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4級未満の低級呪霊蠅頭
4級にも満たない低級の呪霊も存在し、蠅頭と呼ばれています。
蠅頭には人を呪い殺す力はなく、無害に近い存在です。
作中では蠅頭を飛ばして、偵察に使われていました。
基本的に呪術師は同等級の呪霊より強い
基本的に呪術師は、同等級の呪霊を単独で祓える強さがあるとされています。
つまり、1級呪術師なら1級の呪霊より、2級呪術師なら2級の呪霊よりも強いわけです。
単独で1つ上の呪霊を倒せる呪術師も存在します。
呪術廻戦作中では1級呪術師の東堂葵が1人で、特級呪霊を討伐しました。
しかし、準1級相当でも術式が使えないせいで2級に分類されるなど、例外的に等級より強い呪霊も存在します。
また、特級は規格外の呪霊が分類されるので、特級呪術師でも確実に勝てるとは言えません。
【呪術廻戦】呪霊と受肉体・呪物の違いとは?呪胎九相図も解説
呪霊と受肉体の違いは肉体があるかないか
呪霊と受肉体の違いは、実体としての肉体があるかどうかです。
受肉体は、呪物や別人の魂が人間に一体化しています。
受肉体は肉体があるため、一般人でも見て触れることが可能です。
呪霊は呪力なしでは倒せませんが、実体のある受肉体なら呪力なしでも倒せる可能性があります。
呪霊と呪物の違いは実体があるかどうか
呪霊と呪物の違いは、実体があるかどうかです。
呪霊は呪いのエネルギーの集合体で、実体はありません。
呪物は通常の物体に、呪いが宿ったものなので実体が存在します。
呪物は無機物だけでなく、宿儺の指などの生物の死体も呪物に含まれます。
呪霊が発生しやすい場所に呪物が魔除けとして置かれることも多いですが、封印が弱くなると呪いを呼び寄せてしまう場合もあります。
呪胎九相図は呪霊と人間から産まれた胎児の標本!
呪胎九相図は、150年前に呪霊と人間から生まれた胎児が標本にされた呪物です。
150年前に、呪霊の子供を妊娠できる女性がいました。
呪霊と人間の間に産まれた九人の子供が、全員受胎九相図にされています。
受胎九相図は呪霊と人間の中間の存在で、体は通常の人間とは異なります。
呪胎九相図はあくまで呪物ですが、作中では受肉した長男脹相・次男壊相・3男血塗が登場。
脹相は、呪霊と母の女性だけでなく、羂索の血も混じっているため、血のつながった親が3人存在します。
そのため、脹相は羂索の子である虎杖も弟と認識しているのです。
脹相については、以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
両面宿儺は呪霊ではなく特級呪物
呪霊扱いもされることもある両面宿儺ですが、厳密には呪霊ではありません。
宿儺は異形ですが元々人間であり、死亡した後に指が特級呪物になりました。
指が宿儺の本体なので、あくまで宿儺は呪物に分類されます。
呪霊や五条悟と戦っている宿儺は、虎杖や伏黒の体に受肉しているので呪霊ではありません。
呪術廻戦の作中でも魔虚羅の攻撃を受けた宿儺が、「俺が呪霊なら消滅していた」と発言しています。
宿儺の指以外に、宿儺の体が即身仏として登場しています。
【呪術廻戦】特級呪霊一覧!作中での活躍も解説!
