
目次
リゼロアニメ1期で登場したペテルギウス・ロマネコンティは、その独特な話し方や動きからコアなファンが多いキャラクターです。
アニメ2期ではこのペテルギウスの過去も明らかになりました。
1期のペテルギウスとのあまりの違いに、再登場したペテルギウスが同一人物だと気がつかなかった方もいるかもしれませんね。
実は彼が狂ってしまった原因は悲惨な過去にあったのです。
そこで今回はペテルギウス・ロマネコンティの過去から能力に至るまで、余すことなくご紹介させていただきます。
題名 | 収録巻 |
「Re:ゼロから始める異世界生活」アニメ1期 | 原作小説1〜9巻 |
「Re:ゼロから始める異世界生活」アニメ2期 | 原作小説10〜15巻 |
「Re:ゼロから始める異世界生活」アニメ3期 | 原作小説16巻〜 |

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「リゼロ」ペテルギウス・ロマネコンティとは?
まずは、ペテルギウス・ロマネコンティがどのような人物なのかお話しさせていただきます。
魔女教の創設者のひとり

ペテルギウス・ロマネコンティは魔女教の創設者のひとりです。
魔女教とは嫉妬の魔女サテラの復活を望む集団とされています。
現在は「魔女教徒を見かけたら即座に殺せ」と言われるほど凶悪で、人々に恐れられる集団です。
魔女教徒は福音書と呼ばれる予言書に従い行動をしています。
曲者揃いの魔女教ですが、福音書だけは絶対のようで、どの魔女教徒も福音書の記述に沿って行動しています。
この福音書はある日突然資質のあるものの元へ届き、「中身を読んでしまうと敬虔な魔女教徒に早変わりする」と噂が広まるほど、この福音書は人々に恐れられています。
魔女教大罪司教怠惰担当
魔女教には、大罪司教と呼ばれるいわば幹部のような存在があります。
かつて、「大罪の魔女」と呼ばれた「嫉妬」「怠惰」「暴食」「強欲」「憤怒」「色欲」「傲慢」の7人の魔女が存在していました。
大罪司教は、その中の嫉妬を除いた6つの大罪を担当するものたちであり、選考基準は魔女因子が適合するかどうかです。
その中でも、ペテルギウスは「怠惰」を担当しており、自らの任務を「勤勉」に全うしています。
嫉妬の魔女「サテラ」の愛に報いることを目的としている
ペテルギウスは魔女教の中でも嫉妬の魔女サテラに対する想いが人一倍強く、サテラの愛に報いることを絶対としています。
そのため、銀髪のハーフエルフというサテラと同じ特徴を持つエミリアのことを不敬なものと考えており、エミリアに試練を課そうと動いたことでスバルと対峙することとなりました。
サテラの復活を何よりも望むペテルギウスにとって、サテラと特徴を同じくするエミリアの体が、サテラの魂を受け入れるに値する器かどうか、というところ以外はどうでもよく、受け入れるに値する場合は魔女の器とし、値しない場合はエミリアを殺すつもりでした。
ペテルギウスの見た目や性格

ペテルギウスはガリガリに痩せ細った体に、緑色のおかっぱ頭といった見た目です。
ペテルギウスは実は精霊であり、肉体を持ちません。
肉体を持たないためか、自身が憑依した体に自傷行為を行い、痛みを感じることで生の快感を味わっており、感情が高ぶると自分の指を噛んだり、頭をむしったりします。
また、「怠惰」の名に似合わず「勤勉」に勤めることを好み、敵味方問わず、勤勉なものには賞賛を送り、そうで無いものには容赦無く制裁を下します。
ペテルギウスの口癖
ペテルギウスは感情が高ぶると「脳が震える」、自身の勤めを全うできないものには「怠惰ですね」、そして語尾は「〜デス!」というのがペテルギウスの口癖です。
アニメ版ではその独特な口調がかなり高い完成度で再現されており、リゼロファンの間で話題になりました。
「リゼロ」ペテルギウス・ロマネコンティの権能や能力
ペテルギウスがどのような能力を使うのかも気になるところですよね。
ここからはペテルギウスの強さや能力についてお話しさせていただきます。
見えざる手

