【呪術廻戦】最強の式神、魔虚羅(まこら)の強さや能力を解説!宿儺でさえ勝てない!?
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

目次

【呪術廻戦】に登場する魔虚羅まこらは、十種影法術とくさのがげぼうじゅつ最強の式神です。
作中では、驚きの能力と強さで宿儺でも勝てないと言われました。

最強の式神魔虚羅まこらの強さや能力、五条悟に勝てると言われている理由などを解説します。

【呪術廻戦】魔虚羅まこらとは

正式名称は八握剣異戒神将魔虚羅やつかのつるぎいかいしんしょうまこら

魔虚羅(まこら)登場シーン
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

魔虚羅まこらは、呪術廻戦117話で伏黒恵が呼び出した式神です。
消耗して戦えない伏黒が、自分の命と引き換えに重面春太しげもはるたを倒すために呼び出しました

姿を現したのと同時に、正式名称が八握剣異戒神将魔虚羅だと判明します。
出現した直後に伏黒を一撃で倒し、そのまま重面を攻撃しようとしました。

その後、伏黒を死なせないために現れた宿儺と激しい戦闘を開始。
魔虚羅の能力はチートと言われるほど強力で、宿儺でも勝てないのではないかと言われました。

歴代十種影法術師とくさのかげぼうじゅつしが誰も調伏ちょうぶくできなかった最強の式神

魔虚羅(まこら)の説明をする伏黒
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

魔虚羅まこらが、呼び出した伏黒を攻撃したのは使役不可能な式神だからではありません。
式神は術師が呼び出して調伏、つまり倒した後でないと呼び出しても言うことを聞きません

伏黒は魔虚羅まこらを調伏していないため、使役できないわけです。
しかも、魔虚羅まこらは歴代十種影法術師が誰も調伏できなかった最強の式神という設定です。

歴史上、魔虚羅まこらを調伏できた術師が誰もいないと考えると、その強さが良くわかります。


実質自爆攻撃!伏黒恵が布瑠部由良由良ふるべゆらゆら祓詞はらえことばを唱えて呼び出す!

魔虚羅(まこら)を呼び出すシーン
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

十種影法術は調伏できていない式神であっても、調伏のために簡単に呼び出すことが可能です。
調伏の儀式は術師1人でなく行う必要はなく、複数人でも行えるようになっています。

単独で式神を倒さないと調伏は無効になりますが、複数人で式神と戦えるわけです。
このルールを利用すれば、術師は自分と敵を攻撃対象として魔虚羅まこらを呼び出せます

つまり、歴代の十種影法術師が勝てなかった魔虚羅まこらを利用して、敵を攻撃できるわけです。
自分の命を引き換えにした自爆攻撃ですが、格上の相手も倒せる切り札として使えます。

魔虚羅まこらを呼び出すには、布瑠部由良由良の祓詞を唱えます。
伏黒は過去にも布瑠部由良由良を使おうとしており、自分の命と引き換えに敵を倒そうとしていました。

下記の記事では伏黒恵について詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。

【呪術廻戦】魔虚羅まこらの能力をネタバレ解説

「あらゆる事象への適応」で攻撃を受けるほどに強くなる

宿儺の斬撃に対応する魔虚羅(まこら)
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

魔虚羅まこらは、あらゆる事象に適応できる特性を持った式神です。
敵から攻撃を受けるとその攻撃に対応するようになり、戦闘力が増加します。

しかも、自分の攻撃を防がれた場合も適応することで、相手により効果的な攻撃を行うようになります。
呪術廻戦118話では退魔の剣の攻撃を防がれたため、呪力での攻撃に切り替えました。

適応した攻撃が完全に効かなくなるわけではありませんが、時間をかけてどんどん適応していくことが判明。
適応されたら時間がかかるほど、魔虚羅に攻撃が効かなくなり、攻撃も強力になります

魔虚羅を倒すなら適応前に一撃で倒のが最善ですが、適応された場合はすぐに倒さないと手がつけられなくなってしまいます。

宿儺クラスの呪霊も一撃で消滅?「退魔の剣」が強すぎる!

