目次
近接戦闘に持ち込んだものの、石流の攻撃力は高く、乙骨は苦戦します。
さらに烏鷺まで戦いに加わり、乙骨も石流もダメージが蓄積していく展開になりました。
石流が戦う理由も判明するなかで、消耗した乙骨は、ついに『リカ』を使う決意をします。
いよいよ事態が大きく動く予感が高まる第177話「仙台結界④」のネタバレです。
『呪術廻戦』前回176話のおさらい
「空間を面としてとらえ、捻じ曲げる」という烏鷺の術式に、翻弄される乙骨。
烏鷺の目的は、「2度目の人生」というチャンスを生かすことでした。
自分のために必死になって戦う烏鷺の考え方を、乙骨は理解できません。
そんな乙骨に烏鷺も怒りをあらわにします。
そこへ突如、砲撃が加えられます。
様子を見ていた石流が攻撃してきたのでした。
乙骨は、石流の民間人を巻き込むことにためらいのない姿勢を、烏鷺は泳がせておく必要のなくなった石流を、それぞれ排除する方向で動き始めます。
一方の石流は、「グラニテブラスト」という砲撃タイプの術式を駆使し、乙骨と烏鷺へ攻撃を加えます。
しかし、石流の隙をついた乙骨が、距離を詰めることに成功。
乙骨vs石流の、近接での戦闘が始まります。
また、攻撃を回避した烏鷺は一時的に姿を消し、乱入のタイミングを見計らっているものと思われました。
『呪術廻戦』177話ネタバレ①|内心を語る石流
#呪術本誌
— 魔羅波旬 (@mara_papiyas000) March 7, 2022
ここ3週くらいの舞台めっちゃわかりやすくしてくれてるなコレ
仙台スタジアムってのがあったんか pic.twitter.com/AagsFDS91v
石流もまた、「2度目の人生」を得た術師であることが判明します。
1度目の人生で石流は、「一見『何の不満もない人生』を送った」ことを告白しました。
骨のある相手との戦い。
素敵な異性との出会い。
どちらも手に入れていたことを、石流は乙骨に語ります。
「正直、悔いが残るかって言われるとそうでもねぇ」
石流自身は、自分の人生をそのように評価していました。
176話で語られた、烏鷺の戦う理由とは対照的ですね。
では、そんな「特に悔いのない」人生を送った石流は、なぜ回游に参加したのでしょう。
彼はその人生に、「漠然とした渇き」があったと言っていました。
皆が「何が不満だ?」と言いたそうな顔で見てくるほど、充実していたように見える石流の人生には、欠けていたものがあったのです。
それは「デザート」でした。
石流なりの表現ですが、これはつまり先ほど出てきた「漠然とした渇き」を満たしてくれるもの、という意味ですね。
彼が求めていたのは、「腹八分目」の満足ではなく、満腹になること・充足感ことだったということです。
『呪術廻戦』177話ネタバレ②|押され始める乙骨
https://twitter.com/soukatsu_/status/1500496843066773508?s=20&t=qbhUPwyarRMpMiand0i-Kw
次の瞬間、乙骨と石流の拳の打ち合いが始まりました。
お互い、膨大な呪力量を持つ者同士の殴り合いです。
乙骨は、石流の呪力出力の高さと、瞬発力が高いことに気づきます。
キレの鋭い石流の攻撃は、ちゃんと防御しないと乙骨ですらダメージを受けるほどの攻撃力を誇っています。
石流は、乙骨の呪力総量の多さと、それに裏付けされた耐久力を感じ取っていました。
自身の火力で殴っても、なかなか乙骨にダメージが通りません。
その状況を石流は、まるで巨大な水槽をノックしているようだ、と感じていました。
「何が、不満かって?!」
「満ちてねぇから不満なんだろ!!」
このように思っている石流は、乙骨が自分のデザート、つまり「漠然とした渇き」を満たしてくれる者であることを期待します。
弾き飛ばした乙骨を追いかけた石流は、容赦なく「グラニテブラスト」を叩きこむのでした。
『呪術廻戦』177話ネタバレ③|「宇守羅彈(うすらび)」
JJK 177 #呪術本誌
— J @ 5️⃣包帯楽園 (@soukatsu_) March 6, 2022
Takako and Ishigori resorting to calling each other “puke lady” and “dickhead” shouldn’t have been as funny as it was lmfao
“outta the way puke lady!!”
