
目次
呪術廻戦に登場する主要な敵が呪霊です。しかし、呪霊がどんな存在なのかわかりにくいですよね。本記事は呪霊とは何なのかから、種類や階級などについて解説します。
呪霊と受肉隊の違いや特級呪霊の一覧などもご紹介します。
【呪術廻戦】呪霊とは?倒し方もご紹介!
呪霊は人の負の感情から生まれた存在

呪霊は、人から発生した負の感情が呪いとして具現化した存在です。
ほとんど呪霊は人間とのコミュニケーションは不可能で、大抵は問答無用で人間を殺そうとします。
作中では行方不明者や変死者のほとんどは、呪霊による被害とされています。
学校や病院などの施設は、人間の負の感情が集まりやすいため、呪霊が生まれやすいです。
呪力がないと見たり触れたりできない

呪力を持たない一般人では、呪霊を見たり触れたりすることはできません。
極限状態なら一般人が呪霊に触れられる場合もあります。
ただし、呪霊に触れることができても、呪力が無いとダメージを与えるのは不可能です。
呪霊を倒すにも呪力が必要

呪霊を倒すには呪力が必要であり、呪術や呪力が籠った呪具を使用してダメージを与えます。
呪術を使用して呪霊を倒す人間が呪術師で、呪術で人に害を及ぼすのが呪詛師です。
呪霊を見るための呪具もあり、呪具で攻撃すれば呪力のない人間でも呪霊を倒すことは可能です。
周囲の人口が多いほど呪霊は強くなる

呪霊は人の負の感情から生まれるため、人口の多い場所ほど強い呪霊が生まれやすいです。
作中では、田舎の呪霊よりも東京の呪霊の方が強いと説明されていました。
また、人口が多いと単純に強い呪霊が生まれるだけではありません。
人口多い場所ほど、知恵が回り、狡猾な呪霊が生まれやすいです。
呪霊の数は季節の影響を受ける
呪霊は季節の影響も受けやすく、季節によって数が変わります。
一般的に、呪霊が最も多いのは初夏で、秋頃には数が少なくなるとされています。
これは、冬から春の終わりごろまで人間の負の感情が蓄積され、初夏に呪霊化するからです。
【呪術廻戦】呪霊の種類
実在するものへの負の感情から生まれるのが通常の呪霊

呪霊は、呪いが発生した原因によっていくつかの種類に分類されます。
実在するものへと向けられた負の感情から、発生するのが通常の呪霊です。
作中では、漏瑚・真人・陀艮・花御などの特級呪霊は通常の呪霊とされています。
特定の病への負の感情から生まれる特定疾病呪霊
特定の病気に対する負の感情から生まれるのが、特定疾病呪霊です。
規模の大きな感染症が流行った場合などに、特定疾病呪霊が生まれやすいと考えられます。
作中では、疱瘡神や疱瘡婆が特定疾病呪霊として存在しています。
疱瘡神や疱瘡婆は、現実の世界の伝説でもあります。
死んだ人間が呪霊となったのが怨霊

怨霊は、死んだ人間の呪いが呪霊化したものです。
作中では、折本里香や禪院直哉などが怨霊として登場しています。
個人に取りついた怨霊で、取りつかれた人物が攻撃された場合などに現れる怨霊が過呪怨霊と呼ばれています。
呪力以外で、殺された呪術師や呪詛師は怨霊になる危険性が高いです。
呪力のない普通の包丁で殺された禪院直哉は、怨霊になるのではないかと考察されていました。
架空のものに対する負の感情から生まれる仮想怨霊

実在しない架空の存在への恐怖から生まれるのが仮想怨霊です。
妖怪や怪談などへの恐怖が呪霊になったものが、仮想怨霊に当たります。
実際に、口裂け女などの仮想怨霊が呪術廻戦に登場しています。
なかでも、大勢の人が知っている怪談や伝説などは、強力な仮想怨霊を生みやすいです。
【呪術廻戦】呪霊の等級(階級)は5段階!4級未満もご紹介
呪術廻戦の作中では、呪霊は5段階の等級に分類されています。
呪霊には通常の兵器は通用しません。
通常の兵器が通用すると仮定して、兵器との比較で呪霊の強さを表現しています。
クラスター弾の絨毯爆撃でようやく対抗できる特級

