【ワンピース】世界会議(レヴェリー)を徹底解説!事件の最新情報をネタバレ考察
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

毎回大事件が起こると言われる世界会議(レヴェリー)では「議決結果」「殺人未遂」「死者」についてのスクープがあり、注目が集まっていました。

今回はその3つのスクープ内容、スクープの影で起こった事件などについて解説・考察していきます!

レヴェリーとは

まずはレヴェリーについての基本的な情報をみていきましょう。

各国の王が集まる世界会議

レヴェリーとは、ワンピース世界の各国の王が一堂に会し開催する世界会議のことです。

議題は多岐にわたり、進行役は各国の王たちが持ち回り制で担当します。

レヴェリーへの参加権を持つのは世界政府に加盟している170か国で、1回の会議につき代表の50か国が出席することになっています。

これだけ重要な人物たちが集まるため、各国の護衛達に加えて海軍本部大将率いる海軍も護衛につきますが、それでも「レヴェリーはいつも大事件を呼ぶ」と言われているようです。

また、世界会議が始まる前は、誰も座らないことで唯一の王など存在しないことを証明する虚の玉座の前で独裁しない誓いを立てる決まりになっています。

しかし、908話ではこの誰も座らないはずの虚の玉座に座るイム様と呼ばれる人物が現れました。

イム様についてはこちらの記事で詳しく解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

レヴェリーの開催場所と開催頻度

レヴェリーが開催される場所は、天竜人と五老星が住む聖地マリージョアで、開催頻度は4年に一度です。

マリージョアへの立ち入りが許可されているのは、世界政府関係者である海軍や王下七武海のみですが、例外としてシャンクスがマリージョアに立ち入り五老星に直接会いに行く場面もありました。

シャンクスについてはこちらの記事で詳しく解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

また、マリージョアに住む天竜人はこちらの記事で解説・考察しています。

天竜人の最高位で、ワンピース世界の表向きのトップである五老星についてはこちらの記事で解説・考察しています。こちらもぜひチェックしてみてください!


レヴェリー参加国一覧

レヴェリーに参加できる権利を持つのは加盟国である170か国で、その中から毎回50か国が代表に選ばれレヴェリーに参加します。

ワンピース原作では過去2回レヴェリーの様子が描かれました。

これまでにレヴェリーへの参加が判明しているキャラクターは以下の通りです。

ゴア王国ステリー
サリー・ナントカネット
アラバスタ王国ネフェルタリ・コブラ
ネフェルタリ・ビビ
イガラム
チャカ
ペル
リュウグウ王国ネプチューン
フカボシ
リュウボシ
マンボシ子
しらほし
ドレスローザリク・ドルド3世
ヴィオラ
レベッカ
タンク・レパント
キュロス
レオ
マンシェリー
悪ブラックドラム王国ワポル
キンデレラ
カバ
サクラ王国
旧ドラム王国
ドルトン
Dr.くれは
バリウッド王国ハン・バーガー
タジン王国モロロン
シシャノ王国タコス
ロシュワン王国ビール6世
マトリョー
プロデンス王国エリザベロー2世
ルルシア王国セキ
コマネ
イルシア王国タラッサ・ルーカス
花ノ国サイ
その他国名不明の王達レモンチーズ
ポトフ
サモサ
バン・ドデシネ

レヴェリーのスクープ①「議決結果」

ここからは、956話で明らかになったスクープの一つ「議決結果」についてみていきましょう。

王下七武海制度の完全撤廃

「議決結果」は、王下七武海制度の完全撤廃が決定したという内容です。

この議題は、王下七武海によって国が被害を受けたアラバスタのコブラ王とドレスローザのリク王によって提案され、大多数の賛成を得て可決することになりました。

なお、このレヴェリーが始まる前、コブラ王とリク王は海軍大将の藤虎を含めた3人で何やら話をしていたことが明らかになっています。

藤虎はこのレヴェリーの間、同じく大将である緑牛にベガパンクが「すげェモン」を完成させたため「”王下七武海”はもう要らねェ」と話していました。

コブラ王、リク王、藤虎の3人が実際にどんな話をしていたかは明らかになっていませんが、タイミング的に王下七武海制度の撤廃について話し合っていたとみてまず間違いないでしょう。

ちなみに、藤虎が話していたすげェモンというのは新型パシフィスタ”セラフィム”のことですが、この新型兵器について2人の王に話していたかどうかはわかりません。

セラフィムとセラフィムを作ったベガパンクについては、こちらの記事で解説・考察しています。ぜひチェックしてみてください!

