オハラ:巨大な王国との関係

幼少期のニコ・ロビン
出典:pixiv@aL♡cE

 

ジョイボーイの正体に迫る重要な情報は、オハラの話にも出てきます。

それは、今は跡形もなくなってしまった「ある巨大な王国」です。
この国についても深掘りしていきたいところですが、本題はジョイボーイとの関係性です。

現在ワンピースファンの間では、この巨大な王国とジョイボーイの関係について様々な考察が展開されています。
その中でも筆者が有力だと考える説をまとめてみました。

『ジョイボーイが巨大な王国の王だった』

  • 理由1:ジョイボーイも巨大な王国も「空白の100年」に存在し、その後政府によって存在そのものを隠されている。
  • 理由2:巨大な王国は名の通り巨人族の国だったのではないか。
  • 理由3:610話のマダム・シャーリーの予言「魚人島が滅ぶ」というのは地上に出られない今の状態が壊されるということではないか。だとしたら、「麦わら帽子を被った人間」というのは称号としてのジョイボーイのことであり、マリージョアの最新部に保管されている巨大な麦わら帽子はジョイボーイのものではないか。
  • 理由4:968話の海王類のセリフ「2人の王がまた出会う」で過去に会っていた2人とは当時の人魚姫とジョイボーイなので、文字通りジョイボーイは王なのではないか。

まだまだ謎が多い国ですが、ジョイボーイと関係があるのは間違いなさそうです。

”古代兵器”の名付け親がジョイボーイ?

シルバーズ・レイリー
出典:pixiv@瞬く

 

ジョイボーイについて、他にも興味深い話があります。
それは、古代兵器の名付け親がジョイボーイということです。

967話:レイリーのセリフ「おれ達が欲しいのはそれを「兵器」と名付けた奴らがこの世に残した莫大な“お宝”だ!!!」

これまでの話で、莫大なお宝(ワンピース)をラフテルに残したのはジョイボーイだと判明しています。
それは同時に、ジョイボーイ達がしらほしや他の二つの“者や物”に“古代兵器”と名付けたということに他なりません。

ですが、巨大戦艦であるプルトンはまだしも、ジョイボーイ自身が解放を約束した魚人族の姫に対して“兵器”と名付けるのは普通なら考えられません。

しかし、兵器と名付けること自体に意味があったと考えれば辻褄があいます。

本記事の考察では、ジョイボーイは太陽の神ニカのように、人を笑わせ苦悩から解放できるような人物として考えています。

今回もそれに則って考えると、ジョイボーイは兵器と名付けポーネグリフに刻むことで人々の関心を誘い、歴史からその存在が消されないようにしたのではないでしょうか。
まるで、自分の存在が歴史から消されることを予期していたように感じます。

もしかしたら、自分では約束を果たせない可能性も計算に入れていたのかも知れません。

ジョイボーイの正体は誰なのか

それでは最後に、ここまでの考察からジョイボーイの正体に迫っていきたいと思います。

ジョイボーイは”ルフィ”?

モンキー・D・ルフィ
出典:pixiv@涼Liang

 

結論から言うと、現代のジョイボーイはルフィです。
当時のジョイボーイの仲間であったズニーシャが言うのですから、間違いありません。

そして本記事でも何度も触れたように、“ジョイボーイ”はある条件を満たした者に付与される“称号”でもあるでしょう。
加えて、“当時のジョイボーイ”も“称号を与えられた何者か”であり、本名があったという可能性も捨てきれません。

ジョイボーイに“なる”ための条件について、有力なものをまとめてみました。

  • 魚人島との約束を果たしに来る者
  • ポセイドンとタイミング良く“出会う”ことができ、正しく導くことができる者
  • “巨大な戦”の主役になる者
  • 「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル“ニカ”」に選ばれ、覚醒させること

そして、

  • “D”の一族であること

他にもまだ条件はありそうですが、今のところ全てルフィに当てはまりそうですよね。
最後に、ワンピースの物語の中心に常に存在する、『Dの一族』とジョイボーイの関係についても考察しましょう。

『ジョイボーイ』と『Dの一族』の関係

ヤマトとおでんの日誌
出典:pixiv@Suzu

 

先ほどお話しした「ジョイボーイになるための条件」ですが、その中でもやはり『Dの一族であること』はとても重要じゃないでしょうか。

その理由は、カイドウの存在にあります。

キングはカイドウがジョイボーイ足り得る人物だと考えていました。
しかし、ジョイボーイにはなれなかった。

カイドウのセリフ「お前もジョイボーイになれなかったか」

には、自分自身のことも含まれているのかも知れません。

また、カイドウはロックス・D・ジーベックと繋がりがあります。
もしかしたらロックスもまた、「ジョイボーイになれなかった」人物なのかも。

そして、Dの一族が重要であることを裏付ける証拠となるのが、999話におけるヤマトのセリフです。

「だってルフィの名前には“D”がついてるんだもん!!!」

ヤマトはこのセリフを“おでんの日誌”を見ながら発しています。
そしてその日誌には、おでんたちが知った「世界の全て」について書かれていると思われます。
そこには当然ながら、Dの一族の重要性についても書かれていたでしょう。

ジョイボーイになるための条件をどれだけ満たしていようとも、『Dの一族であること』を満たせなければジョイボーイにはなれないとみて間違いなさそうです。

ワンピースのジョイボーイについてまとめ

いかがでしたか?
ジョイボーイがワンピースの世界において、どれほど重要な人物なのかが伝わったのではないでしょうか。

また、ジョイボーイ本人についての直接の情報はかなり少ないですが、これまでの物語の至る所でジョイボーイに繋がる情報が出てきていましたね。
もしかしたら、まだ誰も気づいていない伏線が他にもあるかも知れません。

過去のジョイボーイ、そして現代のジョイボーイであるルフィの今後が、ますます見逃せませんね。

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