「ソードアート・オンライン アリシゼーション WoU」第8話ネタバレと感想を紹介!
出典:TVアニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」オフィシャルサイト

本記事では、11月30日に放送されたアニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」第8話を見逃してしまった方の為に、ストーリーのネタバレと感想、さらに見逃し配信情報をご紹介します。

前回の第7話では戦場の神聖力をアリスが掻き集めて枯渇させることで敵の術を封じるとともに、その神聖力を使って敵勢力をまとめて焼き払うと言う内容で終わりました。
今回の第8話では、敵から《光の巫女》と呼ばれるアリス、自軍を犠牲にする皇帝ベクタの非道な策略、そしてエルドリエの壮絶な死闘が描かれます。

「ソードアート・オンライン アリシゼーションWoU」第8話のネタバレあらすじ

戦場の空間神聖力を根こそぎ使って敵軍に大打撃を与えて帰還したアリスは血塗れのエルドリエと再会します。
自分の任を全うできなかったエルドリエは自分を責め、アリスはそれをなだめますが、その二人のもとにオーガ族の長のフルグルが現れます。
フルグルはアリスを《光の巫女》、皇帝ベクタが求めるものだと呼びます。
アリスはフルグルを討ちますが彼の言葉に乗り、自分こそが《光の巫女》であると名乗って敵軍の注意を引きつける作戦を展開します。
一方、ディー・アイ・エルの作戦が失敗したのは空間神聖力が枯渇したからだとの報告を受けた皇帝ベクタは、自分の配下であるオーク族を犠牲にして再び空間神聖力を生み出すように指示を出しました。
ディー・アイ・エルはその指示に従い、再び戦場に満たされた空間神聖力を使った大規模な術によって整合騎士たちを一網打尽にしようとしますが、その作戦はエルドリエによって阻止されます。
しかし、本来は人界軍の騎士を一掃するほどの力を持った術を自分一人の身で受けたエルドリエが無事ですむはずもなく、彼はそのまま絶命します。
彼の死に激昂したアリスの猛攻により、ディー・アイ・エルの部隊は壊滅しました。

「ソードアート・オンライン アリシゼーションWoU」第8話のネタバレ

ネタバレ① 《光の巫女》アリス

前回のアリスの術、そして黄金の鎧をまとった姿を見たオーガ族の長、フルグルは彼女こそが《光の巫女》であると確信します。
アリスは《光の巫女》が何のことなのか分かりませんが、その言葉に乗ることにします。
《光の巫女》の存在がどのような意味を持つか分からないにしても、敵の司令官である皇帝ベクタが求めていることは間違い無いだろうと見込んでのことです。
そして、敵軍の注意を引きるけるために単身でダークテリトリーの辺境に向かう作戦を進言します。
また、アリスの狙いはもう一つあります。
アドミニストレータとの戦いの直後、キリトが菊岡受けた指示『《ワールドエンド・オールター》に行け』を果たすことです。
こちらについてもどのような意味を持つのか分かりませんが、そこに行けば何かが起こるかもしれない。
ベルクーリはそれを許可しますが、その作戦に自分を含めた軍の一部も同行するという条件を付け加えます。
こうして、アリスは人界軍の一部を引き連れて遊撃部隊として動き出します。

自分こそが《光の巫女》だ、と名乗るアリスの行動は今のところハッタリのようなものです。
しかし、実際にアリスは皇帝ベクタが求める《光の巫女》本人に他ならないです。
皇帝ベクタが求める《光の巫女》の捜索、敵軍の注意を引きるけるというアリスの作戦、その両方の狙い通りに事が進む展開となりました。

