界に逃げられる
ヴェルザード引き分け
ルドラ・ナスカ引き分け
ミリム引き分け

創造神のヴェルダナーヴァ以外に負けたことはなく、引き分けた相手は作中最強クラスのキャラばかりです。
加えてギィは成長を続けており、作中では常に余裕のある存在として描かれています。

Web版では最終決戦後に、リムルからラスボスのユウキよりも強そうと言われていました。
作中ではヴェルダナーヴァは過去の存在であり、現代ではギィが最強なのかもしれません。


ユニークスキル:傲慢者(プライド)

ワルプルギスを提案されるギィ
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ギィの精神から生まれたとされる大罪系のユニークスキルです。
以下のような権能を持つことが明かされています。

  • 人間の精神を操作できる
  • 相手を永久に封印する
  • 対象を捕食して解析できる

複数のユニークスキルを1つにしたようなスキルで、アルティメットスキルに匹敵するとも言われています。

アルティメットスキル:傲慢之王(ルシファー)

11巻の原初の悪魔
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

傲慢者が進化した大罪系のアルティメットスキルです。
対象のスキルをコピーして、自分のものとして使用できます。

ただ、コピーするだけでなく、能力を調整して自分が使いやすい形に最適化
スキル本来の持ち主が使いこなせない能力でも、ギィは調整して使いこなすことが可能です。

アルティメットスキル:深淵之神(ノーデンス)

漫画18巻表紙のギィとリムル
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

傲慢之王が進化して、より強力になったアルティメットスキルでWeb版のみに登場しました。
ギィが、イメージしたものを作り出す「万有具現能力」という権能があります

Web版では破壊された自分の城を能力で作り直そうとしていました。

元素魔法:熱龍炎覇(ナパームバースト)

16巻表紙のギィ
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

灼熱の炎を飛ばして攻撃するギィの得意な元素魔法です。
魔法としては特殊で、実際に酸素を燃やして炎を作り出しています

【転スラ】ギィ・クリムゾンの過去

冥界から召喚され悪魔王に進化

ギィ・クリムゾンは召喚主を裏切っている
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

冥界にいたギィは戦争に勝つために召喚され、大勢の魂を得たことで悪魔王に進化しました。
ギィは戦争に勝利するために召喚されますが、敵国を滅ぼした後に召喚者の国も壊滅させます。

ギィは自分が殺した大勢の魂を得ることで受肉し、自分に名付けを行うことで悪魔王に進化します。
ギィと言う名前は、「ギィヤァー」という断末魔から付けられた名前です。

ギィは悪魔王になったことで、冥界にいた時の力を基軸世界でも振るえるようになりました。
ギィは自分の配下となっている原初の青と原初の緑を召喚し、レイン・ミザリーと名付けをします。

人間のさまざまな文化に触れることになったギィは、人間に理解を示すようになり、人間との共存を考えるようになりました。

ヴェルダナーヴァと戦い調停者となる

リムルに興味を持つギィ
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ギィはヴェルダナーヴァと戦った後に調停者となり、ヴェルザードを相棒にします。
ギィは最初の竜種ヴェルダナーヴァに挑戦しますが、圧倒的な力の差で惨敗

ヴェルダナーヴァに気に入られたギィは、世界を守る調停者となるように頼まれます
ギィは人間の脅威である魔王となって、恐怖心を抱かせることで世界を守ることになりました。

ギィは各地で強者と戦いを続けていましたが、ヴェルダナーヴァの妹のヴェルザードが現れます。
ヴェルザードはギィが兄に認められたことが気に入らず、ギィに戦いを挑んできました。

アルティメットスキルを持つヴェルザード相手に、ギィはユニークスキルで互角の戦いを繰り広げます。
ヴェルザードはギィと一緒に行動するようになり、ギィも彼女を相棒と認めるようになりました。

ヴェルダナーヴァに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

勇者ルドラ・ナスカに二度目の名付けをされる

ボロボロになったギィとルドラ
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ギィの前に、世界で最初に生まれた勇者ルドラが現れ、「ギィ・クリムゾン」の名前を付けます。
勇者ルドラは、魔王ギィを倒すために戦いを挑みます。