特級呪霊は、呪術廻戦に登場する呪霊の中で最高位の等級です。
通常兵器が通用する場合、「クラスター弾の銃弾爆撃でトントン」とされています。
特級呪霊がいかに驚異的な存在化がわかる表現です。
しかも、特級は1級を超える呪霊が入れられる等級なので、強さの上限はありません。
高専には16体の特級呪霊が登録されているとされていますが、未登場の特級呪霊も多いです。
また、どんな特級呪霊が登録されているのは、ほとんどわかっていません。
戦車では対抗するのが難しい1級(準1級)

1級呪霊は通常兵器が通用すると仮定した場合、「戦車でも心細い」とされています。
準1級も存在しますが、1級に含めて考えられることが多いです。
通常、術式を使用する呪霊は準1級以上と見なされます。
散弾銃でどうにか対抗できる2級(準2級)

2級の呪霊は通常兵器が通用する場合、「散弾銃でギリ」と表現されています。
準2級も存在しますが、2級に含めた扱いになっています。
2級を超える力がある場合でも、術式が使えないと2級扱いになる場合があります。
蝗GUYは準1級相当の強さですが、術式が使えないせいで2級に分類されていました。
拳銃があれば問題ない3級

通常兵器が効く場合、「拳銃があればまあ安心」とされるのが3級呪霊です。
3級以下は低級呪霊で、呪力が低いために壁をすり抜けてしまいます。
夏油が百鬼夜行の際に呼び出した無数の呪霊は、3級以下の等級です。
木製バットでも勝てる4級

4級は呪霊の等級としては最下級で、通常兵器が有効と仮定した場合は「木製バットで余裕」とされています。
呪術廻戦の作中では、明確に4級に分類された呪霊は登場していません。
4級未満の低級呪霊蠅頭

4級にも満たない低級の呪霊も存在し、蠅頭と呼ばれています。
蠅頭には人を呪い殺す力はなく、無害に近い存在です。
作中では蠅頭を飛ばして、偵察に使われていました。
基本的に呪術師は同等級の呪霊より強い

基本的に呪術師は、同等級の呪霊を単独で祓える強さがあるとされています。
つまり、1級呪術師なら1級の呪霊より、2級呪術師なら2級の呪霊よりも強いわけです。
単独で1つ上の呪霊を倒せる呪術師も存在します。
呪術廻戦作中では1級呪術師の東堂葵が1人で、特級呪霊を討伐しました。
しかし、準1級相当でも術式が使えないせいで2級に分類されるなど、例外的に等級より強い呪霊も存在します。
また、特級は規格外の呪霊が分類されるので、特級呪術師でも確実に勝てるとは言えません。
【呪術廻戦】呪霊と受肉体・呪物の違いとは?呪胎九相図も解説
呪霊と受肉体の違いは肉体があるかないか

呪霊と受肉体の違いは、実体としての肉体があるかどうかです。
受肉体は、呪物や別人の魂が人間に一体化しています。
受肉体は肉体があるため、一般人でも見て触れることが可能です。
呪霊は呪力なしでは倒せませんが、実体のある受肉体なら呪力なしでも倒せる可能性があります。
呪霊と呪物の違いは実体があるかどうか

呪霊と呪物の違いは、実体があるかどうかです。
呪霊は呪いのエネルギーの集合体で、実体はありません。
呪物は通常の物体に、呪いが宿ったものなので実体が存在します。
呪物は無機物だけでなく、宿儺の指などの生物の死体も呪物に含まれます。
呪霊が発生しやすい場所に呪物が魔除けとして置かれることも多いですが、封印が弱くなると呪いを呼び寄せてしまう場合もあります。
呪胎九相図は呪霊と人間から産まれた胎児の標本!

呪胎九相図は、150年前に呪霊と人間から生まれた胎児が標本にされた呪物です。
150年前に、呪霊の子供を妊娠できる女性がいました。
呪霊と人間の間に産まれた九人の子供が、全員受胎九相図にされています。
受胎九相図は呪霊と人間の中間の存在で、体は通常の人間とは異なります。
呪胎九相図はあくまで呪物ですが、作中では受肉した長男脹相・次男壊相・3男血塗が登場。
脹相は、呪霊と母の女性だけでなく、羂索の血も混じっているため、血のつながった親が3人存在します。
そのため、脹相は羂索の子である虎杖も弟と認識しているのです。
脹相については、以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
両面宿儺は呪霊ではなく特級呪物