退魔の剣の解説をする宿儺
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

魔虚羅まこらは、右手に装備した退魔の剣で敵を攻撃します。
退魔の剣は、反転術式と同じ正のエネルギーを持った武器で呪霊への攻撃に特化しています。

単純な威力も相当と思われますが、宿儺は「俺が呪霊なら一撃で消し飛んでいた」と独白
相手が呪霊なら、宿儺と同等の強さでも一撃で消滅させられる可能性が高いです。

強さに関係なく呪霊なら、一撃で倒せる即死効果のある武器なのかもしれません。
少なくとも、作中で登場したレベルの特級呪霊なら一撃で倒せる可能性が高いです。


式神なので領域展開は使用しない

伏黒恵の領域展開
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

魔虚羅まこらは強力ですが、呪術師ではないので領域展開は使えません
本来は、呼び出した術師が領域展開を使うので、魔虚羅まこらが使う必要はないとも言えます。

呪力を持った存在なので、魔虚羅まこらには領域展開の必中効果は有効です。
宿儺の領域展開伏魔御廚子ふくまみづしを使用された際は、一度適応した斬撃でダメージを受けています。

【呪術廻戦】魔虚羅まこらの元ネタは何?

魔虚羅まこらの元ネタは十二神将の摩虎羅大将まこらたいしょう

一瞬で回復した魔虚羅(まこら)
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

魔虚羅まこら元ネタは、仏教の十二神将の摩虎羅大将と言われています。
十二神将は、薬師如来やくしにょらいを守護する12尊の仏尊です。

十二神将は十二支とも関連付けられますが、摩虎羅大将がどの獣と関連付けられるかは諸説あります。
陰陽道にも十二神将がありますが、仏教の十二神将とは全く別物です。

十種神宝とくさのかんだからは布瑠部由良由良と退魔の剣の元ネタ

魔虚羅(まこら)の胸の紋章
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

十種影法術で呼び出される式神には紋章が刻まれており、日本書紀に登場する十種神宝の紋章と対応しています。

十種神宝の名称と能力、対応する式神は下記の表にまとめてあります。
八握剣は、魔虚羅まこらの退魔の剣の元ネタになっていることがわかります。

品物之比礼の上に死者を置き布留の言を唱えると、死返玉を揺り動かすと死者を蘇生できると言われています。
死者を蘇生させる布留の言が、布瑠部由良由良の元ネタのようです。

名称能力 対応する式神
道返玉ちかへしのたま悪霊を封じる力を持つ玉玉犬・白
足玉たるたまあらゆる願いを叶える玉玉犬・黒
沖津鏡おきつかがみ太陽から分けられた遠くを見るための鏡蝦蟇
蛇比礼おろちのひれ地からくる邪霊から身を守る魔除けの布脱兎
生玉いくたま活力を与える上部が尖った玉大蛇
辺津鏡へつかがみ近くを見るための鏡で顔を映すと邪気がわかる満象
蜂比礼はちのひれ天からくる邪霊から身を守る魔除けの布
八握剣やつかのつるぎ悪霊を祓う神剣魔虚羅
死返玉まかるかへしのたま死者を復活させる力を持った玉不明
品物之比礼くさぐさのもののひれ上に置いたものを清める布不明

魔虚羅まこらのデザインは摩睺羅伽まごらがが元ネタ?

道路に立つ魔虚羅(まこら)
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

魔虚羅まこらのデザインは、摩睺羅伽がモデルになっている可能性が高いです。
摩睺羅伽は、元々はインドの神で仏教に取り入れられた存在です。

摩睺羅伽は、摩虎羅大将の元になった存在で同一されることもあります。
ただし、摩虎羅大将は人間の姿であることが多いのに対して、摩睺羅伽は頭は蛇で体が人間になっていることが多いです。

魔虚羅まこらの頭は蛇を連想させるデザインで、摩睺羅伽と共通しています。

【呪術廻戦】宿儺すくなとの戦いは何話?魔虚羅まこらの強さを考察!

