【ワンピース】ビックマムのまとめ完全版!ワノ国編で死亡する?能力や強さも!
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

ワンピースの世界で長らく四皇として君臨してきたビッグマムですが、ワノ国編ではとうとうキッドとローに敗れ、四皇の座を退くことになりました。

今回はそんなビッグマムの強さ、経歴、死亡説などを徹底的に解説・考察していきます!

ワンピースのビッグマムとは

まずはビッグマムについて、基本的な情報をみていきましょう。

ビッグマムのプロフィール

ビッグ・マム
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

名前シャーロット・リンリン
誕生日2月15日
年齢68歳
身長880cm
血液型X型
星座みずがめ座
出身地偉大なる航路
好物甘いお菓子
悪魔の実ソルソルの実
通り名ビッグマム、天候を従える女
役職羊の家の孤児→ロックス海賊団船員→ビッグマム海賊団船長、元四皇、万国女王
懸賞金5000万ベリー→5億ベリー→43億8800万ベリー
懸賞金ランキング4位
初登場83巻 第829話 “海賊「四皇」シャーロット・リンリン”
武器現:ナポレオン、プロメテウス、ヘラ
元:ゼウス
家族夫:43人
息子:46人
娘:39人

ビッグマムのその他の情報

ビッグマムの若い頃は、現在の姿とは呼び名も容姿も随分違ったようです。

本名はシャーロット・リンリン

現在はビッグマムと呼ばれることの方が圧倒的に多いですが、本名はシャーロット・リンリンといいます。

ビッグマムという名前の由来はおそらく名前通り大家族の母であることだと思われ、若い頃を知るカイドウなどはリンリンと本名で呼んでいるようです。

若い頃は今より痩せていて美女だった

現在ビッグマムはかなりの巨体で描かれています。

身長は歴代四皇の中で一番高く、かつ横にもかなり大きく存在感があります。

しかし、若い頃はかなり痩せていて、強気な雰囲気をしている美女です。

若い頃が一番初めに描かれたのは86巻のSBSのコーナーです。

尾田先生が読者の要望に応えて、28歳と48歳の頃のイラストを描いてくれました。

その後本編でも、103巻1041話のカイドウの回想シーンで若い頃が描かれました。


ビッグマムの性格

ビッグマムは自分のことを筋道さえ通っていれば話の分かる女と思っているようです。

確かに、優しい姿をみせることもあり、子ども相手だとマザーモードと呼ばれるほど優しい態度をとることもあります。

また、「非道な海賊の世界にも仁義ってモンがあんだろうが」と話し、仁義に背いていると感じれば同盟相手だろうと関係なく殴り倒す様子が描かれています。

しかし、殴り倒した相手(ページワン)はビッグマムが怒った件(おこぼれ町が百獣海賊団に襲われた)と直接関係がなく完全にとばっちりなうえ、そもそも根本から独裁的な思考が根付いているため、話が分かるとは言い難いような性格をしています。

基本的に、来る者は拒まないが去る者は容赦なく殺すというスタンスで、自分の言うことを聞かない奴は我が儘だから殺すという考えを持っているようです。

ワンピースのビッグマムの悪魔の実「ソルソルの実」とは

次にビッグマムの悪魔の実「ソルソルの実」について、詳しく見ていきましょう。

超人系悪魔の実「ソルソルの実」の能力

ビッグマムの悪魔の実は「ソルソルの実」と言って、超人系です。

ソルソルの実の能力者になると、魂(ソウル)を自在に操ることができるようになります。

ソウルとは生命エネルギーや寿命のことで、一定の条件を満たせば他人のソウルを奪ったり自分のソウルを具現化して使役したりできます。

また、奪った他人のソウルを別のものに入れることで人格化させることもできます。

ただ、ソウルを入れられるのは動植物や無機物など限定で、他人や死体に入れることはできません。

ソルソルの実の前任はマザー・カルメル

ソルソルの実は、幼少のころのビッグマム(リンリン)が育った孤児院「羊の家」の”聖母”マザー・カルメルが前任者だったと判明しています。

カルメルはソルソルの実の能力者でしたが、作中でその能力を海賊行為などの悪事に使用した姿は描かれていません。

また、カルメル本人は自身のビジネスを、孤児を育てた後に海軍に売り払いお金を貰う「ガキ売り稼業」と表現していましたが、別に子どもを拉致して集めているわけでもなければ、前述のように能力を使った悪事を働いたりするわけでもないので真の悪人とは言えないような人物です。

子どもを売っていた(斡旋という言い方の方が合っている気もするが)ことを知らないとはいえ、リンリンもカルメルを大層慕っていました。

ワンピースのビッグマムの強さ

ここでは、ビッグマムの強さについてみていきましょう。


ビッグマムは元四皇で懸賞金43億8800万ベリー

ビッグマムは災厄と呼ばれるほどの強さと狂気性を持っており、その強さから以前は四皇の座についていました。

また、女性海賊の中の最高金額である43億8800万ベリーという懸賞金額も、ビッグマムの強さを表しています。

覇気も、武装色、見聞色、覇王色の全てを使いこなしており、そのあまりの覇気の強さから天変地異を引き起こしてしまうほどです。

ワノ国のカイドウ戦でゴムゴムの実を覚醒させ、新たな力”ギア5”を利用してカイドウを打倒したルフィでしたが、そのひとつ前のギア4ではビッグマムに歯が立たないほどで、まさに災厄レベルの強さです。