呪霊扱いもされることもある両面宿儺ですが、厳密には呪霊ではありません。
宿儺は異形ですが元々人間であり、死亡した後に指が特級呪物になりました。
指が宿儺の本体なので、あくまで宿儺は呪物に分類されます。
呪霊や五条悟と戦っている宿儺は、虎杖や伏黒の体に受肉しているので呪霊ではありません。
呪術廻戦の作中でも魔虚羅の攻撃を受けた宿儺が、「俺が呪霊なら消滅していた」と発言しています。
宿儺の指以外に、宿儺の体が即身仏として登場しています。
【呪術廻戦】特級呪霊一覧!作中での活躍も解説!
特級呪霊一覧表

呪術廻戦の作中には、以下の特級呪霊が登場しています。
夏油傑の使役する特級呪霊は、夏油の呪霊の項目にまとめました。
名称 | 登場巻 | 種類 | |
---|---|---|---|
祈本里香 | 0巻 | 怨霊 | |
漏瑚 | 2巻 | 通常の呪霊 | |
花御 | 2巻 | 通常の呪霊 | |
陀艮 | 2巻 | 通常の呪霊 | |
真人 | 2巻 | 通常の呪霊 | |
少年院の呪霊 | 1巻 | 不明 | |
八十八橋の特級呪霊 | 7巻 | 不明 | |
禪院直哉の呪霊 | 22巻 | 怨霊 |
乙骨憂太の執着心が生んだ特級過呪怨霊・祈本里香

祈本里香は、呪術廻戦の前日譚「東京都立呪術高等専門学校」の主人公乙骨憂太に取り憑いていた呪霊です。
元々は乙骨の幼馴染の少女で、将来の結婚を誓った関係でした。
11歳の時に交通事故で死亡しますが、以降は特級呪霊として乙骨に取り憑いています。
里香には呪術としての素質があり、乙骨への愛情で呪霊化したと考えられていました。
実際は特級呪術師になる素質を持った乙骨が、無意識に里香を特級過呪怨霊にしていました。
夏油を倒した乙骨が呪いを解いたことで、里香は成仏しました。
特級呪霊としての祈本里香は、呪いの女王と呼ばれるほど規格外の力を持ちます。
指が全て揃った宿儺には劣るとされていますが、乙骨を守るためなら宿儺を超える可能性もあるとのことです。
呪術廻戦最新226話までに登場した全ての呪霊の中と比較しても、最強の可能性が高いです。
里香が成仏した後も膨大な呪力を持った呪いとしてのリカが存在し、乙骨は外付けの術式として使役しています。
ただし、里香本人が成仏した後は、確実に弱体化しています。
以下の記事では祈本里香について詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
大地への恐怖から生まれた特級呪霊・漏瑚

漏瑚は初期から登場する4体の未登録特級呪霊のまとめ役で、大地への畏怖から誕生した呪霊です。
呪霊こそ真に純粋な本物の人間と考えており、人間を滅ぼして呪霊の世界を作ろうとしています。
人類の敵ともいえる呪霊ですが、五条や宿儺に一方的に負けたせいでやられ役のイメージが強いです。
また性格もどこか愛嬌があるため、マスコット的な扱いを受けることも
しかし、実際は特級の中でも別格の強さで、偽夏油ですら一対一では簡単に勝てないほど強いです。
領域展開だけでなく極ノ番も習得しており、実力の高さがわかります。
頭部が火山のような形状で、炎やマグマを操る術式を使います。
漏瑚の攻撃は高層ビルを簡単に破壊しており、特級呪霊の中でも規格外の破壊力を見せていました。
森への恐怖から生まれた特級呪霊・花御

森を畏怖する感情から生まれた呪霊で、呪術廻戦の初期から登場する4体の特級呪霊の1体です。
自然を守るために人間を滅ぼそうとしていますが、優しい人間がいることも理解しています。
作中で最も優しい呪霊とされており、思慮深く温厚な性格です。
五条悟は、呪霊の中でも精霊に近いと判断していました。
外見のフォルムは大男のようですが、アニメの声優が女性なのも印象的です。
植物を操る術式と近接格闘で、特級呪霊にふさわしい高い戦闘能力を見せました。
並みの呪術・呪具ではダメージを受けないほど頑丈で、規格外の耐久力を持ちます。
戦闘能力では漏瑚に劣りますが、漏瑚なら死ぬ攻撃を受けても戦闘を続けられるほどタフです。
海への恐怖から生まれた特級呪霊・陀艮