元王下七武海のその後

ハンコック
出典;pixiv@Riku

 

次は王下七武海制度の完全撤廃が決まった後の、元王下七武海のメンバーについてみていきましょう。

バギー・クロコダイル・ミホークは新組織設立

バギー、クロコダイル、ミホークの3人は、新組織”クロスギルド”を立ち上げました。

元々この組織はクロコダイルがミホークを誘って設立する予定でした。

しかし、クロコダイルがバギーに貸していた金の返済を求めに行った時、返済の当てがなかったバギーが代わりに広報活動をすると申し出た結果、バギーの部下の手によってバギーが一番かっこいいポスターが世間に広まってしまい、手違いでバギーが表向きの社長になったという経緯があります。

設立経緯以外詳しいことは明らかになっていませんが、海軍に懸賞金を懸けるという前代未聞のビジネスにより、ワンピース世界のみならず読者からも注目を集めている組織です。

そんなクロスギルドについてはこちらの記事で解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

ハンコックは黒ひげ・海軍と三つ巴の戦闘

ハンコックの元には、ハンコック拿捕のためコビーを含む海軍たちが女ヶ島に押し寄せてきていました。

しかし、海軍側は新型パシフィスタ”セラフィム”達を戦闘に投入し、九蛇海賊団は始めの内押され気味でした。

その直後今度は黒ひげがハンコックのメロメロの実の能力を奪いにやってきます。

最終的にハンコック、コビー、黒ひげのにらみ合いになりましたが、そこでレイリーが登場し、レイリーが見届けるという約束の元、海軍と黒ひげたちは女ヶ島を去っていったようです。

