【転スラ】ヴェルグリンドは最強の竜種でヴェルドラの姉!強さやルドラとの関係を解説
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

ヴェルグリンドは転生したらスライムだった件に登場する竜種の1人で、ヴェルドラの兄弟です。
東の帝国の元帥として登場しますが、人間の姿で帝国にいる理由は意外なものでした。

ヴェルグリンドの強さや究極能力、ルドラとの関係について解説します。

【転スラ】ヴェルグリンドとは?

世界最強の種族・竜種の次女

写真に写ったヴェルグリンド
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

名前ヴェルグリンド
種族竜種
称号灼熱竜カーディナル
EP7435万0087
所属東の帝国
究極能力アルティメットスキル救恤之王ラグエル炎神之王クトゥグア

 

ヴェルグリンドは、世界最強の種族である竜種の次女です。
ヴェルダナーヴァとヴェルザードの妹で、ヴェルドラの姉であり、竜種の中では3番目に誕生しました。

灼熱竜の異名を持つ巨大な竜ですが、普段は青い髪と金色の瞳を持つ美女の姿をしています。
ヴェルドラは彼女に何度もボコボコにされているため、現在も恐怖の対象の1人です。

初登場は小説版の12巻で、漫画版ではまだ登場していません。

東の帝国の守護竜にして元帥

ルドラに寄り添うヴェルグリンド
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ヴェルグリンドは東の帝国の守護竜で、軍の元帥も務めています。
皇帝ルドラ・ナスカは数千年間皇帝として君臨しており、ヴェルグリンドはずっと側近として仕えてきました。

国を守る竜として崇められる存在ですが、グリンドという偽名で元帥の地位についています。
ただし、竜が元帥だという事実を知っているものは少ないです。

軍を指揮する能力は優秀ですが、政治的なことにはあまり関心がありません。
お金にも興味を持ちませんが、それ以外のワイロには弱いようです。

ルドラの恋人でもあり、彼の側を離れるのを嫌がって、大抵の要件は分身を使用して解決しています。
作中では、次元を超えても彼を追いかけ続ける純愛を貫きました。

【転スラ】ヴェルグリンドの強さ・能力を解説


桁外れの強さを持ち死亡しても復活する

平原に立つヴェルグリンド
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ヴェルグリンドは竜種らしく桁外れな強さを誇り、死亡しても時間が経てば復活する存在です。
7000万以上という膨大な魔素を持ち、魔力や肉体的な強さも他の種族とは比べ物にならないほどの強さを持ちます。

竜種は肉体と精神が全て滅んでも時間が経てば復活するため、文字通り不滅の存在です。
ただし、心核を砕かれると記憶や人格が元に戻らない場合があり、原初の悪魔に比べると不滅性では劣ります。

火を操る灼熱竜だが能力の本質は加速

魔王連合に加わったヴェルグリンド
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ヴェルグリンドは灼熱竜の異名の通り、炎を操りますが、その能力の本質は事象の加速です。
物体を加速させることで熱と炎を生み出し、自身も竜種で最も早く移動できます。

時間を加速させることもでき、停止した時間の解除も可能です。

全員が本体の分身体・並列存在を生み出せる

東の帝国の最大戦力
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ヴェルグリンドは、並列存在と呼ばれる分身体を10人まで作ることが可能です。
生み出された並列存在は全てが本体であり、ヴェルグリンド自身となります。

並列存在の特性は以下のようになっています。

  • 1人作り出す毎に最大魔素量の10%が失われる
  • 分身を消すとその分の魔素が元に戻り、分身が受けたダメージは消える
  • 魔素量は全ての体で共有している
  • 全て本体なので分身しても基本スペックは変わらない
  • 10人に分かれると魔素が限界を超えるため、スペックが落ちる
  • 全員消滅しなければ復活できる

別々の場所で作戦が同時進行して行われる場合でも、並列存在を作れるヴェルグリンドは全ての作戦に参加できます。

【転スラ】ヴェルグリンドのスキルを解説


全てのエネルギーを操作する究極能力:救恤之王(ラグエル)

設定資料集のヴェルグリンド
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

究極能力の救恤之王は運動エネルギーを増加させ、対象のエネルギーを操るスキルです。
自分自身のエネルギー強化するのはもちろん、過剰なエネルギーを生み出して相手を消耗させることもできます。

加速破壊促進の権能は加速させることであらゆるものを崩壊させ、攻撃の威力を大幅に上げることが可能です。
救恤之王の権能を使用した技は、以下の通りになっています。

灼熱吐息バーニングブレス音速の数十倍の速度を持つ熱線
加速破壊促進を付与しているため、威力は一撃必殺
灼熱の抱擁バーニングエンブレイス熱量を暴走させた炎の壁に相手を閉じ込める技
一度閉じ込められる空間転位で逃げることも不可能
炎に触れただけで死亡確定
灼熱竜覇加速励起カーディナルアクセラレーション救恤之王の全ての権能と加速能力を併用した奥義
触れた瞬間にエネルギーが暴走して対象を崩壊させる

究極能力:炎神之王(クトゥグア)は次元を跳躍する権能を持つ

17巻表紙のヴェルグリンド
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

シエルの能力改編で、誓約之王と救恤之王が統合されたのが炎神之王です。
エネルギーを操る効率が良くなり、次元を超えることが可能になりました。

並列存在や多重存在にダメージを与える攻撃が可能となり、次元を跳躍して異世界へ移動することも可能です

天使系の救恤之王を持つヴェルグリンドは、天使長の支配で操られる可能性があります。
しかし、究極能力が炎神之王に進化したことで支配されなくなりました。

【転スラ】ヴェルグリンドの過去と性格

愛情深いが故に盲目になりやすい

キスするヴェルグリンド
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ヴェルグリンドはとても愛情深い性格で、ルドラや弟のヴェルドラに対する想いが描かれています。