しかし、ギィの名前がおかしいと言い出したルドラは、戦闘中なのに「ギィ・クリムゾン」の名付けを行い気絶
新しい名前をもらったギィは、さらに進化します。

ヴェルダナーヴァの友人だったルドラは、愛と協調で人類を統一することが目的です。
ルドラは、調停者のギィに認められるために戦いを挑んでいました。

ギィとルドラの主張は対立し何度も戦いますが、次第に友情が芽生えることに。
本気で戦うことができなくなった2人は、お互いの手駒を争わせて決着をつけるゲームを二千年以上続けることになります。

ルドラに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

【転スラ】ギィ・クリムゾンの登場シーン

リムルに興味を持ちワルプルギスで魔王と認める

リムルを魔王と認めるギィ
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ギィ・クリムゾンが初登場したのは、小説版6巻でリムルが魔王を名乗った直後です。
リムルが新たに魔王を名乗ったことで、クレイマンがワルプルギスを提案しギィは承諾。

ギィはラミリスがリムルに興味があると知って、関心を持つように。
レオンもリムルに関心があると聞かされて、リムルに強い興味を持つようになります。

ワルプルギスでリムルと出会ったギィは、クレイマンを倒したのを見て魔王と認めます
さらに、ギィはベレッタと話をしたことで、原初の黒がリムルの配下になったことにも気づいていました。

調停者としてリムルの存在を認める

リムルに難題を押し付けるギィ
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ギィは異質で大きな力を持つリムルを警戒しますが、最終的にリムルの存在を認めます。
ギィはリムルの配下になった原初の黒・ディアブロと再会し、他にも3人の原初の悪魔がリムルに従ったと知って驚愕。

ギィは大きな戦力を持ち、世界の均衡を崩しかねないリムルを警戒するように。
ギィはリムルの目的を見定まるために、テンペストに行くとディアブロと約束します。

ギィは自分が調停者だということを明かし、リムルが戦力を集める理由を問いただします。
ギィの話を聞いたディアブロは、リムルが豊かで安全な生活を保障することで人間と共存しようとしていると説明

ギィはリムルの理想を実現可能と判断し、どんな結果になるか見守ることにします。

【転スラ】ギィ・クリムゾンと関係の深いキャラクター

ヴェルザード

ギィの隣に立つヴェルザード
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ヴェルザードは、二番目に誕生した竜種でギィと共に行動する相棒です。

ギィと一緒にいる時は白髪に青い瞳の少女ですが、全力を出す時は大人の女性の姿になり、瞳も金色になります。
本来の姿は深海を思わせる青い瞳をした白く美しい龍です。

兄のヴェルザードが認めたギィに嫉妬して戦いを挑みますが、彼の力を認めて好意を持つように。
かなり嫉妬深い性格で、ギィが興味を持った相手に嫉妬することが多いです。

魔力量は弟のヴェルドラに劣りますが、自分の力を完全に制御しており、竜種の中でも2番目の実力を誇ります。

ヴェルザードに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

レインとミザリー

16巻挿絵のミザリー・レイン
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ギィに付き従うメイドですが、レインは原初の青・ミザリーは原初の緑と呼ばれる原初の悪魔です。
本来ギィとも同格の悪魔ですが、2人で組んで戦いを挑み敗北しています。

原初の悪魔は心核を破壊した相手に、忠誠を誓う性質があるためにギィの忠実な配下になりました。
ギィが自分に名前を付けた直後に召喚され、彼からレインとミザリーと言う名前を与えられています。

ギィは2人に身の回りの世話をさせるだけで、それ以外の仕事をさせることは少ないです。

レインに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

ディアブロ

尋常ではない気配のディアブロ
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ディアブロは原初の黒と呼ばれる原初の悪魔で、リムルの第二秘書を務めています。
はるか昔にギィと引き分けており、二番目に強い原初の悪魔です。

ギィ陣営以外の原初の悪魔を全員リムルの配下に引き込み、ギィに警戒される原因を作った張本人です。
最終的にディアブロがリムルの理想を熱弁し、ギィを納得させることにも成功しています。

ギィに対してはかなり態度が大きく、対応も冷たいことが多いです。

ディアブロに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

【転スラ】ギィ・クリムゾンについてまとめ

転生したらスライムだった件に登場するギィについて解説しました。
魔王と呼ばれていますが、世界の安定が目的という珍しいキャラクターです。

ギィの今後の活躍に注目しましょう。

おすすめの記事