117話で最強の式神として登場!宿儺の顔色が変わる

魔虚羅(まこら)の存在に気づく宿儺
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

呪術廻戦117話で、伏黒は自分と重面春太を対象に魔虚羅まこらの調伏の儀式を開始
重面は、魔虚羅まこらの呪力を感じただけで戦慄していました。

魔虚羅まこらは最初に伏黒を倒しますが、伏黒に死なれては困る宿儺も魔虚羅まこらの気配に反応
作中最強候補の宿儺がかなり真剣な表情になっており、魔虚羅まこらの危険性がわかります。

一瞬で魔虚羅まこらの近くに移動した宿儺は、伏黒を助けるために戦闘を開始します。

118話で宿儺に匹敵するパワーとスピード!驚異の治癒能力を披露

魔虚羅(まこら)の衝撃の攻撃力
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

魔虚羅まこらは、間に割って入った宿儺を退魔の剣で攻撃します。
退魔の剣を受け止めた宿儺は、自分が呪霊なら一撃で消し飛ぶ威力があると判断していました。

正のエネルギーが通用しない宿儺に対応した魔虚羅まこらは、呪力を込めたパンチで攻撃
宿儺相手に、互角の近接戦闘を行いました。

パンチをガードした宿儺の身体がビルをいくつも貫通するシーンが描かれており、指15本分の宿儺よりパワーは上かもしれません。

宿儺の斬撃は魔虚羅まこらを切り裂きますが、一瞬で傷が無くなるほどの治癒能力を見せます。
宿儺の分析で、魔虚羅まこらはあらゆる事象に対応し、傷も治癒することが判明

背中の方陣が回転してしまうと、対応と傷の再生が終わることもわかりました。
分析を終えた宿儺は余裕を見せて、領域展開を披露します。

119話で宿儺が勝利!圧勝に見えて紙一重だった可能性も?

全身を切り刻まれたのに回復する魔虚羅(まこら)
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

呪術廻戦119話の冒頭、宿儺は、領域展開「伏魔御廚子」で魔虚羅まこらを攻撃します。
伏魔御廚子は領域を閉じないことを縛りにし、最大半径200mにいる相手に必中の斬撃を加え続けることが判明。

無数の斬撃を受けた魔虚羅は、ダメージで動けなくなっていました。
魔虚羅は斬撃のダメージから回復しそうになりますが、宿儺の炎の術式を受けて消滅。

宿儺はほとんどダメージを受けておらず、圧勝したようにも見えます。
しかし、魔虚羅は時間が経つとより攻撃に適応していきます。

適応してから時間が経っていたら、伏魔御廚子でもほとんどダメージを与えられなかったかもしれません。
炎の術式に魔虚羅が適応する可能性もあります。

倒すのに時間をかけてしまったら、指15本の宿儺では勝てなかったかもしれません。

【呪術廻戦】魔虚羅まこらが五条悟に勝てると言われる理由とは?

六眼持ちの無下限呪術使いが魔虚羅まこらに敗北していた?

無下限呪術使いと十種影法術師は相打ちになっていた
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

作中最強クラスの五条悟でも、魔虚羅まこらには勝てないのではと言われています。
その理由の1つが、かつて六眼持ちの無下限呪術使いが魔虚羅まこらに敗北した可能性があるからです。

数百年前、御前試合で十種影法術師と六眼持ちの無下限呪術使いが戦い、どちらも死亡したことが明らかになっています。

五条と同じ六眼持ちの無下限呪術使いが、十種影法術師が呼び出した魔虚羅まこらに殺された可能性があります。

ただし、五条は史上最強の術師宿儺と同等の強さを見せており、六眼持ちの無下限呪術使いの中でも歴代最強の可能性が高いです。

実際に五条は、宿儺とも互角に戦っています。
宿儺と戦った時の魔虚羅まこらでは、五条に勝つのは難しいでしょう。

「あらゆる事象への適応」で無下限呪術を無効化できる?

魔虚羅(まこら)の能力判明
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

魔虚羅まこらが五条悟に勝てると言われる理由の2つ目が、「あらゆる事象への適応」で無下限呪術を無効化できるからです。

呪術廻戦219話で、よろずは誰も触れらず無限の圧力を持つ真球を作り、宿儺を攻撃しました。
しかし、宿儺の呼び出した魔虚羅まこらは、誰も触れられないはずの真球を簡単に破壊

万の技は無下限呪術に似ていたため、魔虚羅も破れるだろうと予想されていました。
実際に、229話で無量空処に適応し、232話では五条の不可侵の防御も破ることに成功しています。

ただし、無下限呪術に適応するにかなり時間がかかっており、無下限呪術が他の術式に比べて適応するのはかなり難しいようです。

宿儺の呼び出す魔虚羅まこらは伏黒の呼び出すものよりも強い?

