【呪術廻戦】特級術師、乙骨憂太とは?能力・術式の強さから現在の活動までご紹介!
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アニメ放送で大人気となった『呪術廻戦』
『乙骨憂太』は本編の前日譚に当たる0巻や劇場版の主人公で、本編でも大活躍する人気キャラです。

今回は、乙骨憂太の人物像や過去から現在までの活動、術式の強さなどについて、徹底解説していきます。

【呪術廻戦】特級術師『乙骨憂太』とは?

まずは、乙骨憂太とはどういう人物で、どういう性格なのかを紹介していきます。

乙骨憂太のプロフィール

乙骨憂太
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乙骨憂太は、東京都立呪術高専の2年で、禪院真希や狗巻棘、パンダと同学年にあたります。

4人しかいない特級呪術師の一人。
膨大な呪力をもつ特級過呪怨霊に取り憑かれているため、呪術高専入学時から特級呪術師になりました。
これは過去にない異例の事でした。

家族は、非術師の両親と妹がいます。
両親とはトラブルがあって現在疎遠ですが、妹とは連絡をとっている模様です。

また、最強の呪術師『五条悟』とも遠い親戚であることがわかっています。

乙骨憂太は冷静で仲間想いの性格

乙骨憂太
出典:pixiv@SIBATO

 

性格は、常に冷静かつ優しく仲間想いで、友達や身近な人が傷つけられた時は感情的・攻撃的になります。

しかし、過去のつらい経験からか、時には非情な選択をする事もあります。
愛のためであれば、冷酷にもなれるということですね。

容姿は、前日譚(0巻)と本編で髪型が異なります。
0巻では黒色で前髪を下ろしていて、伏黒恵の髪型と似ていますが、本編では黒色で前髪を上げています。

【呪術廻戦】特級術師『乙骨憂太』の術式・能力

続いて、乙骨憂太の過去の0巻時点での過去の術式と、現在の術式について説明していきます。


過去の乙骨憂太の術式・能力

乙骨&里香
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過去の乙骨憂太は特級過呪怨霊の『祈本里香』に取り憑かれており、祈本里香の力で戦っていました

祈本里香は呪霊であると同時に乙骨の外付けの術式であり、最愛の人を「最愛の人の魂を抑留する縛り」によって圧倒的な力を得ています。
祈本里香が持つ底なしの呪力も、乙骨の呪力が縛りで増幅されたもののようです。

祈本里香は乙骨本来の術式・模倣を無制限で使用可能で、反転術式を使って禪院真希と狗巻棘を治療するシーンもありました。

狗巻棘の呪言をコピーした際は何の反動もなく呪言を使用しており、術式が本来持つデメリットを受けずに術式を使えるようです。

現在は里香と似て非なる呪いのリカを使役

乙骨憂太 祈本里香
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現在の乙骨憂太は、祈本里香とは似て非なる呪いのリカを使役して戦っています。
成仏した祈本里香が残した外付けの術式で、呪力も備蓄されています。

外見も祈本里香とは微妙に異なり、縛りが無くなったことで以前ほどの圧倒的な力はありません。
石流龍と正面から呪力を撃ち合った際は、押し負けていました。

普段は腕と頭部のみを顕現させた状態になっており、祈本里香の遺品の指輪を乙骨が付けることで完全に顕現します。

完全に顕現した状態では、リカからの呪力供給やコピーした術式が使用可能になります
ただし、リカが完全顕現できる時間は5分だけです。

 

本来の術式は模倣(コピー)

乙骨憂太と狗巻棘
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乙骨憂太はリカを完全顕現させることで、本来の術式である模倣(コピー)を使用できます。
コピーした相手と同じ術式を使用可能で、死滅回游では以下の術式を使用していました

  • 狗巻棘の呪言
  • ドルゥヴ・ラクダワラの式神術
  • 烏鷺亨子の空を操る術式

祈本里香が成仏する前は無制限でコピーした術式を使用していましたが、現在は何らかの制限があるようです。

また、リカが完全顕現できる時間が5分のため、コピーした術式も5分間だけ使用できます。
九十九由基によると、術式の複数所持は脳への負担が大きすぎることも明かされました。

