目的は『呪力からの脱却』

九十九由基の目的は、呪霊の発生しない世界を作ることです。

現状の「呪霊を狩り続ける」という呪術高専のやり方は対症療法に過ぎず、呪霊の発生要因を取り除く原因療法を推し進めたい九十九由基とは意見が分かれてしまいます。

そして、九十九由基が考えた呪霊の発生しない世界を作るための手段は以下の2つ。

①全人類から呪力をなくす(呪力からの脱却)

②全人類に呪力をコントロールさせる(呪力の最適化)

夏油傑と出会った当初は、全人類に呪力をコントロールさせることを目指していましたが、渋谷事変では『呪力からの脱却』プランに原点回帰。

しかし、呪力の最適化を目論む羂索と意見が対立するのでした。

【呪術廻戦】九十九由基の現在は?

渋谷事変で死亡した?

渋谷事変で窮地に陥った虎杖悠仁たちの前に颯爽と現れた九十九由基。

軽々と裏梅の攻撃をはねのけ、羂索に対して投げキッスを放ちました。

その直後、羂索は日本中に無数の呪霊を放ち、死滅回游がスタート。

つまり、九十九由基は渋谷事変での戦闘に本格的に参加したわけではないので、今も生存しています。

渋谷事変終了後は呪術高専の上層部との接触を回避するため、虎杖悠仁が呪力操作の訓練を行った地下室に潜伏。

虎杖悠仁が味方に付くのを待ち、次なる作戦に乗り出すのでした。

天元の護衛に就く

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

渋谷事変が終わり、死滅回游が行われる現在、九十九由基が何をしているかというと、天元の護衛です。

渋谷事変終了後、九十九由基は天元と接触し、獄門疆の解き方と羂索の目的と今後の出方を尋ねることになりました。

その際、天元は知ってることを教える代わりに、乙骨憂太、九十九由基、脹相のいずれか2人が残り護衛にあたることを要求します。

その結果、乙骨憂太は死滅回游に参加、脹相は乙骨か九十九が虎杖に必要だと判断し、自分は護衛として残ることに。

九十九由基は天元と話すことがあると言い、護衛としてその場に残るのでした。

薨星宮に侵入してきた羂索と戦闘

九十九由基に殴られて腕が千切れる羂索
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

呪術廻戦205話で、天元のいる薨星宮に侵入した羂索と九十九由基は戦闘することに。
凰輪をぶつけて特級呪霊を瞬殺し、羂索の腕が千切れるパンチを出した九十九由基の強さは衝撃的でした。

九十九由基と羂索は、お互いの術式を見抜いた上で共に面倒な相手と判断。
しかし、九十九由基が領域を展開しないことを見抜いた羂索は、領域展開胎蔵遍野を発動します。

羂索が領域を閉じない領域展開を使用したことで、天元が領域を破壊する計画は失敗。
九十九由基は簡易領域で対抗しますが、あっという間に無効化され、羂索の術式で深手を負ってしまいます。

ブラックホールを発動するも生死不明に

ブラックホールを発生させようとする九十九由基
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

追い詰められた九十九由基ですが、脹相の助けで何とか生き延びます
領域展開を使ったせいで、羂索は術式を使えない状態になっていました。

九十九由基と脹相は2人がかりで攻撃し、羂索を追い詰めることに成功。
一気に攻めようとする九十九由基ですが、羂索の切り札の「うずまき」で致命傷を負います。

九十九由基は無理やり脹相を逃がすと、限界を超えた質量を付与してブラックホールを生成
薨星宮を崩壊させますが、ブラックホールでも羂索を倒すことはできませんでした。

九十九由基は208話で生死不明となり、最新244話の時点まで登場していません

【呪術廻戦】九十九由基のまとめ

今回は『呪術廻戦』に登場する九十九由基について解説しました。
九十九由基は4人しかいない特級呪術師の1人で、非常に強力な術式を持っていました。

しかし、実際に活躍したシーンは少なく、羂索相手にブラックホールを使って行方不明になっています。
死亡説が濃厚ですが、領域展開も披露しておらず、死んだ場面も描かれていません。

生存の可能性は残されているので、再登場に期待しましょう。

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