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ワンピース1170話のネタバレ予想・考察をお届けします!2026年1月5日(月)発売の週刊少年ジャンプ新年6・7合併号に掲載予定の1170話は、エルバフ過去編のクライマックスとなる重要回です。
前回1169話では、イムの深海契約により不死身の怪物と化したハラルド王が暴走。ロキは父の遺言通り宝物庫へ向かい、そこで鉄雷(ラグニル)と対峙しました。一刻も早く死ななければエルバフが危機に陥る――そんな悲痛な叫びを残したハラルドの運命は?
本記事では、直近5話分のストーリー展開を徹底分析し、1170話で描かれるであろう「伝説の悪魔の実」の正体、ロキとラグニルの戦い、そしてハラルド王の最期について、実現可能性の高い展開を予想考察していきます。
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ワンピース1170話予想① ロキvs鉄雷(ラグニル)「試練の戦い」
独りでに動くラグニルの正体
1170話では、まずロキとラグニルの戦いから始まると予想されます。宝物庫の番人として襲いかかるラグニルは、単なる武器ではなく「何らかの意思を持った存在」である可能性が極めて高いです。
ラグニルの正体については、以下の3つのパターンが考えられます。
パターン①:悪魔の実を食べた武器
これまでワンピースには、悪魔の実を食べた武器が複数登場しています。犬銃ラッスー(ダックスフンド)、象剣ファンクフリード(ゾウゾウの実)、そして現代エルバフでシャムロックが使用していたケルベロスの剣もその可能性があります。ラグニルも同様に、悪魔の実の能力を宿した武器として独自に動いている可能性が高いでしょう。
パターン②:ラグニルに宿る意思
もう一つの可能性は、長年エルバフ王家を守ってきた武器として、何らかの「意思」や「魂」が宿っているパターンです。名刀には魂が宿るという考え方はワンピース世界でも示唆されており、ゾロの鬼徹シリーズなどがその例です。ラグニルも何百年も王家に仕えてきた中で、王にふさわしい者を見極める能力を獲得したのかもしれません。
パターン③:透明な能力者が操っている
可能性としては低いですが、スケスケの実のような透明化能力を持つ者がラグニルを操っている可能性も完全には否定できません。ただしこの場合、14年前の時点での能力者が誰なのか、という問題が生じます。
イヌイヌの実モデル「フェンリル」の可能性
ラグニルが悪魔の実を食べた武器だとすると、その能力は何でしょうか?最も有力な説はイヌイヌの実 幻獣種モデル「フェンリル」です。
この予想には以下の3つの明確な根拠があります。
根拠①:北欧神話との一致
エルバフ編は北欧神話をモチーフにしており、ロキという名前もそこから来ています。北欧神話において、フェンリルは巨大な狼の魔獣で、神々すら恐れる存在です。そして重要なのは、フェンリルを縛る鎖は「ラグニル(雷)」とも関連が深いという点。ワンピースの世界観にぴったりマッチします。
根拠②:ロックスの発言との符合
ゴッドバレー事件の過去編で、ロックスは「ハラルドが食べてこそ真価を発揮する悪魔の実が2つある」と語っていました。そのうちの1つが、おそらく王家に伝わる伝説の悪魔の実。そしてもう1つが、ラグニルに食べさせた実である可能性が高いのです。古代巨人族の怪力があってこそ、フェンリルの力を持つハンマーを振るえるという理屈です。
根拠③:エルバフにとっての禁忌
現代エルバフでロキがラグニルを振るうと、雷を発生させて宝樹アダムを燃やしました。エルバフの弱点は「火事と雷」。つまりラグニルは、エルバフを滅ぼせる力を持つからこそ厳重に封印されていたのです。フェンリルという破壊の象徴が、雷を操る力を持つ――この組み合わせは非常に説得力があります。
| 要素 | 北欧神話 | ワンピースでの対応 |
| フェンリル | 巨大な狼の魔獣 | ラグニルの能力 |
| ロキ | トリックスター | 呪われた王子 |
| ラグナロク | 神々の黄昏(終末) | 世界を滅ぼす力 |
ロキがラグニルに認められる条件
ラグニルとの戦いは、単なる力比べではなく「王としての資格を試す試練」になると予想されます。1170話では、以下のような展開が描かれるでしょう。
まず、ロキはラグニルの圧倒的な力に苦戦します。父ハラルドですら簡単には扱えなかった武器を、未熟なロキが即座に使いこなせるはずがありません。しかし、ここで重要になるのがロキの覇王色の覚醒です。
1169話でギャバンが「覇王色の使い方 肝に銘じろ」と語った際、ロキは「おれは自分の力を言語化できてなかった」と反応しました。これは、ロキが無自覚に覇王色を使っていたものの、その本質を理解していなかったことを示しています。
ラグニルとの戦いの中で、ロキは真の覇王色の力に目覚めるでしょう。それは単なる威圧ではなく、「相手を従わせる王の資質」です。暴れるラグニルに対して、ロキは覇王色で「俺に従え」と命じる。その時、ラグニルはロキを王として認め、彼の武器となるのです。