リカが外付けの術式になっているのも、乙骨憂太の脳に負担をかけないためと思われます。
術式をコピーする条件はリカが術師の体の一部を食べることのようですが、明言はされていません。


自力で反転術式を使える

乙骨憂太の反転術式は自分以外も治せる
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

現在の乙骨憂太は、リカと接続せずに反転術式を使えるようになっています。
また、自分に対して反転術式を使えるだけでなく、反転術式のアウトプットが可能。

反転術式の正のエネルギーで他人の傷を治療できる術師は、現時点で両面宿儺・家入硝子・乙骨憂太の3人だけしか登場していません。

また、反転術式を呪霊に使用した場合は、負のエネルギーの塊である呪霊に対して一撃必殺と言えるほどの威力があります。

ただし、底なしの呪力を持つ乙骨憂太も反転術式を連続利用して呪力が底をつきそうになっており、膨大な呪力を使用する技です。

詳細不明ながら領域展開を習得済み

領域を展開する乙骨憂太
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

乙骨憂太は領域展開も習得していることが、死滅回游で明らかになりました。
乙骨憂太は烏鷺・石流との戦いで、3人同時に領域展開を使用しています。

しかし、領域の押し合いになっているところに黒沐死が乱入したことで、全員の領域が不発に終わりました。

現時点で、乙骨憂太の領域展開の名前や能力は不明です、
乙骨憂太は領域を展開する際の掌印は茶吉尼天の印でした。

【呪術廻戦】特級術師『乙骨憂太』の強さとは?

乙骨憂太 祈本里香
出典:pixiv@SIBATO

 

乙骨憂太の戦闘シーン自体がそんなにありませんが、0巻にて、特級呪術師の夏油傑と戦い、撃退しています。
特級呪術師に勝てるほどの強さを持っているということは、呪術師の中ではトップクラスの実力の持ち主です。

0巻では祈本里香に頼った戦い方でしたが、本編では刀を使った戦闘でもかなりの強さです。
周りからは、以下のような評価をされています。

伏黒恵

伏黒恵
出典:pixiv@時島シクカ

 

呪術高専1年『伏黒恵』は、乙骨憂太を「唯一手放しで尊敬できる人」として評価しています。
冷静で真面目な伏黒恵から尊敬されるということは、実力だけでなく人間的にも優れているということがわかります。

五条悟

五条悟の虚式紫
出典:pixiv@SIBATO

 

呪術高専の教師であり、最強の呪術師『五条悟』は、乙骨憂太を「僕に並ぶ術師になる」と評価しています。
あの最強の五条悟から認められ、期待されるほどの実力・可能性を持っていたということはかなりの強さです。

東堂葵

東堂葵
出典:pixiv@時島シクカ

 

呪術高専京都校3年の東堂葵は、姉妹校交流会にて乙骨憂太と手合わせすることを望んでいました。
この発言から、去年の交流会では乙骨憂太の活躍で圧勝していたことが考えられます。
京都校最強の東堂葵にここまで言わせるほどの強さを持っていたのです。

【呪術廻戦】特級術師『乙骨憂太』の過去(0巻)

ここでは、乙骨憂太の壮絶な過去を振り返っていきましょう。

特級過呪怨霊『祈本里香(リカちゃん)』

里香
出典:pixiv@味噌乃

 

乙骨憂太には、祈本里香(リカちゃん)という幼馴染がいました。
2人は、「将来結婚する」と約束するほど仲が良かったのです。

しかし、祈本里香は乙骨憂太の目の前で車に轢かれて亡くなってしまいます。
その時、祈本里香は特級過呪怨霊に変異して、乙骨憂太に取り憑くことに。

それから学校では、クラスメイトからいじめられるようになってしまいます。
いじめてくる子を怖がっているようでしたが、実際はいじめてくる子が祈本里香に呪われてしまうことを恐れていたのです。

祈本里香は、乙骨憂太を愛するあまり、敵とみなした人を呪ってしまうのでした。
結果、いじめてきた子は重傷を負って、ロッカーに詰め込まれていたのです。

東京都立呪術高専に入学

祈本里香の力を制御できず、人を傷つけてしまうことを恐れたため、家族からも離れ、人と接しないようにしていました。
そして、祈本里香の力が手に負えなくなったため、秘匿死刑が決定します。

