目次
転スラに登場するヒナタは、聖騎士団の団長で主人公・リムルの敵として登場しました。
しかし、リムルとの関係は大きく変化し、教え子のクロエとの意外な関係も判明します。
ヒナタ・サカグチの強さや過去、リムル・クロエとの関係についてネタバレ解説します。
【転スラ】ヒナタ・サカグチ(坂口日向)とは
神聖法皇国ルベリオスを守護する聖騎士団の団長
名前 | ヒナタ・サカグチ(坂口日向) |
EP | 不明(100万以上) |
種族 | 人間(聖人) |
所属 | イングラシア王国→神聖法皇国ルベリオス |
称号 | 聖騎士団長、法皇直属近衛師団筆頭騎士、十大聖人、神の右手 |
ユニークスキル | 簒奪者→消失、数学者 |
究極能力 | 数奇之王 |
エクストラスキル | 詳細不明だが取得している可能性が高い |
魔法 | 神聖魔法 |
技術 | 七彩終焉刺突撃、六幻死痛覇、崩魔霊子斬、真意霊覇斬 |
声優 | 沼倉愛美 |
ヒナタは日本出身の転位者で、聖騎士団団長と同時に法皇直属近衛団の筆頭騎士を務める人物です。
正義感が強く他人のために行動する性格ですが、目的のためには仲間でも犠牲にする冷酷さも持っています。
本人の実力が高いだけでなく統率力に優れていることから、部下からの信頼は厚いです。
また、召喚された子供達に剣を教えるなど、面倒見の良い面もあります。
母親を守るために自分の父親を殺したことから、人を殺すことにためらいを見せません。
一方で父親を殺した罪の意識から、勇者として覚醒する事ができずにしました。
魔物を殲滅しようとする西方聖教会の事実上のトップ
ヒナタは、魔物を滅ぼそうとする西方聖教会の中で実質的に最も権力の強い人物です。
西方聖教会は神聖法皇国ルベリオスの下部組織で、ルミナス教を広めるために存在します。
聖騎士団は魔物を殲滅するために、西方聖教会が抱える騎士団です。
しかし、ヒナタの活躍で聖騎士団の力が強くなり、西方聖教会の影響力はルべリオスに負けないほど大きくなりました。
加えて西方教会トップのニコラウス枢機卿がヒナタの崇拝者であるため、事実上のトップはヒナタになっています。
【転スラ】ヒナタの強さや能力を解説
西側諸国最強の人類で神聖魔法以外の魔法は効かない
ヒナタは西側諸国最強の人類と呼ばれる実力者で、特異体質で一般的な魔法を無効化できます。
剣の腕はハクロウと同レベルで、初登場の時点で覚醒魔王に匹敵するほどの強さです。
シズに指示して1ヶ月で彼女を超え、正教会入りから2年で聖騎士団長になるなど、異常なほどの成長スピードを誇ります。
また、魔素を分解する体質のため、魔素をあやつる魔法は一切通用しません。
特殊な力を使う神聖魔法以外の魔法攻撃に関しては、事実上無敵と言えます。
ただし、魔法を自動で無効化してしまうため、回復魔法なども効果が無く、魔素を利用するポーションのような回復薬も効かないのがデメリットです。
ヒナタが死亡した際は、神聖魔法の死者蘇生でないと復活出来ませんでした。
ユニークスキル:簒奪者(コエルモノ)・数学者(カワラヌモノ)
ヒナタは2種類のユニークスキルを持っており、名前や能力は以下の通りです。
ユニークスキル名 | 権能 |
簒奪者 | 相手の技術や知識をコピーする複写、奪い取る簒奪の権能を持つ 複写は相手の能力を異常な速さで学ぶことが可能 簒奪は相手の能力を奪い取り、能力を奪われた相手は使用不能となる 格上の相手に簒奪を使うと《成功》しない限り能力を奪えない |
数学者 | 予測演算で論理的な思考の元に相手の行動を予測できる 戦闘中の行動が最適化される 思考加速で知覚速度を1000倍まで加速可能 思考加速は負担が多すぎるため、脳に回復魔法をかけ続ける必要がある ほとんどの魔法を無詠唱で使用できる |
簒奪者はかなり強力なスキルですが、クロエに魂を取り込まれたことで消失。
簒奪者はクロエのスキルとなり、クロエの第2人格のクロノアの元になりました。
また、ヒナタは自分の人格を数学者の中に入れることで、ヒナタの体内にいる間も消滅せずに済んでいます。
究極能力:数奇之王(フォルトゥーナ)
究極能力名 | 権能 |
数奇之王 | 思考加速、万能感知、神聖覇気、時空間操作、多次元結界、森羅万象、演算領域、仮想世界 |
真なる勇者になったヒナタが、数学者を進化させた究極能力です。
数学者をはるかに上回る演算能力を持ち、完全に近い未来予知が行えます。
勇者クロノアと同じ武器を使用
ヒナタは、さまざまな武器を使用しており、勇者クロノアの武器は元々はヒナタが使っていたものです。
