上弦の参 猗窩座(あかざ)

上限の参である猗窩座は好戦的で、強者との戦いを常に求める性格でした。
この強くなりたいという思いの理由は、彼の過去にありました。

繰り返し盗みを働いていた猗窩座を引き取った師範がいました。
悪事に使う拳を武の道で使うよう教え、さらには病弱だった娘の看病を任せるうちに恋心も芽生え、次第に猗窩座は更生していったのです。

しかし、道場をこの師範たちが使うことを快く思わない剣術道場の者たちが、猗窩座が不在の間に師範と娘を毒殺してしまいました。
猗窩座は剣術道場の者たちを皆殺しにし、その強さに目をつけた鬼舞辻無惨に鬼にされたのです。

強くなければ誰も守れない、そのような思いから猗窩座は鬼になってもなお強さを求めるのでしょう。

猗窩座が使用する技・血鬼術

猗窩座は素手で戦う体術を戦闘形式としており、破壊殺という血鬼術を使用します。
技の威力をあげる他、敵の探知なども可能です。

術式展開 破壊殺・羅針

この技で敵の隙や闘気を察知することができます。
煉獄杏寿郎との戦闘開始時に使用しました。

破壊殺・空式

空中で放った拳撃が地上にいる相手に降り注ぎます。
その衝撃の威力は煉獄杏寿郎をも圧倒するものでした。

破壊殺・乱式

衝撃波が発生するほどの拳による乱撃。
煉獄杏寿郎はこの技を「炎虎」にて、冨岡義勇は「凪」にて防ぎました。

壊殺・滅式

一瞬で間合いを詰めながら突進し、抜き手を放ちます。
この技で煉獄杏寿郎に致命傷を負わせました。

破壊殺・脚式 流閃郡光(きゃくしき りゅうせんぐんこう)

無数の蹴りを繰り出す技。
この技で冨岡義勇は離れた場所へ飛ばされました。

破壊殺 鬼芯八重芯(きしんやえしん)

目にも止まらぬ速さで繰り出される8連撃。
炭次郎は「灼骨炎陽」で応戦しました。

破壊殺・砕式 万葉閃柳(さいしき まんようせんやなぎ)

相手の頭上から強力な拳を振り下ろす技。
炭次郎はすんでのところで回避しました。

破壊殺・脚式 飛遊星千輪(きゃくしき ひゆうせいせんりん)

いたる方向から無数に蹴り上げる技。
炭次郎はこれをまともに受け、吐血するほどの傷を負いました。

終式・青銀乱残光(あおぎんらんざんこう)


広範囲にわたり高速で拳を繰り出す技。
この技で炭次郎と冨岡義勇2人に同時に襲い掛かかりました。

上弦の肆 半天狗

上弦の肆である半天狗は、常に何かに怯え、か細い悲鳴を上げて周囲には無害な老人という印象を植え付けています。
本体はネズミ程度の大きさしかなく、舌には「怯」の文字が刻まれています。

上弦の伍である玉壺(ぎょっこ)と共に刀鍛冶の里に襲いかかりました。
襲撃の際は、有力な柱と隊士を押さえ込む役割を担っていたようです。

豆知識
ガラの悪い男にぶつかった際、目が見えないフリをしたら見逃してもらったのと、色々な人が親切にしてくれるので、それから「目が見えない」と嘘をつきはじめ、泥棒などもやり始めました。

半天狗が使用する技・血鬼術

半天狗の血鬼術は鬼を生み出し自分の身を守ります。
本体は大した戦闘力を持っていない分、逃走に関しては徹底しているようです。

可楽(からく)

舌に「楽」が刻まれ、突風を放つ団扇を持ちます。

積怒(せきど)

舌に「怒」の文字が刻まれている鬼。
雷を放つ錫杖(しゃくじょう)を使います。

哀絶(あいぜつ)

舌に「哀」の文字を持っており、体術に優れる十文字槍の使い手です。

空喜(うろぎ)

「喜」の鬼。
高速で飛行し、超音波を発します。

僧珀天(ぞうはくてん)

積怒が他の三体を吸収した姿です。
雷や超音波など喜怒哀楽が持っていた力も使え、さらには木の竜を生み出し操る力を持ちます。

上弦の伍 玉壺(ぎょっこ)


複数の人体を切り分け、各部位を接いだような姿の鬼です。
本来目がある部分に口があり、額と口の部分に目があるほか、複数生えた短い腕など生理的嫌悪感を催す外見をしています。

ツボに身を潜め、どこからともなく現れる壺を伝って瞬間的に移動します。
また、探知能力に長け、刀鍛冶の里を探り当てました。
刀鍛冶の里襲撃の際は、里に住む刀鍛冶たちを根絶やしにすべく、血鬼術で壺から産み落とした無数の化物を放ち、里を混乱の渦に陥れました。

また、芸術家を自称しており、人としての尊厳を踏みにじるような「作品」を創り出しています。

玉壺が使用する技・血鬼術

千本針魚殺(せんぼんばりぎょさつ)


玉壺の持つ壺から飛び出された金魚が、無数の針を飛ばします。
針には毒が仕込まれており、ゆっくりと四肢の自由が奪われていきます。

水獄鉢(すいごくばち)

粘度の高い液体に対象を閉じ込める術。
水中であるため同時に呼吸も封じ込まれてしまうのです。

蛸壷地獄(たこつぼじごく)

壺から蛸の足に似た触手が現れ、相手を締め上げる術。
弾力に富み、生半可な刀では斬ることもできません。

一万滑空粘魚(いちまんかっくうねんぎょ)

壺から鋭い牙を持つ魚の大群が吐き出され、相手に食らいつく。
なお、魚の体液は経皮毒となっており、魚群を切り裂いても毒を浴びれば死に至ります。

神の手

生物・無生物の区別なく、触れたもの全てを魚に帰る恐るべき拳。
時透無一郎との戦いの最中で、真の姿を見せた玉壺が使いました。

陣殺魚鱗(じんさつぎょりん)

全身を覆う鱗を使い、高速で縦横無尽に飛び跳ねます。
触れるだけで相手を絶命させる「神の手」と併用されるため、極めて危険な術です。

上弦の陸 堕姫&妓夫太郎

吉原を根城にしていた鬼の兄弟です。
人が消えても詳しい捜査がされない土地柄なため、鬼にとっては生簀のような場所でした。

普段は堕姫が花魁として行動していますが、戦闘などの有事の際はその体内に潜んでいる妓夫太郎が出てくるようです。
首を切ってももう一方が生きていれば再生します。
さらに妓夫太郎は毒を使うため、ある程度の時間さえあれば柱でも仕留めきれずに死に至るのです。

兄弟で死にかけていた際に、当時上弦の陸だった童磨に見出され鬼となりました。

堕姫&妓夫太郎が使用する技・血鬼術

堕姫と妓夫太郎はそれぞれ、帯と毒鎌を使用します。

八重帯斬り(堕姫)

刃物のように研ぎ澄まされた8本の帯で、敵の退路を塞ぎながら斬り裂きます。
炭次郎に向けて使用しましたが、炭次郎は全ての帯を「灼骨炎陽」で切断しました。

飛び血鎌(妓夫太郎)

己の血をカミソリのような薄い刃にして飛ばす毒の斬撃。
放った後でも軌道を変えられます。

跋弧跳梁(妓夫太郎)

血の斬撃を身の回りに巡らせる全天周防御。
この技で雛鶴が放ったクナイを弾きました。

円斬旋回・飛び血鎌

螺旋状の血の斬撃を両腕に纏う術。
刀を持ち合うような接近戦にて使用します。

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