1059話で描かれたこの三つ巴の戦闘はなんとか終わりましたが、ハンコックがいる以上また女ヶ島が襲われる可能性が高いです。

ハンコック自身もそのことを理解しており、「一体どこにゆけば……」と話しているため、次に登場するときには女ヶ島と離れているかもしれません

ウィーブルは緑牛に捕縛される

七武海制度撤廃後に、ウィーブルも海軍に包囲されていました。
しかし、包囲した海軍を全滅させ、白ひげの故郷のスフィンクスに向かいます。

ウィーブルが来た時、海軍のラーテル大佐がスフィンクスを襲撃し白ひげの遺産を奪おうとしていました。
ウィーブルは、ラーテル大佐を撃退しスフィンクスを守っています。

しかし、援軍としてやって来た緑牛に捕らえられ、連行されてしまいました。

新型パシフィスタは王下七武海をベースにしている

ハンコック拿捕のために戦闘に投入されたセラフィム2体ですが、その見た目は幼いころのミホークとハンコックに似ていました。

同じように、元王下七武海のジンベエやくま、クロコダイル、ドフラミンゴ、モリアのセラフィムが確認されています。

これまでパシフィスタは、ベースとなったバーソロミュー・くまと同じ見た目をしているプロトタイプしか登場していませんでした。

しかしセラフィムは見た目が王下七武海の姿をしていたことに加え、百獣海賊団の大看板キングの種族”ルナ―リア族”と同じ特徴を持っていました。

このことからセラフィムは「ルナ―リア族×王下七武海」の血統因子を利用しているのではないかと考えられています。

また、セラフィムには「グリーンブラッド」と呼ばれる特殊な血液が投与されています。

なお、グリーンブラッドに用いられている血統因子には、超人系悪魔の実の能力が付与されています。

それにより、セラフィムにはそれぞれ超人系悪魔の実の能力が確認されています。

パシフィスタのベースとなったバーソロミュー・くまについては、こちらの記事で解説・考察しています。

また、キングとルナ―リア族については以下の記事で解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

レヴェリーのスクープ②「殺人未遂」

次に、956話で明らかになったスクープの一つ「殺人未遂」についてみていきましょう。


“天竜人“チャルロス聖殺人未遂

チャルロス聖
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

「殺人未遂」は、天竜人のチャルロス聖が麦わら大船団のレオとサイに殺されそうになったという内容です。

世界会議とチャルロス聖といえば、しらほし姫を手に入れようとしたチャルロス聖を同じ天竜人であるミョスガルド聖が金棒でぶん殴った事件を思い出す方も多いでしょう。

この件のあと、チャルロス聖がマリージョアの中の自分たちの居住区域である天竜門の先(神々の地)に治療を受けるために戻っていく姿が描かれています。

しかし、チャルロス聖は諦めきれず、再度しらほしを捕らえようと拘束します。

そこに、登場したのが、レベッカとレオ、サイ、ミョスガルド聖でした。

サイはミョスガルド聖に確認を取り、ミョスガルド聖が責任を取ることで攻撃を許可しました。

同じ場所にしらほしの兄であるフカボシもいましたが、フカボシは王族であるため、我慢するように言われます。

一方、サイとレオは背負う国がないため、逃げれるだろうと踏んで、攻撃を許可したのです。

当時現場にいたキャラクター

チャルロス聖の殺害未遂事件が起こった世界会議の間、マリージョアにいたキャラクターは以下の通りです。

  • イム様
  • 五老星
  • 天竜人と奴隷
  • 海軍、CP-0、その他衛兵
  • 各国の王と付き添いや護衛
  • ジュエリー・ボニー
  • 革命軍のメンバー(サボ、カラス、リンドバーグ、モーリー)
  • シャンクス

天竜人の奴隷の一人は、バーソロミュー・くまです。

バーソロミュー・くまは王下七武海でしたが、パシフィスタへと改造され完全に人格を失ってしまいました。

その後は無敵奴隷くまとして天竜人の奴隷になっていたことが判明し、加えてソルベ王国の国王であったことも判明しました。

また、バーソロミュー・くまは革命軍のメンバーでもあり、サボを含めた革命軍のメンバーはバーソロミュー・くまを奪還するためにマリージョアに潜入していました。

ジュエリー・ボニーも父であるバーソロミュー・くまを助けるためにマリージョアに潜入していました。

ジュエリー・ボニーについて、バーソロミュー・くまとの関係などはこちらの記事で解説・考察しています。ぜひチェックしてみてください!

シャンクスは一人でマリージョアに来ていたようで、マントを被って内密に五老星の元を訪れ、「ある海賊について話が」と言っていました。

五老星との関係などは明らかになっていませんが、五老星から「君だから時間をとった」と言われており、シャンクスは天竜人ではないかと考察されることが多いです。

シャンクスについてはこちらの記事で解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

ミョスガルド聖が処刑される

ガーリング聖登場シーン
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ワンピース1086話で、チャルロス聖を攻撃する許可を出したミョスガルド聖が神の騎士団に処刑されたことが明らかになりました。

レヴェリー終了後、チャルロス聖殺人未遂事件の犯人を逃がしたとして、ミョスガルド聖が神の騎士団の取り調べを受けていました

1086話で神の騎士団の総司令官フィガーランド・ガーリング聖が登場し、ミョスガルド聖が処刑された姿が描かれています。

天竜人唯一の両親と言われたミョスガルド聖が処刑されたことは、読者にも衝撃を与えました。
ミョスガルド聖の処刑は報道されておらず、天竜人が処刑されたことは世間には報道されないのかもしれません。

神の騎士団の詳細は不明ですが、天竜人を裁く権利を持った組織のようです。

神の騎士団に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

レヴェリーのスクープ③「死者」

最後に、956話で明らかになったスクープの一つ「死者」についてみていきましょう。

サボによるコブラ王殺害の真実

「死者」についてのスクープは、サボによるコブラ王殺害という内容です。

前述のように、サボはレヴェリーの間マリージョアに潜入しており、コブラ王もレヴェリーに参加するためマリージョアを訪れていました。

そして、コブラ王はネフェルタリ家の先祖である「リリィ」について問うため五老星に謁見しました。

この際、コブラ王と五老星の前にイム様も現れたのです。

イム様はコブラ王に対して「リリィ」について話し始めます。
イム様はリリィの失敗が計画的だったのではないかと疑惑を抱えていました。

そして、コブラ王の口からリリィは「ネフェルタリ・D・リリィ」であり、Dの一族であることが明かされ、謎の矢印のような攻撃により、コブラ王は刺されたのです。

サボはその場に偶然居合わせてしまったため、コブラ王殺害の濡れ衣を着せられました。

サボから革命軍への通信内容をネタバレ

サボ
出典:pixiv@如月

 

スクープがあった後、サボと一緒にマリージョアに潜入していた革命軍のメンバーは無事にバーソロミュー・くまを連れて帰還しましたが、サボの行方だけがわからない状態でした。

