ゴムゴムの白い(ドーン)ロケット

ゴムゴムの白い鞭同様1070話でロブ・ルッチに使った技。

こちらはこれまでの「ゴムゴムのロケット」のギア5バージョンだと思います。建物のパイプをゴム化しバネのような反動で勢いをつけて威力を強化しています。さらに白い髪の毛からゴーグルを作り出し、命中精度を高めています。

「ゴムゴムの白い(ドーン)ロケット」の破壊的な威力により、ルッチは意識が飛びそうになっています。

覚醒しているルッチが「何だ、この威力!!」と言っているのでかなり凄い威力なんでしょう。

こちらも"白い(ドーン)"が付いているので、太陽の神 ニカならではの技なのでしょう。

ギア5の強さとリスク・デメリットは?

それではここから、ギア5についてさらに詳しく解説していきます。

ギア5の強さ

四皇
出典:pixiv@かまきり

 

ワンピースではこれまでに様々な悪魔の実や能力が登場しているので、ギア5を発動したルフィがどれくらいの強さなのかは気になるところですよね。一度、現時点での懸賞金ランキングを見てみましょう。

1位:『ゴール・D・ロジャー』/55億6480万
2位:『エドワード・ニューゲート』/50億4600万
3位:『カイドウ』/46億1110万

懸賞金は、個人や海賊団の強さだけでなく政府に及ぼす危険度を示すものなので、額だけで強さのランキングをつけることはできません。

しかし、それを加味したうえでも”四皇であり懸賞金3位のカイドウ”と”ギア5発動前から渡り合っていた”ことを考えると、ギア5を発動したルフィがとんでもない強さであることがわかります。

その強さのポイントは、ルフィ自身が「おれのやりたかった事全部できる」と語るほどの”自由度”です。

この”自由度”は”対応力”と言い換えることもでき、悪魔の実によって全く違う能力が手に入るワンピースの世界において非常に強力な力です。

そして何より、ルフィが自由な発想ができる人物だからこそ、ここまでの強さを発揮できるのだと考えられます。

ギア5のリスク

現時点で”最強レベル”ともとれるギア5ですが、やはりリスクやデメリットは存在します。そのリスクについては、ギア5を発動した後のカイドウとの闘いの最中に描かれています。

1045話でルフィが限界を迎えギア5が解けてしまった時、ヨボヨボのおじいちゃんのようになり、ひどく息切れをしていたのです。その姿は、対戦相手のカイドウでさえ「誰だ貴様!!!」とツッコミを入れてしまうほど。

その後、直ぐにギア5を再発動していたため、ギア3のように反動で体が縮んでしまったりギア4のように一定時間覇気を使えなくなるような反動は今のところないようですが、エネルギーの消耗は激しいようです。

ギア2では寿命を削るというリスクがありましたし、今回のギア5はこれまで以上に強力な力なので、ギア2と同じく寿命に影響があると考えるのが自然かもしれません。

唯一の天敵はヤミヤミの実か

黒ひげ
出典:pixiv@瞬く

 

老化という副作用や斬撃に弱いという欠点はあるものの、カイドウを撃破した今、ギア5状態のルフィと対等に戦える者は片手で数えるほどでしょう。

ルフィにとって唯一の天敵になりそうなのが、黒ひげのヤミヤミの実。

ルフィと黒ひげ、共にDの一族であり最悪の世代でもある海賊。
ただ、悪魔の実の能力や食べ物の好みに至るまで、この2人は見事なまでに対照的に描かれいます。

「太陽か闇か!!勝者は一人だ!!」という黒ひげのセリフにもあるように、太陽の神ニカとヤミヤミの実の能力者は戦う運命。

海賊王を目指すルフィにとって決して避けられない相手が黒ひげというわけです。

さらに、ヤミヤミの実は悪魔の実の能力を無効化するという特性もあるので、ここがルフィが黒ひげと戦う際の最大のポイントになりそう。

ニカの力すら闇の前では無力なのか。

ルフィのまだ見ぬ「獣型」や雷を操る描写にそれを打破する秘策があるような気がします。

今後登場しそうなギア5の能力予想!

