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ワンピース最新1174話「せかいで1つよいもの」のネタバレ確定情報と考察をお届けします。
護送船が壊れたにもかかわらず、軍子のアロアロの実による誘導は止まらず、子供たちは港の先にある海雲の穴へと歩き続けます。ソマーズ聖はこの状況に焦るどころか、子供たちが親に抱かれながら落ちていく光景に異常な歓喜を見せ、(なんだこの美味しすぎる死に方!!)と考えつきました。
リプリーは荊に刺されながらもコロンを抱きしめ、「一人で死なせない」と覚悟を決めます。オイモやアンジェ、ロードたちも加わり、家族全員が子供たちを抱きしめたまま冥界へと落下していきます。
その絶体絶命の瞬間、エルバフ全体が震え、巨大な何かが現れます。西洋型の黒い竜に変身したロキと、巨人化したギア5のルフィが子供たちと家族を救出。全員がロキの背中に着地する形で九死に一生を得ました。
ラストは竜のロキの頭にリスの姿のラグニルが乗り、MMAの怪物たちに挑む構図で幕を閉じます。次号は休載です。
この記事では1174話の詳しいネタバレに加え、ロキの悪魔の実の正体、ソマーズ聖の狂気の本質、ルフィ参戦後のエルバフの戦況について深く考察していきます。
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ワンピース1174話のネタバレ|「せかいで1番つよいもの」あらすじまとめ
1174話のタイトルは「せかいで1番つよいもの」です。エルバフの戦いがいよいよ大きな転換点を迎える回となりました。全17ページです。
前話1173話では、ゾロが上空からの斬撃で悪魔化した巨人たちを次々に倒し、ブルックが軍子の正体を「シュリ姫」と見抜くなど、冥界から参戦したメンバーが流れを変え始めていました。しかし子供たちの危機は依然として続いており、港付近の状況は予断を許さない状態でした。
1174話では、この子供たちの運命がついに決着を迎えます。そしてエルバフ過去編で1年以上にわたって引っ張られてきたロキの伝説の悪魔の実の獣型がついにその全貌を現しました。タイトルの「世界で一番強いもの」が何を指しているのか、読み終えた時にその答えがわかる構成になっています。
扉絵はロジャーがティラノサウルスを子犬のように手なずける一枚
今話の扉絵は読者リクエストで、「ロジャーがティラノサウルスを子犬のように手なずけている」という一枚です。
ロジャーがティラノサウルスに肉の塊を与えている場面で、このティラノサウルスはロジャーの海賊帽(海賊旗のマーク入りの帽子)をかぶっています。なお、シャンクスに託した麦わら帽子ではなく、ロジャー本人の海賊帽である点がポイントです。
ロジャーといえば、かつてのゴッドバレー事件でもガープと共闘してロックスを打ち破った伝説の海賊です。エルバフの過去編ではロジャー海賊団がエルバフに立ち寄った描写もあり、巨人族との縁が深いキャラクターでもあります。恐竜を従えるという絵面は、海賊王の器の大きさを象徴するような扉絵です。
護送船が壊れても止まらない子供たちの行進
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話は前回のラストから直結します。ニカのMMAモンスターが船を破壊し、海雲に巨大な穴が空いたことで、子供たちを聖地マリージョアへ運ぶ護送船は使えなくなりました。ソマーズ聖はこの事態に焦りの表情を見せます。
しかし護送船を失っても、軍子のアロアロの実による矢印の誘導は解除されませんでした。子供たちは意思に反して歩き続け、港の突端に空いた海雲の穴に向かってしまいます。
エルバフのウォーランド王国は三階層構造になっており、子供たちがいる陽界の港は中層にあたります。その下には冥界、そして海が広がっているため、穴から落ちれば確実に命を落とす状況です。護送船がなくなったことでむしろ「船に乗る」というゴールが消え、子供たちは海への転落という最悪の結末に向かって歩いています。
ソマーズ聖自身もアロアロの実の矢印を止めることはできず、子供たちの行進を制御する手段を持っていません。
ソマーズ聖の狂気|子供の死を「神々しい」と歓喜する天竜人
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ここからソマーズ聖の言動が、これまでの「冷酷な天竜人」の枠を大きく超えていきます。
ソマーズ聖は子供たちが泣きながら港の縁に向かう光景を見て、突然表情が一変します。嘲笑的で、陰湿で、不気味な笑みを浮かべ、よだれまで垂らしながら恍惚の表情を見せるのです。
ソマーズ聖のセリフはこうです。
(なんだその…美味しすぎる死に方!!!これはーやる価値がある!!第一軍子の身体を乗っ取ってる御大のミスでもあるもんな!!)