なお、ビッグマムと並んで四皇に君臨していたカイドウを倒したギア5については、こちらの記事で詳しく解説・考察しています。

 

四皇についてはこちらの記事で詳しく解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

ビッグマムの武器

ビッグマムがソルソルの実の能力で自分や他人のソウルから生み出した存在は、ホーミーズと呼ばれます。

そのホーミーズの中でも、ビッグマムが自分自身のソウルを分け与えて生み出した存在は特別であり、そのホーミーズ達を武器として使用しています。

ナポレオン

ナポレオンはビッグマムが頭にかぶっている二角帽のホーミーズです。

普段は普通の帽子の形をしているのですが、戦闘時には柄と刀身がでてきて大きな剣になります。

プロメテウス

プロメテウスは太陽のホーミーズです。

炎のため水には弱いですが、ビッグマムを乗せて移動したり、ビッグマムの髪に宿ったりすることができます。

ヘラ

ヘラは後述のゼウスの後釜として生み出された、雷雲のホーミーズです。

大人の女性のような雰囲気で、生み出された直後からナポレオンやプロメテウスにモテていたり、ゼウスにはできなかった技を繰り出したりとすぐに馴染んだ様子でした。

ゼウス(元)

ゼウスは雷雲のホーミーズで、元々はナポレオンとプロメテウスと一緒にビッグマムに仕えていました。

しかし、戦闘中にナミに脅されてしもべになり共に行動するようになったことがきっかけでナミを大切に想う気持ちが芽生えており、同時にビッグマムからも役立たずとして殺されかけたことでビッグマムを裏切りました。

ビッグマムを裏切った時の戦闘の際、ナミのクリマタクトにゼウスのソウルが乗り移ったことで、現在はクリマタクトのホーミーズとしてナミの相棒になっています。

ビッグマムの技一覧

ここではビッグマムの技を一覧で見ていきましょう。

魂への言葉(ソウル・ポーカス)

魂への言葉(ソウル・ポーカス)
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

「ライフ オア デッド?」のように選択を迫った相手が少しでも臆せば、その相手のソウルを奪うことができる技。

ビッグマムに対して全く恐怖心を抱いていない相手や、そもそもビッグマムの声が届かない状況であれば能力は発動しない。

天上の火(ヘブンリーフォイアー)

天上の火(ヘブンリーフォイアー)
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

つかんだプロメテウスを叩きつけ、叩いた場所を粉砕し広範囲に炎を発生させる技。

盗まれた火(シュトーレンフォイア)

盗まれた火(シュトーレンフォイア)
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

プロメテウスから放つ炎の技。

天上のボンボン(ヘブンリーボンボン)

天上のボンボン(ヘブンリーボンボン)
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

プロメテウスが口から火の玉を放つ技。

皇帝剣 破々刃(コニャック ハハバ)

皇帝剣 破々刃(コニャック ハハバ)
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

プロメテウスの炎を纏わせたナポレオンでの攻撃技。

刃母の炎(ははのひ)

刃母の炎(ははのひ)
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

皇帝剣 破々刃の応用で、プロメテウスの炎を纏わせたナポレオンの斬撃で敵を焼き切る技。

マーマ急襲(レイド)

マーマ急襲(レイド)
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

回転の勢いを利用して相手にナポレオンを振り下ろす技。

雷霆(ライテイ)

雷霆(ライテイ)
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ゼウスに腕を突っ込んで雷を纏い、拳を振り下ろす技。

威鼓(インドラ)

威鼓(インドラ)
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ゼウスの力で落雷を相手に落とす技。

天満大自在天神(てんまんだいじざいてんじん)

天満大自在天神(てんまんだいじざいてんじん)
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ゼウスの力で広範囲で落雷を降らせる技。

震御雷(フルゴラ)

震御雷(フルゴラ)
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ヘラの力で放つ雷撃技。

鳴光砲(メーザーほう)

鳴光砲(メーザーほう)
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

プロメテウス、ナポレオン、ヘラが融合した後、ビッグマムがナポレオンを振ってプロメテウスの口から矢の形状になったヘラを発射する技。

鳴光剣(メーザーサーベル)

鳴光剣(メーザーサーベル)
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

鳴光砲のようにプロメテウス、ナポレオン、ヘラが融合し、巨大な剣になる技。

母訪砲 三千里(バホウほう ミザリー)

母訪砲 三千里(バホウほう ミザリー)
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

鳴光剣の状態でヘラとプロメテウスを巨大化させて相手に襲い掛かる技。

威国(いこく)

威国(いこく)
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ドリーとブロギーが2人で放つ覇国という技の1人版。

ナポレオンで斬撃を飛ばす技で、覇国より威力は小さいが数発も打てば地形を大きく変化するほどの威力がある。

覇海(はかい)