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ワンピース1170話予想② 伝説の悪魔の実「アクマノミ」をロキが食べる
王家に伝わる禁断の実の正体
ラグニルを手にしたロキは、次に宝物庫に眠る「伝説の悪魔の実」を口にするでしょう。この実の正体については、現時点で様々な考察がありますが、最も重要なのは「不死身を打ち破る力」を持っているという点です。
ハラルドは「神の力を得た私には誰も勝てやしない」と語りながらも、この悪魔の実があれば自分を倒せると確信していました。これは、この実がイムの深海契約の力を無効化できる、もしくは覇王色を極限まで強化できる能力を持つことを示唆しています。
伝説の悪魔の実の候補として、以下の3つのパターンが考えられます。
パターン①:ヒトヒトの実 幻獣種モデル「ユミル」
北欧神話において、ユミルは原初の巨人です。すべての巨人の祖であり、その体から世界が創られたとされています。もしロキがこの能力を得れば、古代巨人族としての力を極限まで引き出せるでしょう。これにより、不死身のハラルドを上回る力を発揮できる可能性があります。
パターン②:カミカミの実(神を喰らう実)
「神」であるイムの力を無効化する能力として、「神を喰らう」実が存在する可能性があります。深海契約による不死身は、イムの力に由来するもの。それを打ち破るには、神の力そのものを無効化する能力が必要かもしれません。ハラルドが「神の力を得た私」と表現したのも、この能力の存在を暗示している可能性があります。
パターン③:世界を滅ぼす力を持つ実
エルバフ編の序盤から「世界を終わらせる」「世界を滅ぼす」という表現が繰り返されてきました。グラグラの実のような、文字通り世界を破壊できる規模の力を持つ実である可能性も高いです。ロックスが狙っていた実の一つとしても辻褄が合います。
ハラルドが「ロキにしか使えない」と語った理由
なぜハラルドは、この重要な悪魔の実を長男ハイルディンではなく次男ロキに託したのでしょうか?その理由は以下の3点に集約されます。
理由①:古代巨人族の純血に近い
ハイルディンの母はイーダ(人間族)、ロキの母はエストリッダ(巨人族)です。つまりハイルディンは混血、ロキは純粋な巨人の血を引いています。伝説の悪魔の実が古代巨人族の身体能力を前提とした能力であれば、純血に近いロキの方が適任なのです。
実際、現代でもハイルディンは父の武器ラグニルを扱えません。これは混血であることの限界を示しています。一方ロキは、その巨体と怪力でラグニルを完璧に操っています。
理由②:覇王色の資質
1169話でロキが覇王色の使い手であることがほぼ確定しました。ギャバンの助言に「腑に落ちた」と反応し、「おれは神の騎士団を確実に仕留められる」と自信を示しています。
伝説の悪魔の実が、覇王色と組み合わせることで真価を発揮する能力だとすれば、覇王色を持たないハイルディンでは使いこなせないでしょう。ハラルド自身も覇王色の使い手であり、この能力の重要性を理解していたはずです。
理由③:王としての覚悟
ハラルドはロキに「お前が殺し『王座』に就けロキ」と命じました。これは単に悪魔の実を食べて力を得るだけでなく、父殺しの汚名を背負ってでもエルバフを救う覚悟を求めています。
ハイルディンは当時エルバフにいませんでした。しかしもし居合わせていたとしても、温厚で善良なハイルディンには、この残酷な役割は荷が重すぎたでしょう。ロキだけが、この地獄のような状況で正しい選択ができる強さを持っていたのです。
覚醒の瞬間と新たな力の目覚め
1170話では、ロキが伝説の悪魔の実を食べる瞬間が描かれるでしょう。その直後、彼の体に劇的な変化が起こります。
悪魔の実を食べた瞬間の描写は、ワンピースにおいて重要な演出ポイントです。ルフィがゴムゴムの実を食べた時、白ひげがグラグラの実を食べた時――それぞれに印象的なシーンがありました。ロキの場合も、エルバフの大地が揺れるような圧倒的な覚醒が描かれるはずです。
能力覚醒の直後、ロキの体は光に包まれ、その姿が変貌します。もしヒトヒトの実モデル・ユミルであれば、さらに巨大化して原初の巨人の姿を現すでしょう。カミカミの実であれば、神々しい威光を放つかもしれません。いずれにせよ、観る者を圧倒する力の発現が期待されます。
そして最も重要なのは、この力が暴走するハラルドを倒すためだけに使われるという点です。ロキは父を救うため、エルバフを守るため、そして世界政府の野望を打ち砕くために、この禁断の力を解放するのです。
ロキが伝説の悪魔の実食べる展開きたああああ!!これ絶対とんでもない能力だよね…父を倒すための力を得るとか展開が重すぎる😭 #ワンピース1170話 #エルバフ編
— 海賊王に俺はなる (@mugiwara_yume) January 5, 2026
