
目次
魔女教大罪司教暴食担当であるライ・バテンカイトスはリゼロアニメ2期冒頭で初登場し、その独特な話し方や見た目から印象に残っているという方は多いのではないでしょうか?
また、この暴食の手により、アニメ2期冒頭からレムの登場シーンがほとんどなくなる事態となりました。
レムはヒロインの一人として根強い人気を博していただけに、落胆した視聴者も多く、こちらも話題となりました。
実はこの暴食担当は、アニメでは明らかになっていませんが、ライの他にも二人いたことをご存知でしょうか?
今回はそんな暴食の能力から最後に至るまで徹底解説させていただきます。
題名 | 収録巻 |
「Re:ゼロから始める異世界生活」アニメ1期 | 原作小説1〜9巻 |
「Re:ゼロから始める異世界生活」アニメ2期 | 原作小説10〜15巻 |
「Re:ゼロから始める異世界生活」アニメ3期 | 原作小説16巻〜 |

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【リゼロ】魔女教大罪司教・暴食の担当は?
ライ・バテンカイトス、ロイ・アルファド、ルイ・アルネブの3人
魔女教大罪司教暴食担当はライ・バテンカイトス、ロイ・アルファド、ルイ・アルネブの3人です。
3人は兄弟でライ・バテンカイトスが長男であり、ルイ・アルネブが末っ子とされています。
ライ・バテンカイトスとロイ・アルファドは普段は肉体を共有していますが、別々に行動することができます。
後ほど詳しくお話させていただきますが、ルイは兄のように肉体を持たないため、表に出てくることはほぼありません。
ライ・バテンカイトス、ロイ・アルファド、ルイ・アルネブのそれぞれの特徴
次に兄弟それぞれの特徴を見ていきましょう。
ライ・バテンカイトス

長男であるライ・バテンカイトスは、濃い茶色の長髪を膝下まで伸ばした背の低い少年で、14,5歳といった見た目です。
また、ライは「美食家」と評され、食べる相手の経験や質を何より重視しており、相手によっては「皿に乗せる価値もない」と侮辱し相手にしないこともあります。
初登場の際も、白鯨討伐後の部隊を奇襲し、
「僕たちが興味あったのは、死んだ白鯨より白鯨を殺した奴らさ。曲がりなりにも四百年、好き勝手してきたアレを殺したんだ。さぞ、熟れた食べ頃揃いって期待してたんだけど……想像以上だったッ!」
「愛! 義俠心! 憎悪! 執念! 達成感! 長々と延々と溜め込んでぐつぐつ煮え滾ったそれが喉を通る満足感ッ! これに勝る美食がこの世に存在するか!? ないね、ないな、ないよ、ないさ、ないとも、ないだろうさ、ないだろうとも、ないだろうからこそ! 暴飲! 暴食! こんなにも僕たちの心は、俺たちの胃袋は悦んでるんだからッ!」
と常人には理解できない感想を述べていましたが、要するに、さまざまな経験や感情を味わってきたものを美味と感じているようです。
ロイ・アルファド
暴食のロイの行方が気になる pic.twitter.com/lumPpJFFV2
— エニグマのブロリーЮ (@WnaHNtHkqaw65KL) December 16, 2020
ロイ・アルファドは、ライと肉体を共有していることもあり、ライと同様見た目は長い挑発を膝下まで伸ばした少年です。
ロイは見境なく人を襲うことから「悪食」と評されています。
ロイは、他者から人生を奪い尽くし自分たちが幸せになるという目的で動いています。
アニメにはまだ登場していませんが、原作第五章で水門都市プリステラでの戦いで登場しています。
ルイ・アルネブ