そんな中でサボから通信が入り、真犯人は別にいると語られます。

また、それ以外にもサボは虚の玉座について何かを話そうとしていました。

しかし、サボが何を伝えようとしたのか、また真犯人は誰なのかを話す前に通信は途切れてしまいます。

通信が途切れたのは、サボが潜伏していると言われていたルルシア王国がイム様側の攻撃によって壊滅したからでした。

しかし、実はサボはルルシア王国からすでに出航しており、攻撃の際にはルルシア王国にいなかったのです。

また、ルルシア王国から出航したサボの船にはモーダを含むルルシア王国の住民たちも乗っていました。

彼女たちは、以前ベロ・ベティが町を救ってくれたときから革命の灯がついており、革命軍に入隊するためにサボとともに本部へ向かっていました。

同時期に起きたビビ失踪事件とは

ビビ
出典;pixiv@Riku

 

サボによるコブラ王殺害事件が報道されたとき、同時期に王女ビビが失踪したという報道もされていました。

麦わらの一味にもコブラ王殺害やビビ失踪事件などは伝わっており、一時は今すぐアラバスタまで引き返そうといった意見も出るほど混乱していましたが、最終的にはビビ達を信じて自分たちは前に進むということで話がまとまりました。

そして、失踪したと報道されていたビビですが、世界経済新聞社のモルガンズが匿っていることが明らかになりました。

また、ビビと共にワポルもまたモルガンズに匿ってもらっていました。

ワポルは偶然イム様の存在を知っていしまい、さらに覗き見していることを五老星にバレてしまいます。

そして、ビビもCP0に捕らえられていたため、そこから逃げるために、モルガンズの元へ向かおうとしていたワポルに掴まり、共にモルガンズに匿ってもらうことになったのです。

密航者のその後

潜入していたビビやサボだけでなく、イム様の存在を知ったワポル、CP0に狙われていたビビはそれぞれ、マリージョアから密航しました。

密航者密航船目的地
サボルルシア王国の船ルルシア王国→カマバッカ王国
ボニータジン王国の船エッグヘッド
ビビとワポルエイギス王国の船世界経済新聞社

チャルロス聖に一撃を与えたサイやレオ達についてはまだ明かされていません。
ミョスガルド聖は処刑されましたが、チャルロス聖襲撃犯について言及されていないので、無事逃げた可能性が高いです。

レヴェリーのスクープの背後で起きた事件

レヴェリー開催時に、報道されることがない事件も起こっていました。

革命軍が天駆ける竜の蹄のシンボルと食糧庫の破壊に成功

レヴェリーでは各国の王が帰還するタイミングで、革命軍が天駆ける竜の蹄のシンボルと食糧庫を破壊しています。

革命軍は天駆ける竜の蹄のシンボルが破壊して天竜人に宣戦布告しただけでなく、マリージョアの食糧庫も破壊したことがワンピース1083話で判明しました。

革命軍はマリージョアの食糧庫を破壊し、政府の運搬船を襲うことで物資の供給を止めて兵糧攻めを行う計画です。

1086話では「食糧がないえ」と叫ぶ天竜人の姿も描かれており、革命軍の兵糧攻めは成果を上げていると思われます。
ただ最新1103話の時点で五老星などが、食糧問題について言及するシーンはありません。

革命軍の手助けをした大将藤虎と大将緑牛が激突

レヴェリーでは、革命軍の手助けをして奴隷を解放しようとした大将藤虎と大将緑牛の戦闘も行われています。

レヴェリー終了後に藤虎が包帯を巻いた姿が描かれており、革命軍との戦闘で傷を負った思われています。
1083話では革命軍の軍団長カラス・モーリーと大将藤虎・緑牛の戦いも描かれています。

しかし、1085話で藤虎が奴隷を解放しようとする革命軍を手伝い、緑牛と戦闘になったことが判明
海軍大将が、革命軍に味方していたという衝撃の事実が明らかになりました。

最新1103話の時点で藤虎が処罰されたという情報はありませんが、このままでは済まないでしょう。

レヴェリーについてのまとめ

今回はレヴェリーについてみてきましたが、いかがでしたか?

大事件が起こると言われているレヴェリーですが、今回のレヴェリーはルフィたちと縁の深い人物たちが巻き込まれており、とても不安になる内容でしたね。

しかし、ルフィたちも信じているように、ビビは強い人ですしサボもルフィの誇りのお兄ちゃんですからきっと大丈夫です。

また、レヴェリーは4年に一度の開催なので、もしかしたらワンピース原作で描かれるのはこれが最後のレヴェリーだったかもしれません。

王下七武海制度の撤廃など世界を大きく揺るがせたレヴェリーだったので、今一度レヴェリーについて振り返り、これからのワンピースの世界をより楽しみましょう!

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