ネタバレ② エルドリエの死闘

前回はレンリの奮戦が描かれましたが、その裏では自陣をゴブリンに突破されるというエルドリエの苦い敗北がありました。
アリスに好意を寄せているエルドリエですが、期待に添えなかった自分に彼女の愛を受ける資格は無いと自分自身を責めます。
アリスはエルドリエをなだめようとしますが、彼の気分が晴れることはありませんでした。
その後、敵軍の注意を引きつけるアリスたちは遊撃部隊として本体から離れますが、エルドリエは本体に残ることになりました。
出発して間もなく、ディー・アイ・エルの部隊が放つ強力な術がアリスたちを襲います。
あわや全滅の危機に陥るアリスたちですが、そこにエルドリエが駆け付けました。
術の狙いを自分に集中させることで味方を守ろうとするのですが、人界軍一網打尽にするだけの力を持った術を受けたエルドリエの天命は即座に尽きます。
しかし、光に包まれた何者かの背中に後押しされてエルドリエは奮い立ち、自分の天命がマイナスになってもなお、術を受け続けます。
エルドリエの天命はマイナス数万、数十万になるまで減り続けますが彼は踏みとどまり、ついに人界軍を殲滅するだけの力を持った術を受けきりました。
エルドリエは自分の矮小さを悔いつつも自分はアリスから十分に思われていたことに気付き、愛するアリスの腕に抱かれながらその生涯を終えました。

ネタバレ③ 外道極まるディー・アイ・エル

空間神聖力が尽きて術が使えなくなったという報告を受けた皇帝ベクタは、自分の配下でもあるオーク族を犠牲にすることで再び空間神聖力を戦場に満たせと指示をします。
オーク族はその非道な指示も皇帝の勅命であるとして甘んじて受け入れます。
別れを惜しんで同胞と抱き合うオーク族の長、リルピリンですが、ディー・アイ・エルはそれを汚いものを見るような目で嫌悪します。
オークを犠牲にして得た空間神聖力を使ってのディー・アイ・エルの術ですが、先述の通りエルドリエの決死の行動によって人界軍を一掃するには至りませんでした。
エルドリエを失い激昂するアリスの猛攻により、ディー・アイ・エルの部隊は壊滅の危機に陥り、ディー・アイ・エル自身も生命の危機に瀕します。
死を恐れた彼女は自分の部下すらも手に掛けることで生き延びようとします。

ゼクタにとって自分の配下と言っても人工フラクトライト、作り物を壊したにすぎません(それでも非道であることに変わりはないのですが)。
しかし、ディー・アイ・エルは自分と同じ生命を奪っているわけです。
そこに一切の躊躇は無く、自分だけが生き延びようとする非道、傲慢な行いとしか言いようがありません。

「ソードアート・オンライン アリシゼーションWoU」第8話の感想

筆者感想

やはり今週の主役、エルドリエの最期が印象的でした。
仲間を守るための決死の行動、自身の天命を失ってもなお、その意志が消えることはなく強大な術を受けきった末に絶命する壮絶な最期でした。
天命がマイナスになっても消滅しなかったということは、いわゆる『システムを超えた力』ということになるのでしょうが、その言い方は無粋でしょう。
仲間を、アリスを守ろうとする強い意志が彼自身を奮起させました。
そして、仲間を想う力とは対象的な、仲間の生命すらも顧みない非道の力に打ち勝ったのです。

また、彼と対象的に描かれたディー・アイ・エルの言動も印象深いものです。
彼女は自分たちの術が消え去ったことに『どのような術を使ったのだ』と戸惑います。
エルドリエの姿を直接見ていなかったので、このような言葉が出てくるのは当然でもあるのですが、仮にその場に居合わせたとしても彼女は同じことを思ったのではないのでしょうか。
躊躇することも無くオーク族を犠牲にするという他者の生命を奪うことに何の疑問も抱かない彼女にとって、想いの力だけで強大な術に打ち勝ったということは想像も理解もできないものだろうと思います。

命を守る者と軽んじる者、他作品でもしばしば見られる構図ですが、ここは奇をてらわずに命を守る力が非道に打ち勝ってほしいものです。

みんなの感想・口コミ

https://twitter.com/Ringnntkmilk/status/1200955940071100416

やっぱり、今回の主役はエルドリエですよね、という感想です。
ちなみに、天命が尽きた時にエルドリエの背中を押したのは筆者はユージオではないかと考えています。
袖がそれっぽかったのと、母親のものだとするには母親に関する描写が薄いかなあと思います。
『消えたはずのユージオがなぜ?』という疑問はありますが、それはそれで後の話に繋がるので楽しくなりそうです。

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