ルイ・アルネブは長く伸ばした金髪と青い目を持った十代前半の少女といった見た目です。
また、ルイは肉体を持ち合わせておらず、魂だけの形で普段は「記憶の回廊」に存在しています。
兄二人のおこぼれの美味しい部分のみを常に供給されているルイは、常に満たされ、食べることに飽きており「飽食」と評されています。
一度、原作第五章にて水門都市プリステラでオットーたちとの戦闘で満身創痍となった兄の体を借り、一度皆の前に姿を表したことがあります。
実際の戦闘力は兄たちをはるかに上回るとされています。
性格や口癖
ライとロイは、常にハイテンションで自分のペースを崩すことはありませんが、複数の人格が混在しているせいか、一人称は「俺たち」「僕たち」などと安定せず、語尾が「〜ないね、ないな、ないよ、ないさ、ないとも、ないだろうさ、ないだろうとも、ないだろうからこそ!」などと同じ言葉に対してさまざまな言い方をするなど、独特な口調です。
ルイは兄たちと違い、達観したような物言いをし、空虚で気怠げといった雰囲気を持っています。
表面的には兄たちを尊敬しているような口ぶりですが、二人の主義には同感できず、「出来の悪い兄弟を持つと苦労する」と少々見下している節があります。
【リゼロ】暴食(ライ、ルイ、ロイ)の強さや能力
ライ(ルイ、ロイ)は、魔女教大罪司教なだけあり、相当な強者です。
ここからは暴食の強さと能力をご紹介させていただきます。
食事
ライ、ロイ、ルイの3人は、相手に触れることで相手の名前や記憶を奪うことができます。
名前を奪われたものは誰からの記憶からも消え、あたかも存在しなかったかのような状態になってしまうのです。
ただし、名前を奪うには相手の名前が判明しなければならないので、本名を明かさなければ権能から逃れることも可能ですが、記憶を奪った相手と関わりのある人物の場合、記憶の中で名前が判明している場合もあり、その場合は、触れられた際にこの権能から逃れることはできません。
また、なぜかスバルにはこの権能の効果が影響せず、名前が奪われたとしてもスバルの記憶から消えることはありませんでした。
触
食べた相手を戦闘に応用できる能力で、「月食」と「日食」の2パターンがあります。
月食は食べた相手の知識や能力を活用し、自らの技術のように扱うことができます。
しかし、こちらはあくまでも技術の応用に過ぎず、実際の戦闘能力は扱うライやロイの実力に依存するものです。
日食は食べた相手の人物自体を再現できる能力で、ライやロイの実力にかかわらず、その相手の実力をそのまま再現することができます。
日食はかつての偉人などの技もそのまま再現できるため、非常に強力な能力ですが、この日食には欠点があります。
長時間使用することで自分の人格が上書きされるような感覚に陥り、自分の人格が不安定になってしまうのです。
ただし、ルイに関しては日食のデメリットがありません。
もともと存在が曖昧であるルイの場合は、日食を使用しても人格が曖昧になることはなく、無制限に使用することができます。
これが、実際の戦闘力では兄たちを上回ると言われている所以です。
【リゼロ】暴食(ライ、ルイ、ロイ)に名前や記憶を奪われた人物は?
続いて、暴食の被害にあった人物たちを見ていきましょう。
レムの記憶と名前、クルシュの記憶を奪う

アニメ2期第一話の冒頭、白鯨討伐後の部隊のを襲ったライたちは、皆を守ろうと立ち向かうレムの記憶と名前、クルシュの記憶を奪いました。
これにより、レムは皆から忘れられた上に、目を覚さない「眠り姫」の状態となり、記憶を無くしたクルシュは、それまでの凛とした強さのある性格の女性ではなくなってしまいました。
レムといえば、ヒロインの一人として人気の高いキャラクターでしたが、ライの仕業によりアニメ2期にはレムがほとんど登場しない状況に陥ってしまったため、落胆したファンが後を絶ちませんでした。
ユリウスの名前を奪う

原作第五章、水門都市プリステラにて、ロイがユリウスの名前を奪いました。
「最優の騎士」として名高かったユリウスでしたが、仕えていたアナスタシア・ホーシンからも忘れられ、自身が契約する準精霊からも忘れられ、一時は自身を見失うほどに自信を喪失してしまいました。
しかし、唯一ユリウスを覚えていたスバルの激励により、本来の自分を取り戻したのです。
エミリアの名前を奪う

第六章のプレアデス監獄塔にて、暴食が襲来した際、エミリアはライに名前を奪われてしまいました。
皆がエミリアとの記憶を無くす中、スバルだけがエミリアのことを覚えており、エミリアにとって、このスバルだけでも自分のことを覚えていてくれたというのが大きな原動力となり、エミリアは見事プレアデス監獄の試練を突破することに成功したのです。
スバルの記憶を奪う
プレアデス監獄塔にて、スバルは一時記憶喪失となりました。
後ほど詳しくご説明しますが、これはルイの仕業であり、記憶の回廊でルイと出会ったスバルはそれまでの異世界へ来てからの記憶が全てなくなってしまったのです。
【リゼロ】暴食(ライ、ルイ、ロイ)の最後をネタバレ!
そんな凶悪な暴食の最後も気になるところですよね。
ここからは暴食三人の最後についてお話させていただきます。
ライ・バテンカイトスの最後
ライ・バテンカイトスは第六章にてロイとともにプレアデス監獄塔へ襲来しました。
スバルの采配により、そのライと応戦することになったのが、レムの姉であるラムです。
ラムはかつて「鬼神の再来」と謳われた鬼族の神童でしたが、魔女教徒により生命線であるツノを奪われ、常に体調不良と戦うラムは、本来の力が出せない状況にありました。
しかし、スバルが新たに体得した強欲の魔女因子、「コル・レオニス」の力によりラムの苦痛を請け負うことで、ラムはある程度の力の解放が可能となり、ライを圧倒します。
命の危機を感じたライは、それまで使用を躊躇っていた「日食」を使い戦線から離脱することに成功します。
しかし、日食を多様したライはだんだんと自我が曖昧になり、その代わりに意思としてレムの記憶が強く根付きました。
この時ライは自身の変化に気づいていませんでしたが、ライの体はさまざまな人物の体のパーツがごちゃ混ぜの体に、レムの頭がついているという状態に至るほど自身の存在が曖昧になっていたのです。
一方、メイリィの負傷により、スバルはラムの負担を多く引き受けることができなくなったため、ラムは力の解放ができない状況陥りました。
しかし、共感覚を通じ、レムのツノを通してマナを自身に供給し、苦痛をレムに流し込むことで再度力を解放し、ライを追い詰めました。
再び逃走したライでしたが、千里眼で視覚を共有していたラムからは逃げられません。
ライはラムの圧倒的な強さに、ラムを強く欲し、今まで感じたことのない感情を抱きます。
そして、ラムによって作られた見えない風の刃で前にも後ろにも進めなくなったライは、「あァ! 待って、待ってくれ! 待った待った、あと少し! あと少しだけでいい! あと少しだけでいいからッ!」と、なんと自身の腕を見えざる刃で切り落とし、近くの壁に自身の血でラムへの愛を綴ったのです。
そして、ラムへの愛を今一度つぶやこうとした時、ラムの放った風の刃によって首がはねられ、最後を迎えました。
ロイ・アルファドの最後