大罪司教は魔女因子を体内に取り込むことで、魔法とはまた異なる「権能」という能力が利用できるようになります。
ペテルギウスは怠惰の魔女因子を取り込んで「見えざる手」という権能が利用できるようになりました。
その名の通り、他者からは見えない手を無数に売り出すことができます。
その威力は一振りで岩肌をも抉るほどの威力です。
また、この見えざる手は攻撃だけでなく、自身を手に乗せて移動手段として利用することも可能です。
他のものからは体育座りで空中に浮いたペテルギウスが移動しているようにしか見えないため、なんともシュールな光景な光景だと話題になりました。
憑依
ペテルギウスが昴に憑依した姿があまり違和感がない件について#リゼロ#rezero pic.twitter.com/KREbqYeN6B
— Re:優 (@yrk2015) September 4, 2016
先ほども軽く触れましたが、ペテルギウスは400年以上も前から存在する精霊であり肉体を持ちません。
精霊術師の素質があり精霊と未契約の人間に強制的に契約を結び、憑依することで肉体を手に入れています。
ペテルギウスには指先と呼ばれる配下がおり、憑依した体がだめになると他の指先に乗り移り新たな肉体を手に入れます。
精霊との相性がいいスバルの体に乗り移ることもあり、最初に憑依されたループはスバルの失敗に終わりましたが、次のループで憑依された際には、死に戻りを打ち明けることで嫉妬の魔女を呼び出し、体からペテルギウスを追い出すことに成功しました。
「リゼロ」ペテルギウス・ロマネコンティの最期
ペテルギウスの最期とはいったいどのようなものだったのでしょうか。
ここからは、スバルがペテルギウスに打ち勝った方法を見ていきましょう。
ユリウスとの対決
ペテルギウスの見えざる手ですが、なぜかスバルにはこの見えないはずの手が見えていました。
しかし、見えてはいても凄まじい威力を持つ無数の手に対処する戦闘スキルはスバルにはありません。
そこで思いついたのが「ネクト」という高等魔法です。本来このネクトは、意識をつなぎ思念での会話などを可能にするものですが、スバルはこの魔法を使い、ユリウスと視覚を共有することを提案しました。
そして、スバルの視覚を通し見えざる手の攻撃をかわし、見事ユリウスの剣がペテルギウスを貫いたのです。ペテルギウスが最後の力を振り絞るかのように伸ばした見えざる手は岩肌を抉り、ペテルギウスは落ちてきた岩の下敷きとなりました。
微精霊の力を借りたスバルの攻撃で死亡
https://twitter.com/hosiyomisutera2/status/777546925474062336
先のユリウスとの対決で死亡したかに見えたペテルギウスでしたが、体がほとんど潰れた状態になりながらもスバルを追ってきていました。
最後の力を振り絞り、スバルの体を乗っ取ろうと迫ります。
スバルは竜車に積まれていた油をペテルギウス目掛けて投げつけ、そしてユリウスから借りていた微精霊イアの力を借り、「レンタル・ゴーア」の詠唱とともに火弾を放ったのです。
燃え上がるペテルギウスは苦痛に悲鳴をあげ追撃の手が弱まりました。
そして、衣服の裾を竜車の車輪に巻き込まれたペテルギウスは、そのまま車輪に飲まれ、ついに命が尽きたのでした。
「リゼロ」ペテルギウス・ロマネコンティが狂った理由は?
実はペテルギウスは元々このような狂人ではありませんでした。
ペテルギウスが狂ってしまった原因は悲惨な過去にあったのです。
ここからは、そんなペテルギウスの悲惨な過去に迫って参ります。
魔女教の穏健派だった