“shaddup dickhead!!!” pic.twitter.com/FXskq2rmt1
グラニテブラストを、素手で乙骨は弾きました。
そのまま殴り掛かるも、押し返された乙骨は空へ放り投げられます。
そこに突如、烏鷺が姿を現しました。
彼女が狙っていたのは「人物(乙骨)」ではなく「空の面」を叩くことです。
相手ごと、捉えた「面」を、薄氷を割るように破壊する烏鷺の技、「宇守羅彈(うすらび)」で、乙骨は付近にあった建物に叩きつけられました。
戦いに水を差された形となった石流は、当然烏鷺に攻撃を加えます。
しかし、同じ要領で空間を捻じ曲げた烏鷺は、石流の砲撃をそのまま石流本人へと打ち返しました。
自身の技を受けてなお、石流は余裕そうな表情を見せます。
しかし、ダメージは確かに蓄積している様子も確認でき、どこまで「本当に余裕」なのかは判別できません。
烏鷺の介入によって、乙骨も石流も一気に形勢不利へと追いやられました。
余談ですが、ここで烏鷺と石流がそれぞれ相手を罵った言葉は、なかなか衝撃的な内容でした。
特に烏鷺は、以前に描かれた様子からも、口の悪さが見て取れます。
烏鷺本人の性質によるものなのか、器となった人物の影響なのかが、少し気になるところですね。
『呪術廻戦』177話ネタバレ④|「おいで、リカ」
今週の乙骨憂太
— 呪術廻戦グッズ情報@HAGANEDUKA SHOP (@jujutsu_jouhou) March 6, 2022
落ち着いて里香ちゃんを呼ぶ時は、
優しく呼ぶ。
夏油にまた女誑しって呼ばれそう#呪術廻戦 #呪術本誌#wj14
リカちゃん pic.twitter.com/UBwqoMG1dy
連戦の乙骨は、ダメージの蓄積がかなり大きくなっていました。
強敵と戦う中で、反転術式を使っていたことも要因です。
石流は乙骨の「底」が見えたと感じていました。
おそらくは烏鷺も同様でしょう。
石流はこの状況に立たされた乙骨を、「閉店間際のスッカスカのウインドウ」になったケーキ屋に例えていました。
満足のいく結果を得られる相手ではなさそうだ、と判断したということですね。
その石流の思いは、「オマエじゃなかったのか」という言葉に現れていました。
強者ふたりを前にした乙骨は、ある決意を固めていました。
積極的に一般人を狙いはしないものの、巻き込みに躊躇のない石流。
得点の区切りから、術師とのみ戦っているのであろう烏鷺。
この2名を同時に相手にするにあたり、乙骨には思惑がありました。
民間人のいるスタジアムから、距離を取ることです。
しかし状況は、それを許してくれないということを悟り、乙骨は「ある決断」をします。
「おいで、リカ」「全部だ」
ついに乙骨は、リカを使う決意を固めたのでした。
次回はとうとう、長らく謎に包まれていた「リカちゃん」が動きます。
『呪術廻戦』177話の感想と考察!
いかがでしたか?
悔いがあったからこそ戦う烏鷺と、特に悔いはないけれど「渇き」を満たしたい石流。
どちらの術式も強力であり、乙骨ですら簡単に倒せない相手であることが、週を追うごとに確認されます。
特に烏鷺の術式は、防御からそのまま攻撃に転じることもできる性質を持っています。
攻守を同時に担うことのできるこの術式を、攻略するにはどうしたらよいのでしょうか。
そして今回のラストでとうとう、「リカ」の登場が確定しましたね。
劇場版で活躍し、成仏したはずの「里香ちゃん」と、本編に登場した「リカちゃん」には、どのような関連があるのでしょうか。
「特級禍呪怨霊」であり、「呪いの女王」とも呼ばれた「里香」と、同じ名前で呼ばれている「リカちゃん」について、これまで説明はありませんでした。
また、乙骨が「全部だ」と言っていることも気にかかります。
これは、「リカちゃん」が全力を出すことを意味しているのでしょうか。
それとも、他の何らかの意味を持つ言葉なのでしょうか。
気になる次回、ついに「リカちゃん」の全貌が明らかになります。
乙骨は、そして石流と烏鷺がどうなるのか、ぜひ見届けましょう。