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Web版と書籍版で元の姿の性別が異なる
魔王カザリームはWeb版と書籍版では、元の姿の性別が異なる設定です。
Webは男性だったのに女性の体に憑依していますが、書籍版では元の性別も女性でした。
カザリームが男性口調なのは妖死族になった際に、男性の姿になったからとされています。
Web版では元の姿が男性だったため、カガリの肉体はカザリームに不評でした。
書籍版では本来のカザリームが女性のため、不服そうにしながらも内心は気に入っています。
また、書籍版ではユウキはカザリームのために、生前に近い外見の肉体を用意したようです。
漫画やアニメの設定は、書籍版と同じになっています。
Web版では詳細不明だが書籍版ではエルフの王女
Web版のカザリームは生前の情報がほとんどありませんが、書籍版ではエルフの王女という設定です。
Web版のカザリームは、性別が男性だったこと以外詳しい情報は明かされていません。
自分たちが楽しく暮らせる場所を作るために魔王になったらしいことだけが判明しています。
小説版のカザリームは、超魔導大国に生まれたエルフの王女でした。
妖死族にされた上に、人には見せられないような顔にされるという悲惨な目に遭っています。
小説版では男性に変えられたような扱いになっていますが、厳密には妖死族は性別が無いため、外見が男性的になっただけのようです。
【転スラ】書籍版カザリームの過去を解説
超魔導大国ソーマで育つが魔導大帝ジャヒルに妖死族にされる
カザリームは超魔導大国ソーマの王女として生まれますが、魔導大帝ジャヒルによって妖死族に変えられてしまいます。
カザリームは、エルフの楽園だったソーマの王女として幸せに暮らしていました。
しかし、国王の体を乗っ取ったジャヒルの手によって、大勢の国民と一緒に殺害されてしまいます。
カザリームは蘇生されますが、妖死族にされた上に外見も醜悪な姿に変えられてしまいました。
彼女の容姿を醜くしたのは、ジャヒルの悪意です。
自分の顔を人に見られたくないカザリームは、仮面を被るようになりました。
ミリムによりソーマを滅ぼされる
ジャヒルに道具のように扱われていたカザリームですが、ミリムの手によってソーマは滅亡します。
ソーマを支配し好き放題を続けたジャヒルは、竜皇女ミリムの力を手に入れようとして親友の子竜を殺害。
怒りと悲しみで我を失った竜皇女はソーマを破壊しつくし、大帝も姿を消すことに。
大勢の犠牲者が出ることになりましたが、カザリームは解放されました。
妖死冥産でクレイマン・ティア・フットマンを生み出す
生き残ったカザリームは、禁呪の妖死冥産で配下の妖死族を誕生させます。
国が滅び1人になってしまったカザリームは、愛する人たちのことを思い出します。
彼女は、死んだ者たちを復活させるために妖死冥産を発動。
エルフ達の亡骸の中から、クレイマン・ティア・フットマンが生まれました。
3人は普通の外見でしたが、カザリームのことを思って全員仮面を付けるようになります。
カオスドラゴンに襲撃されて勇者サリオンをラプラスにする
カザリームは生き残っていたエルフ達と国を再建しようとしますが、カオスドラゴンに襲われます。
カオスドラゴンはジャヒルに殺された子竜が、意志を持たない邪悪な竜になった存在でした。
汚染されたソーマは誰も住めない土地になり、生き残りもダークエルフになってしまいます。
カザリームは仲間を連れて、別の土地に逃げ延びました。
竜と闘うために戻ったカザリームが見たのは、死にかけた勇者サリオンでした。
彼女は瀕死のサリオンを、ラプラスとして復活させます。
ラプラスに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。