ペテルギウスは100年ほど前に魔女教を創設したものの、現在のような狂信者ではなく、穏健派と呼ばれる派閥に属していました。
当時の魔女教徒は過激派と穏健派に分かれており、穏健派は今の魔女教徒のように目的のために無駄に命を奪うようなことはなかったのです。
ペテルギウスは元々理性的で落ち着いた物腰の人格者でした。
また、この当時から「指先」が存在していましたが、この頃の「指先」は正気だった頃のペテルギウスと志を同じくする穏健派の教徒で構成されていました。
彼らが身体を託していたのは彼への信頼と忠節によるものであったことから、当時の彼の人格者ぶりが伺えます。
ジュースと呼ばれ親しまれていた
実は100年ほど前のジュースはエミリアと、エミリアの叔母であるフォルトナと親しい間柄でした。
定期的にエリオール大森林へ赴いては、生活に必要な物資を届けていたのです。
フォルトナとエミリアからはジュースの愛称で親しまれ、3人はまるで親子のように仲良く過ごしていました。
フォルトナとジュースは恋仲ではないものの、お互いに想いを寄せていたのです。
適性の無い魔女因子を取り込む

そんな平穏な生活も終わりを迎えました。
魔女教の過激派である虚飾の魔女「パンドラ」と強欲の大罪司教「レグルス」がエリオール大森林を襲撃してきたのです。
フォルトナとエミリアを守るため、ペテルギウスは適性のない怠惰の魔女因子を取り込みます。
怠惰の魔女因子に飲まれかけ語尾が「〜デス!」と変化するも、ペテルギウスは堪え自我を保っていました。
適性がない上に手に入れた力をすぐに使いこなせるわけもなく、レグルスに押されてしまいます。
しかし、パンドラの目的は戦闘ではなく、封印の解放だったため、感情のままに行動するレグルスを「ここにいなかった」こととし、強制的に帰還させます。
パンドラの権能は「あった事実をパンドラの思うように書き換える」ことができるとても恐ろしいものです。
自らの手でフォルトナを殺めてしまう

封印を解こうとするパンドラは二人の前から姿を消し、封印の扉の前に向かいました。
封印を解かれるわけには行かないフォルトナとペテルギウスはパンドラを追い、再び戦闘となります。
二人は連携し猛攻を仕掛けますが、パンドラが使った権能により、ペテルギウスは「パンドラとフォルトナを見間違え」てしまい、自らの手でフォルトナを殺めてしまいました。
自分の慕うものを守るどころか殺めてしまったショックから、ペテルギウスの自我は崩壊し、魔女因子に飲み込まれ、現在のような狂人と化してしまったのです。
「リゼロ」ペテルギウスはベアトリスの教育係だった
「お前もベティを置いて行った」…?
— かったーD⚔️☄️ (@KatterD_0720) July 15, 2020
文脈的に考えると…
ベア子…まさか昔ペテルギウスと友人だったとかじゃ…#rezero #リゼロ pic.twitter.com/ZT8ZMzYAku
アニメ1期でスバルが、ペテルギウスが所持していた福音書をベアトリスに見せた際、「お前も、ベティーを置いていったのかしら、ジュース……」と呟きました。
この当時はベアトリスの言葉が理解できなかった視聴者の方も多かったのではないでしょうか?
その答えは、アニメ版ではカットされていたシーンですが、4章で明らかにされました。
なんとベアトリスはかつてジュースと呼ばれていた頃のペテルギウスと面識があったのです。
かつての聖域の住人だったリューズとベアトリスが出会った際、ベアトリスはリューズに対しツンケンした態度を取りました。
そこにエキドナが現れ、その態度を咎めた際、
「そのあたりはジュースに任せよう。きっと張り切って指導してくれることだろうね」
「……ベティーはジュースのこと、あんまり好きじゃないかしら」
というやりとりがありました。
つまり、ペテルギウスはベアトリスの教育係だったのです。
ベアトリスはエキドナが作り出した人工精霊です。
精霊の先輩であるペテルギウスからさまざまなことを学んでいたのかもしれませんね。
「リゼロ」ペテルギウスのまとめ
今回は魔女教大罪司教「怠惰」担当・ペテルギウス・ロマネコンティについてお話させていただきましたが、いかがでしたか?
アニメ1期で登場した際は想像もできないペテルギウスの過去に驚いた方も多かったのではないでしょうか。
アニメ2期が始まり、1期で張られていた伏線が次々と回収され、さまざまなことが明らかになってきています。
次はどのようなことが明らかになるのか、今後の展開も楽しみですね!みなさんもぜひペテルギウスについて知り、リゼロをより一層楽しみましょう!