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フランス語版では「SE」
フランス語版では「SE」から始まっていますが、「も」から始まる日本語は見つかりませんでした。
そのため、フランス語の「SE」は、代名詞として扱われていると考えられます。
SEは「自分を嫌う」といった使い方の他に、「愛し合う」といった相互的な使用も可能です。
そのため、「DはDと影響し合う」といった、D同士の繋がりを思わせる言葉が続いているとも考えられます。
ドイツ語版では「IST」
代名詞や接続詞といった可能性が考えられる中、ドイツ語版では「IST」と表記されていました。
これは、英語のB動詞に当たる、「sein」の三人称単数形の単語で、「〜です」という意味で使用されます。
つまり、ベガパンクの放送は、動詞を伴う言葉か、断定形の表現が用いられている可能性が非常に高いのです。
ただ、「も」の後に続く言葉の意味を全世界の編集部と共有して、意味に合わせ翻訳しているか?と考えると、些か疑問が残ります。
単純に手間である上に、どこから情報が漏れるかも分からない危険性も含んでいるからです。
Dの一族にはもうひとつ別の意志が宿る?
ルフィにはニカの意志がある?
ここからは、英語版の「A」が「Another」を表していると仮定して、ベガパンクの言葉の意味を考察していきます。
Dの中にある「もうひとつ」とは、何を示しているのでしょうか?
最も有力な候補は、「もうひとつの意志」です。
白ひげ曰く、Dの意志は血縁が絶たれても、脈々と受け継がれていきます。
そのため、Dの意志を何らかの形で自分の中に宿した者に、Dの名前が刻まれていくのではないでしょうか?
代表的な例でいえば、ヒトヒトの実・モデルニカを食べたルフィでしょう。
動物系の悪魔の実には、意志が宿ると作中では語られてきました。
つまり、ルフィの中には、ルフィ自身とは別にニカの意志が宿っていると考えられます。