細剣 | 初登場に使用した特質級の武器で銘は不明 七彩終焉刺突撃はこの剣の特殊能力を利用した技術 七彩終焉刺突撃は七回攻撃当てれば、精神生命体でも即死する大技 暴食者に捕食されて消滅 |
竜破聖剣 | ヴェルドラと戦うために七曜の老師が用意した剣 ヒナタを負けさせるための武器で遠隔操作で破壊可能 剣自体の性能も大したことはない |
聖霊武装 | 使用者の霊気を精霊に与えて具現化させる防具 聖騎士が使用する精霊武装は聖霊武装のレプリカ 勇者クロノアに譲渡された |
月光の細剣 | ルミナス教の神ルミナスから授かった伝説級の武器 勇者クロノアの武器となり神話級に進化 |
幻虹細剣 | 月光の細剣の代わりにリムルが用意した武器 元々は特質級だが伝説級に進化 強化された七彩終焉刺突撃を使用可能 |
真意の長剣 | グランベルが勇者時代から使用した神話級の剣 |
【転スラ】ヒナタの過去
15歳の時に異世界から転移しシズに弟子入り
ヒナタは元々は日本に住んでいましたが15歳の時に転位し、冒険者互助組合に助けられてイングラシアの自由学園でシズの弟子になりました。
ヒナタは暴力を振るうようになった父親を証拠を残さずに殺しますが、その影響で母親は宗教に頼るように。
母親に嫌われているではないかと悩んでいたヒナタは、高校に入った直後に転スラの世界に転位してしまいます。
ヒナタは野党に襲撃されますが、獲得したスキルで返り討ちに。
その後に現れた冒険者互助組合の職員に助けられ、自由学院にいたシズの指導を受けることになります。
シズと別れ聖騎士になる
ヒナタはシズの指導で強くなりますが、自分の理想を叶えるために聖騎士になります。
ヒナタはわずか1ヶ月でシズよりも強くなり、彼女の元を去っています。
ヒナタがシズの元を離れたのは彼女に裏切られるを恐れたのと、優しすぎるシズの近くでは自分の理想を叶えられないと感じたからです。
その後、子供を守る聖騎士の姿に自分の理想を重ねたヒナタは、教会に入って1年ほどで聖騎士に。
聖騎士になってから、2年にもならない短期間で聖騎士団団長にまで出世します。
魔王ルミナスに出会い忠誠を誓う
ルミナス教の真実に気づいたヒナタは反旗を翻しますが、魔王ルミナスの真意を知ったことで本心から忠誠を誓います。
ヒナタは、法皇ルイと魔王ロイ・ヴァレンタインが双子であり、魔物が人を襲い聖騎士がそれを倒してルミナス教の権威を高めている仕組みを知ることに。
激怒したヒナタはルイとロイの2人を殺害しますが、真の魔王であるルミナスに敗北します。
ルミナスはルイ・ロイと共にヒナタを蘇らせると、七曜の試練を受けた後でもう一度戦うように要求。
ヒナタはルミナスに再び敗れ、人類を管理することで幸せな社会を作っていることを告げられます。
ルミナスの理想に共感したヒナタは、彼女が人類の敵になったら断罪すると言った上で忠誠を誓いました。
ルミナスに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
【転スラ】ヒナタと関係の深いキャラクター
クロエ・オベール
クロエはヒナタと2人で過去に飛び、1つの体の中で二千年間を共に生きた相棒のような存在です。
クロエはヒナタの教え子であり、2人ともシズの教えを受けた間柄でもあります。
クロエはヒナタが死亡するとその魂を取り込み、二千年前に時間跳躍を行うループを繰り返していました。
過去に戻ったクロエの中にはヒナタの人格があり、クロエに勇者クロノアを名乗るように言ったのはヒナタです。
クロエの人格が眠りについた際は、ヒナタが勇者クロノアとして行動していました。
そのため、シズを保護した勇者クロノアの人格はヒナタです。
クロエに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
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シズエ・イザワ
日本から召喚された異世界人で、ヒナタに戦い方を教えた先生でもあります。
シズは、自分に近い境遇のヒナタのことをかなり心配していました。
ヒナタもシズのことが好きでしたが、人間不信になっていたため、シズと別れて正教会入りします。
シズに指導をした勇者クロノアの人格はヒナタだっため、ヒナタはシズの師匠でもありました。
その後、ヒナタが生きたシズと再会することはありませんでした。
しかし、リムルがクロエの魂からヒナタの魂を分離する際に、精神世界でシズと再会。
