呪術廻戦ネタバレ209話|呪術師狩りが本格始動!その目的は……

大量の米軍兵が、結界内に進入してきた東京。
ついに呪術師狩りが始まり、捕らえられた術師も複数名確認されました。

米軍側も、「呪術師にも格の違いがある」ことを把握するなどの事態が進行します。
そして、羂索と裏梅の会話から、この動きの真の目的も判明しました。

主人公組の安定感が目立った第209話「未知への供物」のネタバレです。

呪術廻戦前回208話のおさらい

呪霊操術は、極小の「うずまき」の気配を紛らわすためのものでした。
腹部に大ダメージを負った九十九から羂索の意識を逸らそうと、脹相は声を上げます。

しかし、脹相はそこで、突如結界内からはじき出されてしまいました。
九十九と天元が、戦線離脱させたのです。

九十九は、脹相が弟達を殺し合わせたこと、多くの人の命を奪ったことを悔いていたことを聞いていました。
自分が楽をしたせいで、弟の悠仁が苦しんでいる。
脹相は、ずっとそう感じていたのです。

呪霊である脹相は、ここで死んだ。
これより先は、ヒトとして生きろ。

九十九は脹相にそう告げ、最後の大技を放ちます。

「星の怒り(ボンバイエ)」で付与した仮想の質量は、九十九本人には影響を及ぼしません。
しかし、それはあくまで「ある一定」まで。
それ以上の質量は、九十九本人も対象となります。

一定を越えた質量はブラックホールとなり、九十九や天元もろとも羂索を巻き込みました。

しかし、重力を操る羂索の「反重力機構」という術式のおかげで、羂索は生き残りました。

天元の亡骸を前にした羂索は、「さらば、友よ」と告げるのでした。

呪術廻戦ネタバレ最新話209話の考察

呪術廻戦ネタバレ最新話209話の考察|次はどんなエピソードになるのか

九十九&天元vs羂索という、大きな山場を終えた呪術廻戦。
しかし、死滅回游そのものが、まだ終了したわけではなさそうです。

というのも、この直前で進行していた「呪術師狩り」の話があったため。
そのほかにも、死滅回游ではまだ回収されていない要素がいろいろあります。

順当に考えれば「呪術師狩り」の話になりそうですが、それ以外には何が考えられるでしょうか?

ひとつは、「伏黒津美紀」に関する話です。
そもそも、彼女を死滅回游のルールから逃れさせるために、虎杖たちは動いていました。
そろそろ、この話が始まるのでは?という可能性は、大いに考えられます。

もうひとつは、「宿儺vs鹿紫雲」です。
秤が「宿儺と戦わせる」という約束を取り付け、鹿紫雲は一時的(?)に仲間になっています。
秤たちと虎杖たちの合流は十分考えられますし、そうなったら待っているのは、この対決であることはほぼ確実と言えるでしょう。

呪術廻戦ネタバレ最新話209話の考察|そのほかのキャラの動向おさらい

東京以外にも、虎杖の仲間たちは点在していましたよね。

まずは、仙台にいた乙骨憂太。
九十九が羂索に敗れた今、彼と羂索の激突は、おそらくほぼ確実に起こるものと思われます。

次に、桜島にいた禪院真希。
結界を素通りできる彼女は、フィジカルギフテッドとしても完成しています。
呪力ゼロの真希は、今後のキーパーソンとみて間違いないでしょう。

そして、九十九と天元によって生かされた脹相もいます。
羂索を倒す理由が増えた彼にも、まだまだ出番はありそうですよね。

呪術廻戦ネタバレ209話

呪術廻戦ネタバレ209話|死滅回遊裏ルール

ヘリに乗り込んだ、多数の米兵たち。
その彼らに向かい、「よぉ、俺はコガネ!」という声が飛び交っています。
しかし、登場している兵士たちは、誰もこの声に応答していません。

実はこれが、「結界進入時、結界内のどこかに転送される」という総則にない法則の回避方法だったのです。
転送を回避する方法は、「コガネからの問いかけに応答しない」こと。
最初からこのことを知っていた羂索は、このことまで含めて米軍に情報をリークしていたのでした。
そもそも転送されること自体が、羂索曰く「裏ルール」、裏梅曰く「バグ」とのことです。