呪術廻戦初期から登場する未登録特級呪霊の1体で、海を畏怖する感情から生まれました。
受胎時はタコがフードを被ったような外見で、かなり愛嬌のある外見をしています。
言葉を話さず「ぶぅー」と鳴く様子もユーモラスで、読者からも可愛いと言われていました。
生得領域が南国のビーチのようで、仲間の真人は浜辺がくつろぐシーンも。
しかし、渋谷事変では成長した姿に変態し、1級相当の呪術師4人を追い詰める活躍を見せました。
体力も呪力量も膨大で、近距離でも遠距離でも高い戦闘能力を発揮。
術式で膨大な水と水棲生物型の式神を操って、攻撃を行いました。
領域展開は際限なく式神を生み出し、攻撃が当たるまで式神の姿が現れるという厄介な特性を持ちます。
人間が人間を恐れる心から生まれた特級呪霊・真人

人間を恐れる心から生まれた特級呪霊です。
全身に縫い跡がありますが、外見は人間とほとんど変わりません。
生まれて間もない呪霊ですが、未登録特級呪霊4体のリーダーとして登場します。
仲間たちと同じく人間を嫌っていますが、人間への興味は強く、人間に嫌がらせをするのを楽しんでいます。
無邪気で一見人間に優しく接しますが、人間を騙し弄んでから殺すのを楽しむ非常に邪悪な性格。
一方で仲間の呪霊に対しては、からかいながらも本心から優しさを向けています。
術式の無為転変は魂の形状を変化させる能力で、相手の魂を変化させて、肉体の形状まで変えることが可能。
人間を改造することが多く、改造された人間はいずれ死亡します。
真人自身も魂を変化させて肉体を再生できるため、魂を攻撃されるか、呪力切れにならない限り不死身に近い存在です。
作中で初めて登場した特級!少年院の呪霊

呪術廻戦本編の作中で、初めて登場した特級呪霊です。
正式名称はなく少年院に現れたため、少年院の呪霊と呼ばれています。
現れた当初は受胎で、受胎が確認された呪霊は特級相当の力があると説明されました。
宿儺の指を取り込んで力を増しており、伏黒が見たことがないほど大きな生得領域を展開しています。
虎杖・伏黒を寄せ付けない強さを見せましたが、宿儺の領域展開で倒されました。
両面宿儺の指を取り込んだ八十八橋の特級呪霊

作中では埼玉の心霊スポットとして有名な八十八橋に現れた特級呪霊です。
少年院の呪霊と同じく宿儺の指を取り込んでおり、ほとんど同じ外見をしています。
6月に宿儺の指が受肉した影響で、八十八橋の呪霊も特級相当の力を得ました。
ただし、伏黒の発言によると少年院の呪霊よりも数段強いようです。
1人で戦うことになった伏黒は死を覚悟しますが、未完成の領域展開を使用して何とか勝利しています。
特別一級呪術師が怨霊となった禪院直哉の呪霊

禪院家の次期当主候補だった禪院直哉が呪霊となった存在で、受胎時は芋虫のような姿をしています。
呪術廻戦22巻191話で登場し、禪院真希と加茂憲紀と戦いました。
完全なフィジカルギフテッドに目覚めた真希が反応できないほどのスピードで飛行し、その最高速度はマッハ3に達します。
スピードだけなら作中最高の可能性もあり、特級呪霊の中でも上位の強さと思われます。
術式は人間だった頃と同じ投射呪法で、領域展開も披露。
最終的に、フィジカルギフテッドの力を使いこなした真希に敗北しました。
【呪術廻戦】夏油傑の呪霊一覧!特級呪霊は個別に解説
夏油傑の呪霊一覧表

夏油傑は呪霊操術の使い手で、大量の呪霊を使役しています。
本物の夏油は呪術廻戦本編開始前に死亡していますが、偽夏油は夏油と同じ呪霊操術を使います。
以下の表で、夏油傑の呪霊を一覧にまとめました。
名称 | 等級 | 登場 | 特徴 | |
---|---|---|---|---|
格納呪霊(名称不明) | 3級以下 | 0巻2話 | 武器・呪具・人を格納するする | |
ゾンバと叫ぶ呪霊(名称不明) | 準一級 | 0巻2話 | マンモスと人が一体化したような外見 光の柱が当たった相手を押しつぶす術を使用 | |
鳥型の呪霊(名称不明) | 不明 | 0巻3話 | 夏油一派を東京校まで運ぶ | |
一つ目の呪霊(名称不明) | 不明 | 0巻3話 | 印を結んで高専の人間を威嚇 | |
黒骸骨の呪霊(名称不明) | 不明 | 0巻3話 | 大量に表れて高専の人間を取り囲む | |
百鬼夜行 | 3級以下 | 0巻3話 | 千体の呪霊 | |
ムカデ型呪霊(名称不明) | 不明 | 0巻最終話 | 乙骨との戦いで大量に登場 | |
化身玉藻前 | 特級 | 0巻最終話 | 玉藻前への恐怖が生んだ仮想怨霊 | |
百鬼夜行の特級呪霊 | 特級 | 原作未登場 | ビル並みの大きさを持つ鎧武者 | |
虹龍 | 不明 | 9巻 | 伝説上の龍への恐怖から生まれた仮想怨霊 2年生時の夏油の呪霊の中では最も硬い | |
口裂け女 | 不明 | 口裂け女への恐怖から生まれた仮想怨霊 具現化した複数のハサミで攻撃 | ||
疱瘡神(疱瘡婆) | 特級 | 12巻 | 疱瘡神として登場したが本当は疱瘡婆 | |
黒漆死 | 特級 | 20巻 | ゴキブリへの恐怖から生まれた呪霊 | |
象型の呪霊 | 特級 | 23巻 | あらゆる障害を取り除く能力 |
下記の記事では夏油傑について詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
高専に登録された16体の特級呪霊の1体化身玉藻前

