構築術式で呪力を使い果たした

真希と真依
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

もちろん、刀を作り出して呪力を使い果たしたことも死因のひとつです。

元々、禪院真依の呪力量では、1日に銃弾一つを作り出すのがやっと。

そんな真依が刀を構築したということは、1日に使える呪力量を使い果たしたということ。

呪術師にとって呪力は体力と同じようなもので、呪力を消費した時は休んで回復するしかありません。

そのため、呪力を使い切ると何もできなくなり、ひどい時は命を落としてしまうのです。

真依は瀕死の状態にもかかわらず、膨大な呪力を消費して刀を作り出したので死亡してしまいました。

【呪術廻戦】禪院真依が最後に真希とキスしたのはなぜ?

お互いの欠点を埋めるため

真依の最後のキス
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

真依から真希へのキスは、お互いの欠点を埋めるためだったと考えられます。

双子である真希と真依はお互いの存在が障壁となっていました。

真依が術式を持っているため、完璧な天与呪縛になれなかった真希。

真希が術式を持っていないため、構築術式を完璧に操れない真依。

真依の死によって真希は呪力が完全に0になり、完璧な天与呪縛へと昇華しました。

実はこれ、真依にも同様の現象が起きていたと考えられます。

これまで説明したように、真依の構築術式は不完全で、1日に弾丸1発を作るのがやっと。

しかし、死に際に真希と相対する存在になったことで、真依は完璧な構築術式を手に入れたのではないでしょうか。

真依にとって最初で最後の完璧な構築術式によって生み出したのが、真希の刀だと考えると、とても切なくなりますね…

禪院真依にとって真希は憧れの存在だったから

真依の最期
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

真依が真希にキスをした理由として、単純に真希が憧れの存在だったというのも考えられます。

知っての通り、真依は重度のシスコン。

『呪術廻戦』公式ファンブックにおいても、真依の初恋は真希だった可能性があると語られています。

ですが、キスをする際に「最悪」と呟いていたので、恋愛という意味合いはないように感じますよね。

個人的に真依の最後のキスは、憧れによるものだと考察しています。

関係が悪化した後も、真依は真希の持つ才能(天与呪縛)は認めていました。

自分にはない才能を持ち、不安など感じさせず前に突き進む真希。

真依はそんな真希に憧れていたのではないでしょうか?

もちろん、真依の最期のキスは別れを意味していたり、術式発動の儀式だったり、様々な可能性が考えられます。

ですが、個人的には、真依の真希に対する憧れがあのような行動に繋がったのではないかと考察しています。

【呪術廻戦】禪院真依の死亡についてのまとめ

今回は『呪術廻戦』に登場する禪院真依の死亡について紹介しました。

真依の死亡シーンは単行本17巻149話に収録されています。

死に際に真希にキスをする姿は儚くも美しく、連載当時は話題となりました。

真希を完璧な天与呪縛に昇華させるため、そして自身の命を賭して刀を構築するために死亡した真依。

今後、真依が活躍する姿は見られませんが、刀と共に真希と一緒にいると信じたいですね。

 

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