ギャグ+ゴムが織り成す無限の可能性

あまりにも強すぎるニカの能力ですが、カイドウ戦で見せたのはその一端に過ぎず、今後さらなる技があることは間違いないでしょう。

ギャグ要素が強いとは言え、「ゴムゴムの猿神銃」のような壮大でカッコいい技もあるのも事実。
「ゴムゴムの業火拳銃(レッドロック)」や「ゴムゴムの王蛇(キング・コブラ)」の最上位版にも期待ですね。

とは言え、ギア5は体への負担も大きいので、ルフィが今後ギア5で戦う相手は限られてくるはず。海軍元帥の赤犬(サカズキ)、四皇の黒ひげ。

このあたりはギア5で戦いそうですが、コワモテの赤犬がルフィのギア5に驚いて目玉を飛び出している絵は想像つかないですよね。

ふざけた描写も良いけど、個人的にはルフィに似つかわしくないほどカッコいい技を期待したいですね。

未だ隠されしギア5のゾオン系

先程も触れましたが、ルフィが口にした「ヒトヒトの実 幻獣種 モデルニカ」はゾオン系。
長年、全読者がゴムゴムの実=パラミシア系だと思っていた事実が覆されたわけです。

ゾオン系には「人型」「人獣型」「獣型」という3つの形態があり、ここがパラミシアやゾオン系とは大きく違う特徴。
チョッパーやCP9を思い浮かべる人も多いのでは?

ただ、「ヒトヒトの実 モデルニカ」はゾオン系の中でもかなり特殊。
希少な幻獣種であることもさることながら、ニカの力が発現したルフィの姿はゾオン系の3形態のどれに該当するのか?
通常の状態が「人型」、カイドウ戦で見せた姿が「人獣型」だとすれば、「獣型」がまだ出てきていないわけです。

最も野生に近いのが「獣型」なので、ルフィの自我が失われ、ニカの人格が完全に出てくる暴走状態。
これが「ヒトヒトの実 モデルニカ」の「獣型」なのではと考えています。

いずれにしても、今後の戦いで「獣型」は明かされるでしょう。

ギア5とランブルボールの関係性

チョッパー ランブルボール
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ランブルボールとは、麦わらの一味の船医・チョッパーが発明した特殊な薬の事です。飴玉のような形をしており、動物系悪魔の実の能力に作用。

「人型」「人獣型」「獣型」に加え、新たに4つの形態に変身できます。
このランブルボールを駆使することで、チョッパーは自らの能力(ヒトヒトの実)を格段に引き上げ、「7段変形」を可能にしました。

ルフィはチョッパーと同じヒトヒトの実の能力者であることが判明しましたが、このランブルボールをルフィが口にする可能性も出てきたわけです。

ただ、これまで己の体1つで戦ってきたルフィが、いまさらパワーアップアイテムに頼るのも違和感がある。
ルフィの7段変形を見てみたい気もしますが、ニカモードが強すぎる事と物語が終盤という事を考えれば、ルフィはランブルボールを口にすることは無いと思います。

ギア5のファンの反応は?

圧倒的な強さを見せているギア5ですが、ファンはどういった反応をしているのでしょうか。

ファンの反応を紹介します。

発動時は大興奮、しかし予想通りの声も

https://twitter.com/yuchosan51/status/1508117816968646657

カイドウ戦で一度意識を失ったルフィがギア5を発動し復活したシーンは、これまでのワンピースの中でも神回と呼ばれる展開になりました。

しかしゴムゴムの実がヒトヒトの実 幻獣種"モデル ニカ"だったというのはファンの中で多く予想されていた考察でした。

それもありギア5発動時は興奮したものの、予想された展開にがっかりしたファンも一部いたようです。

コミカル過ぎて不評

ふざけた能力で圧倒的な強さを見せているギア5のルフィですが、その描写がコミカル過ぎて緊張感がないという声も多いようです。

確かに戦闘中でもルフィが驚いた際には目が飛び出したり、殴られた形のままだったりと、能力以外での表現もふざけた要素が多いようにも思えます。

もちろんニカという神話的な存在を表現する為に少し表現を過剰にしている可能性もありますが、ファンの間では不評なところもあるようです。

ギア5のまとめ

ここまでギア5について解説してきましたが、いかがでしたか?
ワンピース第1044話”解放の戦士”にて判明した『ヒトヒトの実 幻獣種 モデル”ニカ”』と覚醒した状態のギア5の強さ、そして何より、ギア5発動にまで至ったルフィの凄さが伝わったのではないでしょうか。

今回、一気にいろいろな伏線が回収され、これまでのワンピース史上最大ともいえる『ゴムゴムの実が偽名だった』というトリックが解明されましたが、回収されていない伏線はまだまだあります。

ルフィの夢の果てを見届けるためにも、今後も注目していきたいですね。

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