妖狐として知られる玉藻前への恐怖が実体化した仮想怨霊です。
仮想怨霊なので、本物の玉藻前ではありません。
高専に登録されていた16体の特級呪霊で、人間の女性のような外見ですが目が4つで口が顔の横まで裂けています。
単体で登場しますが、夏油は自分が所有する全ての呪霊を「呪霊操術 極ノ番うずまき」の生贄にしてしまいました。
そのため、化身玉藻の前の戦闘シーンは描かれていません。
術式なども全て不明です。
藤堂に倒された百鬼夜行の特級呪霊
夏油が京都の百鬼夜行で、使役していた鎧武者姿の特級呪霊です。
ビルに負けないほどの巨体を持ちます。
原作の3巻で存在はほのめかされますが、劇場版「呪術廻戦0」まで姿は描かれませんでした。
戦闘シーンは描かれていませんが、藤堂が1人で撃退したことは判明しています。
疱瘡神として登場した疱瘡婆

天然痘への恐怖から生まれた特定疾病呪霊です。
渋谷事変で登場し、1級呪術師の冥冥と戦いました。
領域展開内で相手を棺桶に入れ、墓石を落として地下に埋葬。
埋葬されてからカウントが始まり、3カウントが終わった時点で死亡します。
夏油は疱瘡神と言っていましたが、本当の名前は疱瘡婆です。
疱瘡神は実際に神社に祀られている神で、疱瘡婆の伝説も実在します。
ゴキブリへの恐怖から生まれた黒漆死

黒漆死は、巨大なゴキブリに人間の手足が生えたような特級呪霊です。
無限の食欲を持ち、食べた分だけ単為生殖で属食する厄介な存在です。
呪力で強化された無数のゴキブリを操り、術式土中蠕定で2体の式神も操ります。
爛生刀と呼ばれる魔剣で戦うことも可能です。
乙骨の首に食いつきますが、逆に乙骨が口に噛みつくという衝撃の展開に。
口から正のエネルギーの反転術式を注ぎ込まれて倒されました。
アメリカ軍を蹂躙した象型の呪霊

呪術廻戦の死滅回游編で、偽夏油が使役した特級呪霊です。
初登場時は、アメリカ軍と戦い呪術師の圧倒的な力をアメリカ政府に見せつけました。
九十九由基との戦闘でも使用され、あらゆる障害を取り除くアジアの神の呪いと説明されました。
象のような外見や能力の説明から、元ネタはインドの神ガネーシャではないかと考えられます。
強力そうな特級呪霊ですが、九十九由基の攻撃で一撃で粉砕されました。
【呪術廻戦】呪霊についてまとめ
呪術廻戦に登場する呪霊の種類や階級、特級呪霊などについて解説しました。
呪霊は人間を殺そうとする恐ろしい存在ですが、人間の心が生んだ存在でもあります。
特に特級呪霊は人間的な面が描かれる場合もあり、単純な敵ではなく、どこか共感する面も描かれています。
呪術廻戦原作では呪霊よりも宿儺や偽夏油との戦いがメインになってきていますが、新たな特級呪霊が敵として登場する可能性もあるでしょう。
呪術廻戦最終回で呪霊がいなくなる展開になるとしたら、何らかの形で呪霊との最後の戦いが描かる可能性は高いです。
宿儺と五条の戦いで盛り上がる呪術廻戦ですが、呪霊がどうなるのかにも注目しましょう。