さらに続けて、親子の別れの光景を見ながらこう叫びます。
(名を呼び泣き叫ぶ親子愛!!!これこそが…"感動"だ!!)
つまりソマーズ聖は、子供たちの死を「止められなかった失敗」と処理するのではなく、むしろ子供が親に泣きすがりながら死んでいく光景そのものに美的快感を覚えているのです。しかも責任はイム(大いなる者)が軍子の身体を乗っ取ったことによる失敗だと転嫁しています。
この後ソマーズ聖は子供たちに向かって、本来は聖地に無事届ける計画だったが船と海雲が事故で失われたので計画変更だと告げ、「つまりお前たちは爆しょ…いや、悲しきゴールを迎えることになってしまった!!」と興奮しながら宣告します。
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コロンの涙と回想|「もう悪いことしない」
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ソマーズ聖の死刑宣告を受け、コロンが泣きながら「もう悪いことしない」と叫びます。この言葉をきっかけに、巨人族の子供たちが親に叱られた思い出の回想が差し込まれます。
コロンの回想では、他の子供と「決闘」をして相手のおもちゃ(エメスに似た小さなロボット)を勝ち取った場面が描かれます。これに対してリプリーがコロンを叱りつけます。
「お前は他の子より強いんだから、優しくしなきゃダメでしょう」
エルバフの巨人族にとって「決闘」は文化の一部ですが、強い者が弱い者から奪うことは正しくないとリプリーは教えています。この「強さとは何か」という問いかけは、タイトル「世界で一番強いもの」に直結するテーマです。
子供が親に叱られるという日常の回想が、死の直前という極限状態で蘇る構成になっています。巨人族の子供たちにとっても「親に怒られた思い出」は大切な記憶であり、それが失われようとしている残酷さがこの場面の核にあります。
リプリーの覚悟|「一人で死なせない」
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コロンが港の縁に到達しようとするその時、リプリーがコロンの前に現れます。ソマーズ聖のイバイバの実の荊に自ら突っ込み、身体中を傷つけながらもコロンのもとへ駆け寄ります。
リプリーのセリフが胸を打ちます。
「コロン!!おいで…!!ごめん…止めてあげられなかったけど…」
これに対してコロンは叫びます。
「おれから離れてよ母ちゃん!!死んじゃうよ!!!」
そしてリプリーの返答。
「構わないよ。あんた一人じゃ死なせない!!」
止めることができないと悟った母親が、せめて子供と一緒にいるという覚悟を決めた瞬間です。リプリーだけではありません。オイモ、アンジェ、ロードといった家族や仲間たちも次々と荊を振り切って子供たちのもとに駆け寄り、全員が子供を抱きしめます。
そして悲しい見開きページで、リプリーと全ての家族が子供たちを抱きしめたまま、冥界へと落下していきます。止められないなら一緒に落ちるという、愛ゆえの選択です。
先ほどリプリーがコロンに教えた「強い者は優しくあるべき」という言葉と、荊に刺されながらも子供を抱きしめるリプリーの姿が重なります。「世界で一番強いもの」とは、この親子の愛情そのものを指しているのかもしれません。
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エルバフが震える!ロキが黒い西洋竜に変身し子供たちを救出
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全員が落下するまさにその瞬間、エルバフ全体が震え始めます。そして何か巨大なものが姿を現します。
巨人化したギア5のルフィと共に、巨大な黒い西洋竜に変身したロキが現れ、落下する子供たちと家族を救出しました。全員がロキの背中に着地する形で九死に一生を得ます。
ロキの竜の姿について、詳細な情報が判明しています。
第一に、「西洋型」の竜であること。カイドウの青龍が東洋的な蛇のような龍だったのに対し、ロキの竜は翼を持った西洋のドラゴンです。
第二に、色は「黒」であること。さらにロキの角がそのまま竜にも残っていることが特徴的です。
第三に、目がビッグ・マムやドミ・リバーシで支配された生き物と似た独特な目をしていること。これが悪魔の実自体の特性なのか、ロキの精神状態を反映しているのかは現時点では不明です。
なおロキの悪魔の実の名前は今話では明かされていません。