しかし、呪術高専の教師である五条悟が死刑を拒んだのです。

その後、五条悟は乙骨憂太に才能があると見込んで、東京都立呪術高専に入学させます。
特級呪術師として入学したのは前例がなく、異例でした。

入学して頼もしい仲間達と出会い、「祈本里香の呪いを解く」ことを目標に成長していきます。

夏油傑の襲撃

夏油傑
出典:pixiv@牙ya

 

ある日、過去に100以上の一般人を殺して呪術高専を追放された呪詛師『夏油傑』が呪術高専に襲撃してきました。

夏油傑の目的は祈本里香を奪うことだったため、乙骨憂太と戦闘になります。
乙骨憂太は祈本里香の呪力を解放して、ギリギリ夏油傑を倒すことに成功。

戦闘後、祈本里香が呪霊になった理由は、乙骨憂太を呪っていたわけではなかったことが判明します。

理由は、祈本里香の死を乙骨憂太が拒んだからだった、つまり乙骨憂太の方が呪っていたのです。

これを知ったことで、祈本里香の解呪に成功します。
祈本里香は、「6年間楽しかった」と言い残してお別れをしました。

【呪術廻戦】現在の乙骨憂太はどうしてる?(本編)

壮絶な過去を経験してきた乙骨憂太ですが、現在はどうしているのかを見ていきましょう。
死亡しているという考察も多かったですが、実際はどうなのでしょう。

ミゲルと共に海外へ

京都校との交流会前、伏黒恵は乙骨憂太の現状を話していました。
これが、本編で初めて乙骨憂太について触れた場面です。

乙骨憂太は、夏油傑の組織の一人である『ミゲル』と共に海外にいました。
この目的は、ミゲルの故郷で作られる呪具『黒縄』を手に入れてくることでしたが、結局発見できなかったみたいです。

渋谷事変後に東京に帰還

渋谷事変終焉後の東京に帰還した乙骨憂太。
ここで、乙骨憂太が死亡していなかったということが判明します。

乙骨憂太は、上層部より虎杖悠仁の死刑執行を任されていました。

虎杖悠二の前に現れた乙骨憂太、虎杖との戦闘は圧倒的でした。
呪力量は五条悟以上で、常に全身に呪力をまとって身体強化していたのです。

勝負はすぐに決まり、虎杖悠二の心臓を貫いて殺害

しかし、その後に反転術式で虎杖を蘇生

実は、虎杖悠仁の死刑執行命令に従っていたのは全て演技だったのです。
過去に五条から、「自分に何かあったら1年生と2年生を頼む」と任されていたからでした。

しかし、表向きは上層部の命令にそむくわけにはいかなかったのです。
そこで上層部を騙すために、虎杖悠仁を1回殺して生き返らせたということです。

死滅回游に参加

乙骨&虎杖
出典:pixiv@時島シクカ

 

日本国内の結界をはっている『天元様』のもとを訪れた乙骨憂太。

そこで、脳を入れ替えて肉体を支配する術式を使う『羂索(けんじゃく)』が、天元様と人類の同化を目論んでいることを知ります。
天元様によると、特級呪霊『真人』の術式・無為転変で人類と自身が融合すれば、人類は滅び、永遠に互いを呪い合う地獄が完成するとのことでした。

