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十種影法術で魔虚羅(まこら)も呼び出せる

魔虚羅(まこら)の能力判明
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

宿儺は伏黒恵の体に受肉したことで、十種影法術とくさのがげぼうじゅつも使えるようになっています。
宿儺の使う十種影法術は、伏黒の使うものよりもはるかに強力です。

同じ式神でも伏黒の呼び出した式神と外見が異なり、より強力な攻撃や高度な運用が可能です。
また、伏黒が使役していなかった式神も呼び出してます。

更に最強の式神である魔虚羅も折伏済みです。
方陣のみを顕現させ、魔虚羅の適応を第三者に肩代わりさせる離れ業も可能。

ただし、魔虚羅は五条悟に倒されたため、魔虚羅単体で呼び出すことはできなくなっています。

魔虚羅の適応を真似して世界を断つ斬撃を習得!

魔虚羅の適応を解説する宿儺
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

宿儺は無下限呪術に適応した魔虚羅の攻撃を真似することで、世界を断つ斬撃を習得しています。
魔虚羅はあらゆる事象に適応しますが、時間経過でより良い適応に適応し最適化していきます。

宿儺は魔虚羅の適応を利用して、自分の術式で無下限バリアを破ろうとしていたのです。
魔虚羅は呪力を変質させて無下限バリアを破りますが、宿儺でも呪力の質を変えることは不可能でした。

しかし、魔虚羅は術式対象を拡張して、世界ごと存在を切断する斬撃を開発
術式対象の拡張は、宿儺にとっても可能な方法でした。

宿儺は魔虚羅の適応を手本に斬撃の術式対象を拡張し、無下限バリアを突破する斬撃を習得しました。

【呪術廻戦】宿儺の正体や過去に関する考察

特級呪物と化した元人間

呪物として登場した両面宿儺
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

宿儺は20本の指が特級呪物になっていますが、元々は人間だったと作者が明言しています。
宿儺という名前は、神話の両面宿儺に似た姿をしていることから呼ばれるようになったようです。

つまり、宿儺の本当の名前は呪術廻戦の作中では明かされていないことになります。
宿儺の体も指とは別に存在していますが、体の方は即身仏になっています。

宿儺の呪力は指に宿っているため、指を全て揃えれば完全復活となります。
ただし、宿儺の発言によれば、指1本分なら即身仏を取り込んで補えるようです。

宿儺は呪物化したのは羂索のようですが、現在は自分の力で呪物になることもできるようになっています。

本当の姿は目4つ・口2つ・腕4本の異形?

平安時代の宿儺は異形
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

平安時代の宿儺の姿は目が4つに口が2つ、腕が4本の異形です。
掌印を組んでも2本の手が自由になり、2つの口で交互に詠唱が可能な身体は呪術において圧倒的に優位となります。

手の数が多いことは、格闘戦においても有利です。
異形ながら身体機能も損なわれていないため、本来の体になることで不利な点はないようです。

見た目は完全に人間ではなく、呪霊と言った方がしっくりくる姿をしています。
ただし、受肉後の宿儺は魔虚羅の退魔の剣で消滅していないため、呪霊ではありません。

ただし、生まれた時から異形の姿だったのかは不明です。

宿儺の過去の姿と天元の姿は似ている?

羂索と天元が組んでいることを警戒していた天元
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

宿儺の異形の姿と天元の姿は似ており、何らかの関係性が示唆されています。
天元は不死化術式を持っており、少なくとも奈良時代から生きている呪術師です。

天元は不死ですが老化する存在で、老化したことで首から上は目が四つある異形に変化しています。
天元と因縁のある羂索は、天元の姿が宿儺に近くなったことを揶揄していました。

天元は宿儺の即身仏を所持しており、宿儺とも旧知の仲だった可能性が高いです。

実は平安以前から生きている?

自分の体を取り込む宿儺
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

平安時代の宿儺と現代の天元が、似ていることから宿儺は平安以前から生きている可能性があります。
天元は長く生きたことで、異形になったと本人が語っています。

長く生きたことで異形になるなら、平安時代の宿儺は既に人間の寿命を超えて生きているとも考えられるわけです。

平安時代の宿儺は異形に描かれていますが、元々は普通の人間だったのかもしれません。

堕天と呼ばれる天使と対の存在?

宿儺が堕天だと判明
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

呪術廻戦199話で、宿儺が堕天と呼ばれる存在だと判明しました。
死滅回遊編で、天使と呼ばれる過去の術師が登場します。

天使は堕天を倒すために行動していましたが、宿儺が「堕天」は俺だと発言。
堕天という言葉は、堕天使から考えられた可能性が高いです。

堕天使は堕落した天使なので、堕天と天使は対になるような存在と考えられます。
宿儺に堕天という異名があるなら、天使と深い関連性があるのは確実でしょう。

天使は術式を使って宿儺を追い詰めましたが、宿儺の演技に騙されて返り討ちにされました。
ただ、天使は生存しているので、今後関係が明かされそうです。

【呪術廻戦】宿儺の登場回

呪術廻戦1話で虎杖に受肉

虎杖に受肉した宿儺
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

呪術廻戦の1話で虎杖悠仁は、学校に現れた呪霊をなんとかするために宿儺の指を飲み込みます
虎杖の体に受肉した宿儺は、呪霊を簡単に倒します。

暴れようとする宿儺ですが、体の主導権は虎杖にありました。
宿儺の器となった虎杖は死刑の対象になりますが、虎杖は宿儺の指を取り込んでも意識を乗っ取られません

全ての指を取り込むまで虎杖の死刑は保留となり、呪術高専に入学することに。

渋谷事変編で4分の3の力を取り戻す

退魔の剣の解説をする宿儺
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

呪術廻戦112話では、意識のない虎杖が一度に宿儺の指10本を食べさせられる展開に。
宿儺は一時的に虎杖の体の主導権を手に入れ、指15本揃ったことで本来の4分の3の力を取り戻します

宿儺は特級呪霊漏瑚と戦闘。
終始圧倒し、炎の術式で止めを刺しました。
更に伏黒を助けるために、最強の式神摩虎羅とも戦うことに。

あらゆる事象に適応する摩虎羅相手に、初めて斬撃を防がれてしまいます。
しかし、宿儺は伏魔御廚子を使用し、斬撃に適応した摩虎羅が動けなくなるほどのダメージを与えます。

更に宿儺が回復する前に、炎の術式で焼き尽くして摩虎羅を倒しました。
伏魔御廚子を使用した際に大勢の人間が巻き込まれて死亡し、狗巻棘も片腕を失いました。

この件で、虎杖は大きな精神的ダメージを負いました

死滅回遊編で伏黒恵に受肉

伏黒恵に受肉した宿儺
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

死滅回游編では、宿儺は虎杖悠仁の肉体を捨て、伏黒恵の肉体に受肉する展開に。
212話で伏黒の姉津美紀が、過去の術師万に体を乗っ取られたことが判明。

動揺した虎杖は宿儺に契闊と言われ、体の主導権を奪われます。
宿儺は虎杖の指に自分の力を込めて呪物化し、伏黒に飲ませることで受肉に成功

宿儺は伏黒の心が折れる瞬間を待っていたのです。
宿儺は体を完全に乗っ取るために、津美紀を乗っ取った万を殺害します。

自分の体が姉を殺したことで、絶望した伏黒は完全に宿儺に体を乗っ取られてしまいました

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