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ナナチの魅力③:年上キャラならではの落ちついた言動
ナナチの年齢は、はっきりとわかっていません。外観上はレグやリコと同じくらいの年齢に見えます。
しかし、ナナチが初めてアビスに来た時は、すでにリコやレグと同じくらいの年齢で、その後、ボンドルドの元で、医学や薬学を学び、彼と袂を分かった後でも、第四層でミーティとともに、長い間暮らしていたので、リコやレグより年上のはずです。
そのため、ナナチの言動は大人びており、リコの治療をしているときにも、取り乱しているレグを叱咤して指示を出し、自らは落ち着き払って、冷静に彼女の症状を見定め、リコに適切な処置を施しました。
リコとレグの仲間となってからは、アビスで暮らした経験と知識を使って、2人をサポートするブレーンのようなポジションとなります。
また、リコとレグの恋愛ムードになると、照れてるレグをからかいながらも、年上の仲間らしく、2人の恋路を応援するような振る舞いもみせます。
ナナチの魅力④:実はウブ?そして意外な欠点もある
キャラクターの魅力とは、何も長所ばかりとは限りません。短所や欠点が魅力になることもあります。
ナナチの場合、リコとレグの関係をからかっているような描写こそありますが、自分自身は恋愛に関してかなりウブのようで、レグに顔を近づけられただけで、顔を赤らめたりしています(ナナチの性別の項を参照)。
また、薬学に精通しているにも関わらず、料理はかなり下手糞で、泥のようなシチューを作ってしまいます。味は口に入れたレグが、顔をしかめるくらい不味いようです(逆に不器用そうなリコは料理が上手)。
これは、ナナチが孤児で育ったために、あまりちゃんとしたものを食べることができなかったうえに、ミーティ以外の友達らしい友達もいなかったことから、恋も料理も知らずに今まで生きていたことが原因になっています。
漫画やアニメのキャラクターの短所や欠点には、時折、ストーリーに関わる大事な秘密があったりするので、見過ごしていいものではないのです。
そして、そのキャラクターの背景と短所を組み合わせてみると、違った一面が見えてくるのです。欠点もまた、そのキャラクターの大事な個性であり、魅力でもあるのです。
ナナチの欠点は、料理が下手糞で、自分の気持ちに関してはシャイなところです。しかし、それはナナチがかわいい見た目に会わず、ハードな人生を送っていたという証であり、それが彼女の個性や魅力になっているのです。
ナナチの魅力⑤:友達思いの優しい心
ナナチの最大の魅力は、友達思いの優しい心です。リコとレグに会った時も、タマウガチの毒にやられて死にそうになっているリコと、彼女にすがりついて泣いているレグを、放っておくことができなかったからです。
浮浪児だった頃、ナナチはこれと言った友達も仲間もいませんでした。
そんな、ナナチの前に現れたのがミーティでした。屈託のない彼女は、ナナチとすぐに仲良くなりました。
ナナチはミーティを、生まれて初めてできた親友であり、、自分の宝物と思ったのですが、ボンドルドの非情な実験は、2人に酷い運命を背負わせます。
ナナチは獣人となり、ミーティは不気味な生き物の姿に変えられ、自我も失くしてしまうのです。それでも、ナナチはミーティの友達であり続けました。
しかし、ナナチにミーティの姿を戻すことはできず、彼女の苦しみを解き放つには、安楽死しかないと思ったのです。
ナナチは、レグの火葬砲で、ミーティーを安楽死させようと決意しました。しかし、ミーティの安楽死を決行する直前、ナナチは彼女に縋り付き泣き出してしまいます。
それでも、ナナチは悲しみを堪えて、レグに火葬砲で、ミーティを消滅させてもらいました。
誰よりも、友達を思っているナナチは、自分の心が悲しみで張り裂けそうになっても、ミーティを救う方を選択したのです。
「メイドインアビス」ナナチの性別の考察
ナナチは男説
ナナチはかわいいけれども、性別はどっちなのか?とファンの間では議論のタネになっています。
一人称は「オイラ」で、言動も男っぽいので、ナナチの性別は男の子ではないかという説があります。
人間だった頃のナナチは、女の子のような見た目ですが、メイドインアビスの世界では、探窟家・オーゼンの弟子で、マルルクというキャラクターがいます。
こちらも性別不詳で可愛らしい見た目ですが、本人は男の子であることを、ほのめかす発言をしています。
マルルクが男の子だとしたら、ナナチの見た目が可愛らしいだけで、女の子と決めつけるわけにはいきません。
可愛らしい男の子である可能性もあるのです。