それを阻止するためには、封印された五条悟の解放が必須であること。
その封印を解くため、「術式を解く術式」を持つ栗栖花の協力を得る必要があること。

それを実現するための作戦を決め、乙骨憂太は死滅回游に参加することになったのです。

仙台結界での戦いを制して190点を獲得

石流龍を満足させた乙骨憂太
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

死滅回游に参加した乙骨憂太は、強力なプレイヤー4人が争う仙台結界攻略に臨みます。

仙台結界は、ドルゥヴ・ラクダワラ・烏鷺亨子(うろ たかこ)・石流龍(いしごおり りゅう)・黒沐死(くろうるし)の4強が争う膠着状態でした。

仙台結界に入った乙骨憂太がドルゥヴ・ラクダワラを撃破したことで、状況は一気に動くことに。
乙骨憂太・烏鷺亨子・石流龍の三つ巴の戦いになり、そこに黒沐死も乱入。

烏鷺亨子と黒沐死に勝利した乙骨憂太は、烏鷺亨子からコピーした術式で石流龍も撃破
烏鷺亨子と石流龍から得点を譲渡された乙骨憂太は、合計で190点を獲得しました。

五条悟と宿儺の戦いを見守る

反転術式で術式を治療していたことに気づく乙骨憂太
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

223話から五条悟と宿儺の戦いが始まり、乙骨憂太は2人の戦いを見守っていました。
五条悟は1人で戦うのが一番強いということで、乙骨憂太を含む他の戦力は待機するしかありませんでした。

乙骨憂太は、五条悟が体を治療せずに焼き付いた術式を治したことに真っ先に気づいています
術式を反転術式で治すのが相当な無茶だと見抜くシーンもあり、呪術師としてのセンスの良さを見せていました。

五条悟と宿儺の戦いに加勢しようとする場面もありましたが、止められたことで五条悟が負けるまで動くことはできませんでした

奇襲を成功されて羂索の首を切り落とす

羂索に切りつける乙骨憂太
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

243話では奇襲を成功させて、羂索の首を切り落とすという大きな戦果を上げることに。
高専側は羂索を足止めするために、五条悟に対抗できる術式を持った髙羽史彦を岩手に派遣しました。

髙羽史彦の術式に苦戦した羂索は彼にやり切ったと思われるために、想像の世界でお笑いコンビを組む作戦を実行
羂索の思惑はうまくいき、高羽史彦の術式から抜け出します。

しかし、乙骨憂太は隙をついて、羂索の首を切断することに成功します。
羂索は髙羽史彦の術式で乙骨憂太の接近に気づきませんでしたが、本人も満足して気が緩んでいたようです。

しかし、羂索は「私の意志は受け継がれる」と言っており、羂索の計画はまだ終わりそうもありません。

【劇場版 呪術廻戦0】乙骨憂太の声優は『緒方恵美』

呪術廻戦は、2021年12月24日に映画化されました。

タイトルは『劇場版 呪術廻戦0』で、0巻『東京都立呪術高等専門学校』を映像化したものです。
主人公は、本編の虎杖悠仁ではなく、乙骨憂太となっています。

主人公の乙骨憂太の声優は、『緒方恵美』さんに決定しました。

緒方恵美さんは少年役を多く務めることが多いですが、中性的な役や女性役まで幅広い役をこなしています。

また、声優業界で初めて高校生以上の男の声を担当した女性声優だと言われています。

経歴

緒方恵美さんは音楽一家で育ち、高校時代まで音楽活動をしていました。
その後、東京声専音楽学校のミュージカル科を卒業し、ミュージカル女優として劇団に入ります。

劇団解散後、プロデューサーに声優をしてみるのはどうかと言われたのをきっかけに声優を目指すことに。

また、劇団の最終公演の休憩中に行った占いで「半年後に大きな出会いがあり、2年後には大きなチャンスがある」と言われたことがありました。
すると、半年後に青二塾に入塾し、2年後に『幽☆遊☆白書』のオーディションで地声が「蔵馬だ」と言われ、デビューが決定。

現在は、声優事務所『Breathe Arts』を設立し、代表を務めています。

代表作

・幽☆遊☆白書(蔵馬)
・新世紀エヴァンゲリオン(碇シンジ)
・BLEACH(ティア・ハリベル)
・暗殺教室(堀部イトナ)
・Angel Beats!(直井文人)

【呪術廻戦】特級術師『乙骨憂太』についてまとめ

呪術廻戦の乙骨憂太について解説しました。
頼りなかった乙骨憂太ですが、本編では特級呪術師として「五条悟に次ぐ現代の異能」と呼ばれる存在にまで成長。

自分だけの力ではありませんが、羂索を倒すことにも成功しました。
五条悟・九十九由基がいなくなり、乙骨憂太は呪術高専側の最高戦力になったと言えます。

詳細不明の領域展開もこれから明らかになると思われるので、乙骨憂太の活躍に期待しましょう。

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