ヒナタは、シズに謝ることができました。
シズに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
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ユウキ・カグラザカ
ユウキは日本から来た異世界人で、自由組合のグランドマスターです。
シズの教え子でもあり、ヒナタと同時期に指導を受けていました。
一見人当たりの良い人物ですが、世界征服を企む黒幕的存在です。
ヒナタには友好的な態度を取りますが、目的のために彼女を利用しています。
ヒナタが、リムルを殺すように仕向けた黒幕はユウキでした。
ただしヒナタの方も信用しておらず、ユウキの魂胆が分かっても驚きませんでした。
ユウキはWeb版と小説版でかなり描かれ方が変わっているキャラです。
転生したらスライムだった件のWeb版ではラスボスでしたが、小説版ではどうなるのかわかりません。
ユウキに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
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リムル=テンペスト
ヒナタとリムルは出会った当初は敵対していましたが、誤解が解けてからは信頼し合う関係になっています。
出会った当初はシズを殺害したと思っていたため、ヒナタはリムルの話を全く聞こうとしませんでした。
しかし、リムルが日本の文化に詳しいことから本当に転生者だと信じるようになり、人間と本気で共存を望んでいるのを理解します。
リムルの無神経な発言に呆れることもありますが、無防備でお人好しな面を好ましく思うように。
クロエとの会話から、リムルに対して恋愛感情を持っている可能性が高いです。
人間だった頃のリムルはヒナタのような女性がタイプだったことが、原作者・伏瀬のコメントで明かされています。
付き合っているわけではありませんが、周囲にはリムルとヒナタは恋人同士と思われていることも多いです。
【転スラ】ヒナタの登場シーンや活躍を紹介
リムルと対立するが聖魔対立編で和解
初登場時のヒナタはリムルのことを殺そうとしますが、聖魔対立編で和解することになります。
ヒナタはリムルがシズを殺したと聞かされ、魔物の国の盟主でもあることから抹殺しようとします。
消耗していたリムルは分身体と入れ替わり、死んだと見せかけてヒナタから逃亡。
その後、冷静になったヒナタは、リムルがシズを殺したことに違和感を持つようになります。
七曜の老師の陰謀で再び戦うことになりますが、全力で戦ったヒナタは負けを認めてリムルと和解。
七曜の攻撃でヒナタが一度死亡しますが、ルミナスの死者蘇生で生き返ります。
領土掌握編ではテンペストに対して謝罪し、魔物を敵と見なさないことを誓いました。
勇者覚醒編で死亡するが無事に蘇生
ヒナタは勇者覚醒編でグランベルの攻撃で死亡し、復活しますが勇者の卵を失うことになります。
テンペストとの共同音楽会が予定される中、ヒナタの師匠・グランベルがルべリオスを襲撃。
クロエがグランベルの攻撃を受けそうになり、庇ったヒナタは死亡。
ヒナタの魂がクロエに吸収されて、2000年前の過去に飛んでいたことが判明します。
肉体から魂が失われたことで死者蘇生も効きませんでしたが、リムルがクロエの中からヒナタの魂を分離。
ヒナタの魂は肉体に戻り、ルミナスの死者蘇生で無事に復活しました。
ヒナタの勇者の卵と簒奪者を受け継いだクロエは、真なる勇者に覚醒します。
しかし、ヒナタはクロエに力を譲った影響で弱体化しました。
王都騒乱編で真なる勇者に覚醒
勇者の卵を失っていたヒナタですが、王都騒乱編で真なる勇者に覚醒する事になります。
ヒナタは世界会議の会場を守っていましたが、妖魔族の襲撃を受けることに。
苦しい戦いを強いられますが、マサユキのスキルで死亡したグランベルが召喚されます。
グランベルから光の精霊と真意の長剣を受け取ったヒナタは、真なる勇者に覚醒し究極能力も獲得。
邪龍獣を一体倒し、自身の十倍以上の存在値を持つヴェガの攻撃を全て防ぐ活躍を見せました。
【転スラ】ヒナタについてまとめ
転スラに登場するヒナタについて解説しました。
話を聞かない厄介な敵として登場したヒナタですが、途中から大きく印象の変わるキャラクターです。
復活するので物語からは退場しませんが、死亡する回数が多いキャラでもあります。
アニメ3部はヒナタの出番もかなり多いので、活躍に期待しましょう。