万を攻撃する魔虚羅(まこら)
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

魔虚羅まこら五条に勝てると言われる3つ目の理由は、術者の強さに比例して式神が強くなる可能性が高いからです。
伏黒恵の肉体に受肉した宿儺は、十種影法術で鵺を召喚しました。

宿儺が呼び出した鵺は、伏黒の鵺よりも巨大で強力な攻撃を行っていました。
宿儺が呼び出した魔虚羅まこらが、伏黒の魔虚羅まこらより強いなら五条でも倒すのは難しそうです。

宿儺は万との戦いで魔虚羅まこらを使役しており、すでに調伏していると考えられます。
ただし、宿儺の呼び出した魔虚羅まこらは、伏黒の魔虚羅まこらと姿がほぼ同じです。

魔虚羅まこらは強すぎるので、誰が呼び出しても強さが変わらないのかもしれません。

【呪術廻戦】宿儺と五条の戦いでの摩虎羅の活躍を解説!

229話で摩虎羅が五条の領域展開を破壊

無量空処に適応した魔虚羅
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

229話で、魔虚羅は無下限呪術の領域展開・無量空処を破壊しました。
223話から両面宿儺と五条悟の戦いが始まります。

領域展開の攻防は序盤宿儺が圧倒しますが、229話で初めて無量空処が宿儺に炸裂。
宿儺の動きが止まりますが、直後に宿儺が現れて五条の領域を破壊してしまいます。

予想通りに、魔虚羅の適応は無下限呪術にも有効だと判明しました。
戦闘中魔虚羅は召喚されていないように見えましたが、宿儺が隠した魔虚羅が5回も無量空処を受けていたが230話で判明。

宿儺の魔虚羅の使い方が上手すぎますが、適応にはかなり時間がかかることが判明。
無下限呪術の別格ぶりも、証明されました。

232話で摩虎羅が無下限呪術の防御を突破

五条の防御を破る魔虚羅
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

呪術廻戦232話で、初めて魔虚羅の攻撃が無下限呪術の不可侵の防御を破ります。
宿儺・五条共に脳のダメージで領域展開が使えなくなり、231話から戦いは肉弾戦中心の展開に。

魔虚羅は無量空処以外の無下限呪術には、適応できていませんでした。
五条は魔虚羅を召喚したらすぐに破壊すると言いますが、宿儺は自分が適応を肩代わりし、魔虚羅を表に出さずに無下限呪術に適応します。

戦闘は五条有利に進んでいき、宿儺に黒閃が炸裂。
宿儺が白目を剥いたところで、影の中から現れた魔虚羅が五条の肩を切り裂きました

とうとう、魔虚羅の攻撃は五条に通用する状態になります。

236話で摩虎羅の世界を斬る斬撃を宿儺が学習

魔虚羅を手本に術式対象を拡張した宿儺
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

236話では、無下限呪術に適応した魔虚羅の攻撃を宿儺が習得するというとんでもない展開に。
無下限呪術にどんどん適応していく魔虚羅に対して、五条は勝負を急ぎます。

235話で五条は虚式茈を使った自爆で宿儺に大ダメージを与え、魔虚羅も消滅したかに見えました。
しかし、236話では宿儺の斬撃に切り裂かれた五条が、死亡するという衝撃の展開が

無下限呪術に適応できるのは、魔虚羅自身だけのはずでした。
宿儺は魔虚羅の適応は一度で終わるわけではなく、更なる適応を続けることを説明します。

最初、魔虚羅は五条の不可侵を破るために呪力を変質させますが、その後は術式を拡張して世界を切る斬撃を生み出していました。

自分にも真似できる魔虚羅の適応を見た宿儺は、自分の術式で無下限呪術の不可侵を破ることに成功したのです。

魔虚羅の適応を真似する形で、宿儺が更に手の付けられない強さになってしまいました。

【呪術廻戦】魔虚羅まこらについてまとめ

呪術廻戦最強の式神魔虚羅まこらについて考察しました。
魔虚羅まこらは能力が非常に強力で、宿儺にも勝てるのではないかと言われるほどの強さでした。

五条悟との戦いでも魔虚羅は活躍し、宿儺をさらに強化する結果になりました。
魔虚羅は五条の攻撃で撃破された可能性が高く、今後は宿儺が魔虚羅を呼び出すことはなさそうです。

しかし、宿儺が魔虚羅の力を引き継いだ式神を呼び出す展開になるかもしれません。

おすすめの記事