ルドラの魂が並行世界に散らばった際は、彼の魂を持った人間の人生を見届けてから魂を回収し、復活したルドラと再会しています。
ヴェルドラがリムルに食い殺されたと思った際は、我を失うほどの怒りを見せていました。

一方で愛情が深いからこそ、盲目的になってしまうことも多いです。
ルドラの体を乗っ取ったミカエルに精神を支配されていたことに気づかず、ヴェルドラがリムルに殺されたと勘違いして無謀な攻撃をしかけています。

恋人のルドラとギィの戦いを見守り続ける

ボロボロになったギィとルドラ
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ヴェルグリンドは、恋人のルドラとギィの数千年間の高いを見守り続けていました。

ルドラとギィは以下のような目的を持っています。

  • ルドラ:世界を統一して人類が幸せに暮らせる世界を作る
  • ギィ:世界を守るために魔物の恐怖で人間を管理する

ルドラは自分の主張を認めさせるためにギィに戦いを挑み、親友になってからは手駒を動かして数千年間勝負を続けています。
ヴェルグリンドは現在に至るまで、ギィとルドラの勝負を見守り続けているのです。

【転スラ】ヴェルグリンドの登場回と活躍を紹介

ヴェルドラを支配するがリムルに捕食される

ヴェルドラ対ヴェルグリンド
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ヴェルグリンドは王権支配の権能でヴェルドラを支配しますが、リムルに捕食されてしまいました。
テンペストと帝国の戦争がはじまり、ヴェルグリンドは弟のヴェルドラを自分の陣営に引き入れようとします

ヴェルドラと一対一で戦いますが、はるかに強くなった弟にヴェルグリンドは苦戦強いられます。
ヴェルグリンドは仲間と協力し、ヴェルドラと戦うことを決意。

ダメージを受けたヴェルドラをルドラの王権支配で操ることに成功しますが、助けに来たリムルがヴェルドラを捕食します。

リムルに弟を食われたと思ったヴェルグリンドは、怒りのままに突撃し自分も捕食されてしまいました。

シエルの能力改編で炎神之王を獲得

天使軍対魔王連合
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

リムルに捕食されたヴェルグリンドは胃袋の中でヴェルドラと再会し、シエルの能力改編で炎神之王を獲得します。
捕食されたヴェルグリンドは胃袋の中でヴェルドラと再会し、弟が無事なことを理解

さらにリムルから、ヴェルグリンド自身がミカエルに支配されていることを知らされます。
さらにヴェルグリンドは、ルドラの最後の魂のかけらが肉体から抜け出したことを理解

ヴェルグリンドはルドラを助けるために、シエルの能力改編を受け入れて炎神之王を獲得します。
リムル自身も竜の因子を獲得して、5番目の竜種と呼ばれる存在です。

ルドラの魂の欠片を集め最後の欠片を持つマサユキと出会う

マサユキを見つけたヴェルグリンド
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ヴェルグリンドはルドラの魂を集めるために、異世界を渡り歩き、マサユキと出会います。
誓約之王を受け入れたヴェルグリンドは、ルドラの魂がどこにあるか感じ取れるように。

ヴェルグリンドは次元を超える力で異世界を移動し、ルドラの魂の欠片を回収していきました。
ヴェルグリンドは、最後に残りの魂の欠片をすべて持った少年マサユキを発見します。

ヴェルグリンドはマサユキの人生が終わるまで、欠片を回収するのも待つつもりでした。
しかし、ヴェルグリンドの持っていた欠片がマサユキに吸収され、彼は別の世界に移動してしまいます。

その後はマサユキとその仲間を守ると誓う

ヴェルグリンドとにらみ合うテスタロッサ
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ヴェルグリンドは、ルドラの魂をマサユキとその仲間を守ること誓い、リムルとも和解します。
ヴェルグリンドは、テンペストの地下迷宮にいたマサユキと再会

ルドラの生まれ変わりのマサユキは、ヴェルグリンドをかわいいと思い一目惚れしていました。
マサユキが三妖師のコルヌに追われていると知ったヴェルグリンドは、時空を超える攻撃でコルヌを瞬殺

ヴェルグリンドは、マサユキと彼が大切に思う仲間たちを守ると誓いました
帝国の守護竜に戻ったヴェルグリンドは、マサユキの望みに従ってリムルと敵対しないと約束します。

ルドラの生まれ変わりとして有名になったマサユキは、東の帝国の皇帝として正式に即位しました。

マサユキに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

フェルドウェイとの戦闘でルドラと再会する

19巻挿絵のヴェルグリンド
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

フェルドウェイとの戦いでマサユキが覚醒し、一時的に復活したルドラとヴェルグリンドは再開することになります。
王都騒乱編でマサユキとヴェルグリンドは世界会議に出席しますが、天使軍の攻撃を受けて戦闘に

マサユキは幸運領域で仲間を強化して戦闘に貢献しますが、突然めまいを覚えます。
突然のマサユキの不調に動揺したヴェルグリンドは、フェルドウェイの剣で貫かれてしまいます

激怒したマサユキはルドラの一時的に人格と力を取り戻し、圧倒的な強さでフェルドウェイを撃退
ルドラと思わぬ再開を果たしたヴェルグリンドは、喜びで号泣していました。

ルドラに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

【転スラ】ヴェルグリンドについてまとめ

転スラに登場するヴェルグリンドについて解説しました。
竜種の1人ですが、ルドラのためだけに生きているのが印象的なキャラクターです。

ルドラの生まれ変わりのマサユキがリムルを頼りにしていることもあり、今後も味方として活躍する可能性が高いでしょう。

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