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禰豆子(ねずこ)はなぜ覚醒した?
遊郭編にて、上弦の陸『堕姫』と炭治郎が対決をしている場面。
炭治郎はヒノカミ神楽を連発して堕姫を追い詰めますが、体が限界になってしまい倒れ込んでしまいます。
炭治郎が堕姫に殺されかけたその時、禰豆子が堕姫の首を蹴り飛ばし、炭治郎を危機一髪で救います。
しかし、上弦の陸である『堕姫』との実力差は圧倒的で、すぐ不利な状況に陥る禰豆子。
絶体絶命のピンチで、過去の家族が殺された記憶が蘇ってきます。
これは、堕姫は禰豆子が今まで出会ってきた鬼よりはるかに鬼舞辻無惨の血が濃かったため、鬼舞辻無惨の匂いによって記憶が蘇ったのです。
堕姫との戦闘で追い込まれていた炭治郎が後ろで倒れていたことも重なり、禰豆子には怒りや憎しみが溢れてきて、つけていた竹の口枷が外れてしまいます。
すると、額の右側から角が生え、髪は逆立ち、体全体に葉模様の痣が発現。
これが、覚醒状態です。
痣とは、体に浮かび上がる模様のことです。
体温39度以上、かつ心拍数200以上の条件を満たすと発現して、移動速度や攻撃などの身体能力が大幅に向上します。
覚醒した禰豆子(ねずこ)の血鬼術・強さ
回復力・再生力
回復力は今まで以上に速くなり、切断された部位がすぐに再生します。
体をバラバラに切断されても、切られた部位を血液で引き寄せ、すぐ再生することが可能です。
攻撃力
通常であれば鬼の首がもげる程度の打突攻撃も、覚醒後は鬼の体を貫通したり、頭を吹き飛ばすほどの威力に上がっています。
血鬼術
自分の血液を鬼に付着させて燃やす血鬼術『爆血』も、通常時より燃やした部位が治りづらくなっています。
覚醒した禰豆子の強さは、上弦の鬼を圧倒する強さを持っています。
あの上弦の陸である『堕姫』でさえ、手も足も出ませんでした。
ただし、強さと引き換えに禰豆子の意思がなくなり、暴走状態になってしまいます。
作中で人間を襲う場面もありましたが、炭治郎が昔母親の歌ってくれた子守唄を歌うことで、覚醒状態を止めることができました。
禰豆子(ねずこ)の覚醒で日光を克服
禰豆子の覚醒は強さだけではありません。
今までの鬼ではできなかった、太陽の光を克服したのです。
刀鍛冶の里にて、上弦の肆『半天狗』との戦いの決着後、太陽の光を浴びてしまった禰豆子。
しかし、なんともなかったのです。
炭治郎は泣いて喜んでいましたが、鬼舞辻無惨も同じくらい喜んでいました。
日光を浴びることは鬼舞辻無惨でさえできず、1000年の鬼の歴史の中でも初めてだったからです。
鬼舞辻無惨は、自分の唯一の弱点である太陽を克服し、無敵の体を手に入れるために、禰豆子を取り込もうと動き出すことになります。
その後の禰豆子は人間味も増し、言葉も話せるようになりました。
しかし、この時はまだ虚な瞳や鋭い爪などは鬼のままです。
ここまでは自分の力だけで鬼の呪縛から解放されていったのですが、ここからは珠代が開発した人間に戻る薬の効果により、徐々に人間に戻っていくことになります。