目次
蝶屋敷でカナヲの心が動いた
柱合会議で処分が決まり、蝶屋敷に預けられることになった炭治郎と禰豆子。
そこで、カナヲは重傷をおった炭治郎の治療にあたります。
その時、炭治郎は「最終選別の時にいた人だ」とカナヲの存在に気づくのです。
傷の治療と機能回復訓練を行うことになった炭治郎は、鬼ごっこと薬湯をかけあう訓練でカナヲと勝負することに。
難しくて善逸と伊之助は逃げ出したのですが、炭治郎だけ諦めませんでした。
全集中の呼吸『常中』(全集中の呼吸を24時間続ける)を会得し、ついに鬼ごっこと薬湯の掛け合いで勝利。
7巻の第53話
炭治郎は訓練終了後、蝶屋敷出発前にリハビリを手伝ってくれたカナヲにお礼を言うため、話しかけに行きました。
しかし、カナヲは話しかけられても返事はせず、ただ微笑むだけ。
カナヲは自分の意志で物事を決定することができなかったため、コイントスで決めていたのです。
そこで、カナヲは「表が出た場合は話さない、裏が出た場合は話す」というルールを決めてコイントス。
結果は裏。
「師範の指示に従っただけなのでお礼を言われる筋合いは無いから さようなら」
そう言って終わらせようとしますが、これでもめげずに話しかけてきた炭治郎に、なぜコイントスをしているのかの経緯を話します。
「全てどうでもいいことだから自分では決められない」
そこで炭治郎はある提案をします。
「コインが表だったらカナヲは心のままに生きる」
コインを投げた結果は、表。
「頑張れ!!人は心が原動力だから心はどこまでも強くなれる!!」
とカナヲに伝え、手を振りながらお別れ。
偶然表が出たのですが、裏が出た場合は何回もやるつもりだったみたいです。
これが、炭治郎とカナヲの初めての会話になります。
カナヲにとって、ここまで話しかけてくる人は初めてで、心が動いた瞬間でした。
2人の距離が近づいた、カナヲが恋に目覚めたシーンといえます。
【鬼滅の刃】なぜ炭治郎とカナヲは付き合った?
結論として、炭治郎とカナヲは付き合うのですが、なぜ2人は付き合ったのか。
付き合うまでの経緯を順に説明していきます。
上弦の陸との戦闘で負傷した炭治郎の看病をするカナヲ
12巻の第99話
上弦の陸・堕姫と妓夫太郎の戦闘で重傷を負った炭治郎は、2ヶ月間も眠り続けていました。
ある日、ついに目が覚めた炭治郎。
目が覚めて、一番最初に会った人物がカナヲでした。
カナヲは炭治郎の意識が戻っていたことに驚き、そのとき持っていた花瓶を離して落としてしまいました。
そして、涙を流しながら、心配していたことを炭治郎に伝えたのです。
カナヲが自分から話しかけたり泣いたりしていたことから、炭治郎に心を開き始めていることが伺えます。
最終決戦で鬼化した炭治郎を救ったカナヲ
23巻の第203話
鬼舞辻無惨との最終決戦。
日輪刀を折られた上に深い傷を負い、立ち上がる事ができなかったカナヲ。
そこに炭治郎が駆けつけて救出し、カナヲをその場から逃がしました。
そこから鬼舞辻無惨と炭治郎の死闘が続き、ついに鬼舞辻無惨は太陽の光に照らされ消滅。
しかし、炭治郎の体に鬼舞辻無惨の血が入り込んだことで、炭治郎は鬼になってしまうのです。
頸を切っても死なず、太陽の光も克服して最強の鬼になった炭治郎は、仲間にも無差別に攻撃。
それを誰も止めることができませんでした。
止める唯一の手段は、珠世としのぶが開発した人間化薬だけ。
カナヲは、その薬を胡蝶しのぶに予備としてもらっていました。
カナヲの花の呼吸『終ノ型・彼岸朱眼』だったら、炭治郎の速さに対応できると考え、目への負担が大きく失明のリスクがありましたが、実行することを決意。
一度、上弦の弐・童磨を倒すために『終ノ型・彼岸朱眼』を使用したのですが、短時間で済んだ結果、左目は失明せずに残っていました。
「私の目を片方残してくれたのはこのためだったんだね姉さん」
カナヲは、炭治郎の攻撃を受けながらも、薬を打ち込むことに成功。
炭治郎は救われたのです。