無数のコガネの問いだけが延々響く空間の様子は、どこか異様にも見えました。

また、このとき裏梅は、「ここなら宿儺様にもご満足頂ける“浴”ができる」と発言しています。
彼らはどこで、何をするつもりなのでしょうか。

呪術廻戦ネタバレ209話|呪術師狩り

米軍による呪術師の捕縛が始まります。

まず、伏黒をレジィのもとに案内した麗美。
どうやら彼女は伏黒が去ったあと、集合住宅の一室に隠れていたようです。
そこに踏み込んできた米軍により、麗美は確保されました。
テーザーガンで行動不能にされ、さらに鎮静剤のようなものまで投与されています。

もちろん麗美は、米軍が侵入してきたことは知りません。
突然現れた武装集団が、術師ではないことを把握するのが精いっぱいのようでした。

随分あっさり捕縛が進められているように見えますが、その一方で、米軍側にも被害が出始めていました。

術師を捕縛し、帰還した兵士の中には、重傷を負った者もいました。
女性兵士曰く、「頭がヘリになる化け物だった」とのこと。
テーザーガンもグレネードも通じず、やむなく殺害して連れて来たと彼女は語ります。

おそらく、虎杖を襲撃した「羽場」と遭遇したのでしょう。

麗美のように、たやすく制圧できる術師もいれば、羽場のような怪物もいる。
当然、それ以上の存在もいる。

米軍もそのあたりの事実に、気づき始めたようです。

呪術廻戦ネタバレ209話|非術師投入の目的

レジィと一緒に行動していた黄櫨も、米軍の襲撃を受けていました。
返り討ちにした黄櫨でしたが、彼はかつてレジィが言っていたことを思い出します。

「強者だけが残った回游に羂索が爆弾を落とし、死滅回游は役割を終える」

外国の軍人が突如として現れたこの事実が、レジィの言っていた「爆弾」なのだろうか。
考える黄櫨を包むように、街のあちこちで銃声や悲鳴が上がっていました。

この、非術師の大量投入。
結界の呪力を活性化させ、天元との同化前の慣らしを終える。
それも確かに目的のひとつではありましたが、羂索の狙いは他にもありました。

非術師でも、息絶える瞬間は大きく呪力を放出する。
呪力と縁のない外国人であっても、死の際には脳が変異するほどの負荷がかかる。

そして、すべての結界には大量の呪霊が解き放たれています。
また、呪霊たちが活動するのは主に夜。
米軍兵士が投入された時間帯もまた、夜でした。

呪術廻戦ネタバレ209話|虎杖一行、米軍と激突!

天使もまた、羂索の狙いを察知していました。
呪霊による、非術師の大量虐殺。
それによって死滅回游の結界の呪力を満たすつもりなのではないか。

そこまでは読めたものの、まさか羂索が米軍をけしかけたとは、さすがに想定できません。
突如として1,000人単位の非術師が侵入してきたのか、それは天使にもわからないようでした。

緊張する一行の中で、髙羽だけが芸人テンションです。
さすがは芸人術師、このあと米軍の銃撃をコサックダンスで回避するという見せ場も作っていました。

米軍と遭遇し、非術師の正体が軍人であることを、伏黒も把握します。
目的は保護か、それとも。

考えようとする伏黒に、容赦なく浴びせられる銃弾。
「目的は保護ではない」ことを知った伏黒は、「相手に直接聞く」しかないことを悟るのでした。

呪術廻戦ネタバレ209話のまとめ

いかがでしたか?

思った以上に、米軍に捕縛された術師の人数が多かったことが、衝撃と言えば衝撃的な回でした。
羂索に言わせると、「覚醒タイプの術師は殺人に抵抗があるタイプが多い」らしいです。
普通の人間として現代社会を生きてきた人だから、と考えるとこれは当然といった印象ですね。

一方で受肉体の泳者は、対非術師の戦いもあまり抵抗がないようです。
また麗美のように、「有無を言わさず巻き込まれた現代の術師」もいますね。
女性兵士が言っていた「ピンキリ」はやはり、術師の実力に左右されるものと言えるようです。

ただ気になるのは、非術師が投入された理由についてです。
結果内の呪霊に襲われたら、武装した兵士もそう簡単に勝つことはできないでしょう。

多数の犠牲が出ることは必至ですが、それによって羂索は何を得るのでしょうか。
裏梅の言っていた“浴”の詳細も気にかかりますね。

結界内の呪力も、東京と仙台は十分、とのことです。
呪力が足りている東京に、わざわざ米軍を投入したのも不思議と言えば不思議ですよね。
他の結界にも、米軍は同時に投入されているのでしょうか。
特に、名前の挙がっていない地であり、真希のいる桜島は今、どうなっているのでしょうか。

次回の発売日まで、また少し間が空きます。
死滅回游の総則やここまでの流れを、一度整理しておきたいところですね。

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