覇海(はかい)
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

カイドウとの合わせ技で、超強力な衝撃波を放つ技。

ワンピースのビッグマムの過去と死亡説

それでは本記事の最後に、ビッグマムの過去とワノ国編での死亡説についてみていきましょう。

エルバフの羊の家で育つ

ビッグマムは巨人族ではないようですが、5歳のころから巨人族にも引けを取らない大きさの子どもでした。

また、人間離れした強さと異常なまでの無邪気さを兼ね備えており、出身地で甚大な被害を出してしまったため国外追放され、巨人族の国エルバフに捨てられてしまいます。

そしてビッグマムは、エルバフにあるカルメルが運営する羊の家という孤児院でその後の幼少期を過ごしました。

マザー・カルメル失踪とビッグマムの人食い説

羊の家に来た後も度々問題を起こしていたビッグマムですが、カルメルのおかげで巨人たちや羊の家の他の子どもたちと仲良く過ごしていました。

しかし、ビッグマムの6歳の誕生日のパーティで大好きなお菓子を夢中になって食べていたところ、さっきまですぐ近くにいたはずのカルメルを含むその他大勢の子どもたちが目の前から忽然と姿を消してしまいました。

そして姿を消した後、ビッグマムにはカルメルが持っていたはずのソルソルの実の能力が手に入っていたのです。

原作で明言されたわけではないですが、悪魔の実とその能力が同時期に複数存在することがない以上、ソルソルの実の能力はカルメルからビッグマムに移ったと考えられ、つまりそれがどういうことかは想像に難くないでしょう。

ロックス海賊団からビッグマム海賊団船長と万国女王に

ビッグ・マムとトットランド
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

無自覚の内に羊の家を壊滅させ巨人族との間にも居場所がなくなったビッグマムは、壊滅の現場を見ていたシュトロイゼンとともに海賊になります。

そして凶暴な海賊として懸賞金もどんどん上がり、ロックス・D・ジーベック率いるロックス海賊団にも所属します。

明確な所属した時期などは判明していませんが、比較的早い段階から所属していたのか、後に入ってきたカイドウに対して「ロックスは信用するな」「何かあったらおれを頼れ」と姉御肌を発揮していました。

ただ、ロックス海賊団はゴッドバレー事件で壊滅。

その後は自身の海賊団を立ち上げるとともに、カルメルがかつて話していた「種族間の差別も何もない みんな同じ目線で暮らせる国」を実現するために万国を建国しました。

なお、ロックス海賊団にはかつて白ひげも所属していました。

そんなロックス海賊団についてはこちらの記事で詳しく解説・考察しています。

また、ロックス海賊団を率いていたロックス・D・ジーベックについてはこちらの記事で詳しく解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

魚人島編とホールケーキアイランド編

ビッグマムは魚人島編から麦わらの一味と関わり始めました。

魚人島は元々ビッグマムにお菓子を納めていたのですが、ホーディ・ジョーンズの反乱の際にルフィが納入予定のお菓子を全て食べてしまいます。

ルフィが食べたとは知らなかったビッグマムは当初魚人島に報復する予定でしたが、そんなビッグマムに電伝虫で直接自分が食べたと白状したルフィに興味を持ち、魚人島の代わりに麦わらの一味をターゲットにすることに。

その後ジェルマ66のクローン兵と科学力を手に入れたいと考えたビッグマムは、ジェルマ66に政略結婚を提案し、ジェルマ66は結婚相手にサンジを推薦します。

最終的に、人質を取られ政略結婚に向かったサンジと、それを追いかけてきた麦わらの一味、当時ビッグマム海賊団に所属していたジンベエやベッジなどを巻き込み死者も出た大きな戦いになりましたが、一応ルフィたちの勝利で終了しました。

ワノ国編と死亡説

ビッグ・マムとカイドウの海賊同盟
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ホールケーキアイランド編でルフィたちに逃げられたビッグマムは、報復のためワノ国までルフィたちを追いかけます。

そして当時共に四皇に君臨していたカイドウと「ワンピースを手にして大戦を起こし、邪魔者たちがいなくなってから殺し合いの続きをしよう!」と海賊同盟を組み、ルフィたちの前に立ちはだかります。

この同盟は「世界最強にして最悪の海賊同盟」と言われるほどで、間違いなくこれまでのワンピース史上一番の強敵となりました。

しかし、カイドウはニカの力を覚醒させたルフィに、ビッグマムは共闘したキッドとローに敗れ、2人はともにワノ国の地下のマグマ溜まりに落とされてしまいました。

その後作中で2人の安否は明らかになっておらず、未だマグマ溜まりにはいると思いますが、生死不明の状態が続いています。

ワンピースのビッグマムについてのまとめ

今回はビッグマムについてみてきましたが、いかがでしたか?

普通はマグマ溜まりに落ちたら死んでしまいそうなものですが、ビッグマムとカイドウであれば生きていそうな気がして怖いですね。

また、ビッグマムの過去が結構ショッキングだと感じた方も多いのではないでしょうか。

もしかしたらマグマ溜まりから復活する可能性もありますので、今後の展開にも注目していきましょう!

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