特級呪霊一覧表
呪術廻戦の作中には、以下の特級呪霊が登場しています。
夏油傑の使役する特級呪霊は、夏油の呪霊の項目にまとめました。
名称 | 登場巻 | 種類 | |
---|---|---|---|
祈本里香 | 0巻 | 怨霊 | |
漏瑚 | 2巻 | 通常の呪霊 | |
花御 | 2巻 | 通常の呪霊 | |
陀艮 | 2巻 | 通常の呪霊 | |
真人 | 2巻 | 通常の呪霊 | |
少年院の呪霊 | 1巻 | 不明 | |
八十八橋の特級呪霊 | 7巻 | 不明 | |
禪院直哉の呪霊 | 22巻 | 怨霊 |
乙骨憂太の執着心が生んだ特級過呪怨霊・祈本里香
祈本里香は、呪術廻戦の前日譚「東京都立呪術高等専門学校」の主人公乙骨憂太に取り憑いていた呪霊です。
元々は乙骨の幼馴染の少女で、将来の結婚を誓った関係でした。
11歳の時に交通事故で死亡しますが、以降は特級呪霊として乙骨に取り憑いています。
里香には呪術としての素質があり、乙骨への愛情で呪霊化したと考えられていました。
実際は特級呪術師になる素質を持った乙骨が、無意識に里香を特級過呪怨霊にしていました。
夏油を倒した乙骨が呪いを解いたことで、里香は成仏しました。
特級呪霊としての祈本里香は、呪いの女王と呼ばれるほど規格外の力を持ちます。
指が全て揃った宿儺には劣るとされていますが、乙骨を守るためなら宿儺を超える可能性もあるとのことです。
呪術廻戦最新226話までに登場した全ての呪霊の中と比較しても、最強の可能性が高いです。
里香が成仏した後も膨大な呪力を持った呪いとしてのリカが存在し、乙骨は外付けの術式として使役しています。
ただし、里香本人が成仏した後は、確実に弱体化しています。
以下の記事では祈本里香について詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
大地への恐怖から生まれた特級呪霊・漏瑚
漏瑚は初期から登場する4体の未登録特級呪霊のまとめ役で、大地への畏怖から誕生した呪霊です。
呪霊こそ真に純粋な本物の人間と考えており、人間を滅ぼして呪霊の世界を作ろうとしています。
人類の敵ともいえる呪霊ですが、五条や宿儺に一方的に負けたせいでやられ役のイメージが強いです。
また性格もどこか愛嬌があるため、マスコット的な扱いを受けることも
しかし、実際は特級の中でも別格の強さで、偽夏油ですら一対一では簡単に勝てないほど強いです。
領域展開だけでなく極ノ番も習得しており、実力の高さがわかります。
頭部が火山のような形状で、炎やマグマを操る術式を使います。
漏瑚の攻撃は高層ビルを簡単に破壊しており、特級呪霊の中でも規格外の破壊力を見せていました。
森への恐怖から生まれた特級呪霊・花御
森を畏怖する感情から生まれた呪霊で、呪術廻戦の初期から登場する4体の特級呪霊の1体です。
自然を守るために人間を滅ぼそうとしていますが、優しい人間がいることも理解しています。
作中で最も優しい呪霊とされており、思慮深く温厚な性格です。
五条悟は、呪霊の中でも精霊に近いと判断していました。
外見のフォルムは大男のようですが、アニメの声優が女性なのも印象的です。
植物を操る術式と近接格闘で、特級呪霊にふさわしい高い戦闘能力を見せました。
並みの呪術・呪具ではダメージを受けないほど頑丈で、規格外の耐久力を持ちます。
戦闘能力では漏瑚に劣りますが、漏瑚なら死ぬ攻撃を受けても戦闘を続けられるほどタフです。
海への恐怖から生まれた特級呪霊・陀艮
呪術廻戦初期から登場する未登録特級呪霊の1体で、海を畏怖する感情から生まれました。
受胎時はタコがフードを被ったような外見で、かなり愛嬌のある外見をしています。
言葉を話さず「ぶぅー」と鳴く様子もユーモラスで、読者からも可愛いと言われていました。
生得領域が南国のビーチのようで、仲間の真人は浜辺がくつろぐシーンも。
しかし、渋谷事変では成長した姿に変態し、1級相当の呪術師4人を追い詰める活躍を見せました。
体力も呪力量も膨大で、近距離でも遠距離でも高い戦闘能力を発揮。
術式で膨大な水と水棲生物型の式神を操って、攻撃を行いました。
領域展開は際限なく式神を生み出し、攻撃が当たるまで式神の姿が現れるという厄介な特性を持ちます。