ジュースと呼ばれ親しまれていた

実は100年ほど前のジュースはエミリアと、エミリアの叔母であるフォルトナと親しい間柄でした。
定期的にエリオール大森林へ赴いては、生活に必要な物資を届けていたのです。

フォルトナとエミリアからはジュースの愛称で親しまれ、3人はまるで親子のように仲良く過ごしていました。
フォルトナとジュースは恋仲ではないものの、お互いに想いを寄せていたのです。

適性の無い魔女因子を取り込む

魔女因子を取り込むジュース
出典:アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」オフィシャルサイト

 

そんな平穏な生活も終わりを迎えました。
魔女教の過激派である虚飾の魔女「パンドラ」と強欲の大罪司教「レグルス」がエリオール大森林を襲撃してきたのです。

フォルトナとエミリアを守るため、ペテルギウスは適性のない怠惰の魔女因子を取り込みます。
怠惰の魔女因子に飲まれかけ語尾が「〜デス!」と変化するも、ペテルギウスは堪え自我を保っていました。

適性がない上に手に入れた力をすぐに使いこなせるわけもなく、レグルスに押されてしまいます。
しかし、パンドラの目的は戦闘ではなく、封印の解放だったため、感情のままに行動するレグルスを「ここにいなかった」こととし、強制的に帰還させます。

パンドラの権能は「あった事実をパンドラの思うように書き換える」ことができるとても恐ろしいものです。

自らの手でフォルトナを殺めてしまう

フォルトナを殺めたジュース
出典:アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」オフィシャルサイト

 

封印を解こうとするパンドラは二人の前から姿を消し、封印の扉の前に向かいました。
封印を解かれるわけには行かないフォルトナとペテルギウスはパンドラを追い、再び戦闘となります。

二人は連携し猛攻を仕掛けますが、パンドラが使った権能により、ペテルギウスは「パンドラとフォルトナを見間違え」てしまい、自らの手でフォルトナを殺めてしまいました。
自分の慕うものを守るどころか殺めてしまったショックから、ペテルギウスの自我は崩壊し、魔女因子に飲み込まれ、現在のような狂人と化してしまったのです。

「リゼロ」ペテルギウスはベアトリスの教育係だった

アニメ1期でスバルが、ペテルギウスが所持していた福音書をベアトリスに見せた際、「お前も、ベティーを置いていったのかしら、ジュース……」と呟きました。
この当時はベアトリスの言葉が理解できなかった視聴者の方も多かったのではないでしょうか?

その答えは、アニメ版ではカットされていたシーンですが、4章で明らかにされました。
なんとベアトリスはかつてジュースと呼ばれていた頃のペテルギウスと面識があったのです。

かつての聖域の住人だったリューズとベアトリスが出会った際、ベアトリスはリューズに対しツンケンした態度を取りました。
そこにエキドナが現れ、その態度を咎めた際、
「そのあたりはジュースに任せよう。きっと張り切って指導してくれることだろうね」
……ベティーはジュースのこと、あんまり好きじゃないかしら」
というやりとりがありました。

つまり、ペテルギウスはベアトリスの教育係だったのです。

ベアトリスはエキドナが作り出した人工精霊です。
精霊の先輩であるペテルギウスからさまざまなことを学んでいたのかもしれませんね。

「リゼロ」ペテルギウスのまとめ

今回は魔女教大罪司教「怠惰」担当・ペテルギウス・ロマネコンティについてお話させていただきましたが、いかがでしたか?
アニメ1期で登場した際は想像もできないペテルギウスの過去に驚いた方も多かったのではないでしょうか。

アニメ2期が始まり、1期で張られていた伏線が次々と回収され、さまざまなことが明らかになってきています。
次はどのようなことが明らかになるのか、今後の展開も楽しみですね!みなさんもぜひペテルギウスについて知り、リゼロをより一層楽しみましょう!

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