ロイはプレアデス監獄塔にて、ライとは別行動をとっていました。
そして塔の第二層にて、試練の試験管として存在していた伝説の初代剣聖「レイド・アストレア」と遭遇します。
悪食と評されるロイにとっても、もはや伝説となった人物は極上のご馳走であり、なんとか喰らおうと戦いを仕掛けます。
しかし、圧倒的なレイドには、魔女教大罪司教であるロイも全く歯が立たず、瀕死の状態に追い込まれます。
しかし、ロイの権能に興味を持ったレイドは、自ら自身を喰らうようロイを挑発しました。
挑発に乗りレイドを喰らったロイが、そのご馳走の余韻に浸っていたのも束の間、食した相手を体現する権能を逆手に取られ、その体はレイドに支配されました。
もともと精神体としてのみ復活していたレイドは、肉体を手に入れたことで自由を手にしました。
試験の持ち場を離れ、外の世界へ出ようとするレイドにユリウスが立ち向かい、レイドの胸に傷を負わせたそのとき、レイドという規格外の精神体に耐えられなくなったロイの体は崩壊し、元のロイの亡骸へと変わったのでした。
ルイ・アルネブは精神崩壊

スバルは人生を追体験することでレイドの攻略法を探すべく、タイゲタにてレイドの死者の書を手にしました。
しかし、第二層の試練の試験官として、精神体とはいえ復活を果たしていたためか、レイドの死者の書からレイドの人生を追体験することはできず、スバルは「記憶の回廊」という場所に辿り着きました。
ルイ・アルネブは魂のみの形で記憶の回廊に存在しています。
そして、記憶の回廊に迷い込んだスバルの記憶を奪ったことで、「死に戻り」の存在を知ったのです。
他人の人生を喰らい尽くし、並大抵の人物の経験では満足できなくなっていたルイは、スバルのこの死に戻りの能力を渇望します。
しかし、相手の魂に取り憑いている魔女因子を剥がすことは不可能であり、さらに暴食の権能は、一度食べた人間を再び喰らうことはできません。
そこでルイは、スバルになればいいと考えたのです。
ルイは自身を二つの存在に分裂させ、片方を魔女因子としてスバルの中に忍ばせた状態で解放しました。
そうして記憶を無くしたスバルが、別の「ナツキ・スバル」となるように仕向け、再び喰らえる状態になったことを魔女因子ごと喰らう、というのがルイの狙いだったのです。
スバルの体を一時的に乗っ取りメイリィを殺害した上で「ナツキ・スバル参上!」と日本語で壁に刻むなど、記憶を無くしたスバルが元の『ナツキ・スバル』に猜疑心を抱くように仕向けました。
ルイの計画は順調に進み、スバルが『ナツキ・スバル』を否定する後一歩というところで、スバルは自身の名前が書かれた死者の書を発見します。
そして、異世界に来てからのスバルを追体験し、記憶の回廊にて『ナツキ・スバル』と接触したことで元のスバルへ戻ることができたのです。
その過程でスバルに取り込まれていた魔女因子である片方のルイが吐き出されました。
念願の死に戻りを体験したはずのルイでしたが、普通の、ましてや15歳にも満たない精神年齢の少女が何度も繰り返される死に耐えられるはずもなく、吐き出されたルイは発狂します。
そうとは知らない記憶の回廊に残っていたもう片方のルイは、スバルに忍ばせていた方のルイが権能を独り占めしようとしていると勘違いし、強制的にスバルに忍ばせていたルイを喰らいます。
そして、死の恐怖を味わい、精神が崩壊してしまうのでした。
プレアデス監獄塔攻略後、緑部屋で休養するスバルの前に、なんと肉体を持ったルイが現れました。
しかし、現れたルイは言葉を話すことなく、まるで幼な子のような振る舞いをしています。
現在、まだルイの目的や記憶の回廊を出て現れた理由は明らかにされていません。
【リゼロ】暴食の大罪司教まとめ
いかがでしたか?今回はリゼロの魔女教大罪司教暴食担当についてお話させていただきました。
未だスバルの前に再び現れた幼な子のようなルイの目的や存在理由は明らかになっていませんが、今後の物語を大きく左右する存在であることは間違い無いでしょう。