【ワンピースネタバレ考察】五老星のモチーフは家畜!?イム様のモチーフも考察
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

「ワンピース」1110話にて、とうとう五老星全員の正体が明かされました。
その姿から、五老星のモチーフとなった生物には、幾つかの共通点があることが分かります。

本記事では五老星やイム様のモチーフについて考察していきましょう。

「ワンピース」1110話で五老星の正体が判明

五老星のモチーフとなった怪物

エッグヘッドに現れた五老星
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

長らく謎に包まれていた五老星の変身後の姿が、「ワンピース」1110話にてついに判明しました。
五老星の変身後の姿は以下の通りです。

ジェイガルシア・サターン聖牛鬼
マーカス・マーズ聖以津真天
トップマン・ウォーキュリー聖封豨
イーザンバロン・V・ナス寿朗聖馬骨
シェパード・十・ピーター聖サンドワーム

基本的に妖怪がモチーフとなっていますが、その中でもサンドワームだけが異質ですね。

ナス寿郎聖は氷の能力の使い手

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

五老星の1人、ナス寿朗聖の戦闘シーンが、1110話で初めて描かれました。

刀で切りつけた場所を凍結させ、パシフィスタを破壊することなく無効化しています。

冷気を刀に乗せる剣士といえば、ブルックの存在が思い出されませんか?

ブルックの剣はヨミヨミの能力によって、黄泉の冷気をこの世に伝えることが可能です。

そしてナス寿朗聖の馬骨時の姿は、ブルックと同じく骨が剥き出しになっていました。

このことから、ナス寿朗聖も黄泉の力を使える存在なのではないか?とも考えられます。


ピーター聖が切られるシーンはオマージュ

ピーター聖の首が切断される
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

サンドワームのピーター聖は、地面からの攻撃でルフィを丸呑みします。

その直後、駆けつけたドリーとブロギーに首を両断されました。

実はピーター聖が首を切られるシーンは、ある話のオマージュとなっています。

それがドリーが初登場した、「ワンピース」116話です。
ルフィを丸呑みした恐竜の首を、ドリーが一刀両断することでルフィを救い出しました。

五老星のモチーフは家畜?

五老星の正体は家畜がモチーフ

五老星が何の怪物に変身したのかが判明
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

今まで五老星のモチーフは妖怪ではないか?と考察されていました。

確かに妖怪と関連性のあるメンバーはいましたが、ピーター聖のサンドワームだけは妖怪と関連性がありません

ですが、正体が判明したことで、新たな共通点が見つかりました。

五老星の変身先の動物は、全て家畜がモチーフの可能性があります。
モチーフとなった動物は以下の通りです。

  • 牛鬼:牛
  • 以津真天:鳥
  • 封豨:豚
  • 馬骨:馬
  • サンドワーム:蚕

神のような存在である五老星が、家畜がモチーフだったとしたらなんて皮肉でしょう。

五老星は奴隷だった?

ある巨大な王国
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

五老星のモチーフが家畜とすると、五老星が何者かも考察できます。

筆者はかつて存在した巨大な王国に使役された奴隷こそ、五老星だったのではないか?とか考えました。

作中のサターン聖の口ぶりからして、五老星は人間ではないように感じます。

そして悪魔であれば歳を取らず、傷もすぐに再生できることも説明可能です。

作中ではかつて悪魔サタンを呼び出す儀式を行っていました。
そのため、「ワンピース」世界の悪魔は、別世界から召喚される生物と考えられます。

そして五老星がDの一族を敵視し、憎悪を込めた目で見るのは、かつて自分たちが虐げられた側だったからではないでしょうか?


敵キャラの能力がモチーフの可能性も

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

五老星はルフィがかつて敗北した敵キャラが、モチーフとなっている可能性もあります。

例えばサターン聖の毒の能力はマゼラン、ナス寿朗聖の氷は青キジ。

ピーター聖のサンドワームはサンド=砂でクロコダイル、マーズ聖は飛ぶ蛇でカイドウを思わせます。

そしてビックマムはクイーンから「猪」と比喩されていたので、マーズ聖の封豨が当てはまるでしょう。

イム様の正体も家畜がモチーフ?

イム様のモチーフは山羊

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

五老星の正体が家畜とすると、イム様のモチーフも自ずと考察できます。
結論から言うと、イム様のモチーフは山羊です。

と言うのも、イム=仏と呼ばれるセンゴクが連れている動物は山羊でした。

そして漫画25巻の表紙では四皇の真ん中に山羊が描かれていることから、重要な生物に位置付けられているのは間違いありません。

そして山羊をモチーフとした、凶悪な悪魔も存在しています。

山羊の悪魔バフォメットが正体?

山羊をモチーフとした悪魔として、バフォメットの存在があります。

バフォメットは翼が生えた男性の肉体と、山羊の頭部が特徴的な悪魔です。

海賊旗の原点とされるテンプル騎士団が、バフォメットを神として崇拝していたことで知られています。

海賊が蔓延る「ワンピース」世界で、神のように君臨するイム様の正体としては相応しい悪魔ですね。

またバフォメットは一説によると、魔王サタンの正体ではないかとも考えられています。

イム様は悪魔を操る長?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

イム様のモチーフとされるバフォメットの額には、五芒星が描かれています

五芒星といえば五老星が召喚される際に、出現する魔法陣にも描かれていますよね?

五芒星は5つの元素の働きを表したもので、世界中で魔法の記号として扱われてきました。

それが五老聖の共通の能力の源であると考えられます。
そんな五芒星をこれみよがしに額につける悪魔は、彼らの長と考えていいでしょう。

そして、五芒星を元にした力を、五老星に分け与えたのもイム様ではないかと考えられます。

五老星とイム様の正体についての考察まとめ

ここまで五老星のモチーフと、イム様の正体について考察してきました。

名前が明かされたことで、更に隠された謎へ踏み込めるようになりましたね

しかし、なぜ怪物たちがモチーフになったかは明かされておらず、より謎が深まった点もあります。

ただ五老星と関わりがあるシャンクスが、彼らの正体について触れてくれるかもしれません
シャンクスの再登場に期待したいですね。

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