ワンピース1170話予想③ 不死身ハラルド攻略と「歴史上最悪で最も愛された王」の最期
覇王色三重奏:ロキ・シャンクス・ギャバン
伝説の悪魔の実とラグニルを手にしたロキが、暴走するハラルドの元へ駆けつけます。しかし不死身のハラルドを倒すには、ロキ一人の力では不十分でしょう。
ここで重要になるのが、シャンクスとギャバンの存在です。1169話では、二人がハラルドと交戦しながらも制止できずにいる様子が描かれました。不死身の体を持ち、イムにコントロールされたハラルドは、もはや人間の域を超えた怪物です。
ゴッドバレー事件で、イムの黒転支配を受けたロックスを止めたのはロジャーとガープの覇王色を結集させた一撃でした。同じように、ハラルドを止めるには複数の覇王色使いが力を合わせる必要があります。
アウルスト城の王の間には、以下の3人の覇王色使いが揃っています。
- ロキ:1169話でほぼ確定。古代巨人族として圧倒的な身体能力を持ち、伝説の悪魔の実で強化
- シャンクス:言わずと知れた四皇。ゴッドバレー事件を経験し、神の騎士団の脅威を知る
- ギャバン:ロジャー海賊団の元幹部。ロックス戦の経験から、覇王色での攻略法を理解
この3人が同時に覇王色をぶつければ、深海契約の不死身すら打ち破れるはずです。1170話では、三者三様の覇王色が王の間で激突し、バリバリと空間を裂くような演出が期待されます。
伝説の悪魔の実の能力が不死身を打ち破る
覇王色の三重奏に加えて、決定打となるのがロキの悪魔の実の能力です。ハラルドが「この実があれば自分を倒せる」と確信していたということは、能力そのものに深海契約を無効化する特性があるはずです。
考えられるメカニズムは以下の3パターンです。
パターン①:イムの力を直接無効化
カミカミの実のような「神を喰らう」能力であれば、イムの支配そのものを断ち切れる可能性があります。ロキが能力を発動すると、ハラルドの体から深海契約の紋様が消え、イムの支配が解けるでしょう。一時的にでも正気を取り戻したハラルドは、自らの最期を受け入れるはずです。
パターン②:圧倒的な破壊力で再生を上回る
不死身といっても、再生速度を上回るダメージを与え続ければ倒せる可能性があります。伝説の悪魔の実が「世界を滅ぼす力」を持つのであれば、深海契約の再生能力すら追いつかないほどの破壊を実現できるでしょう。グラグラの実のような振動の力で、ハラルドの体を内部から破壊するイメージです。
パターン③:覇王色を極限まで増幅
ヒトヒトの実モデル・ユミルのような能力であれば、古代巨人族としての力を極限まで引き出し、覇王色を何倍にも増幅できるかもしれません。神の騎士団や五老星が覇王色に弱いのは確定しています。増幅された覇王色なら、深海契約の不死身すら無効化できるでしょう。
最も可能性が高いのは、パターン①とパターン③の複合型です。イムの支配を弱めつつ、増幅された覇王色で致命傷を与える――これなら、ハラルドを「殺す」のではなく「解放する」という意味合いになり、物語としても美しい結末になります。
ハラルドの最後の遺言「エルバフを頼む」
ロキ、シャンクス、ギャバンの三重覇王色、そして伝説の悪魔の実の力が合わさり、ついにハラルドの不死身が打ち破られる瞬間が訪れます。
イムの支配が解け、束の間の正気を取り戻したハラルド。彼は息子ロキの成長した姿を見て、安堵の表情を浮かべるでしょう。「よくやった…ロキ」という一言とともに、父は息子に最期の言葉を託します。
「エルバフを…頼む」
たった一言ですが、この言葉には144年の人生で積み重ねてきた全ての想いが込められています。世界政府に騙され、息子に手をかけさせ、歴史上最悪の王として死ぬ――それでもハラルドが最後に願ったのは、エルバフの未来でした。
ロキは涙を流しながら、父の最期を看取ります。「任せろ…父上」と答える声は震えていますが、その目には確かな決意が宿っています。呪われた王子と呼ばれようとも、父殺しの汚名を被ろうとも、ロキはエルバフを守り抜くでしょう。
ハラルドの体が倒れ、王の間に静寂が訪れます。そして1152話の冒頭で語られた言葉が、ここで完結するのです。
「この日城内(アウルスト城)で大虐殺事件が起き、エルバフの歴史上最も愛された王、名君ハラルドが命を落とすのだが、人々は彼の何を讃えたのだろうか?」
――答えは明白です。ハラルドは最後まで息子を、エルバフを、そして巨人族の誇りを守ろうとした王だったのです。世界政府の罠に嵌り、最悪の選択をしてしまったとしても、彼の本質は変わりませんでした。だからこそ、「歴史上最悪で最も愛された王」という矛盾した評価が成立するのです。
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ハラルド王の最期予想してたけど実際読んだら絶対号泣する自信あるわ…😭「エルバフを頼む」とか言われたらもう…ロキの覚悟も重すぎて無理🥺 #ワンピース #ハラルド
— ワンピ考察マニア (@onepiece_kousatsu) January 5, 2026
ワンピース1170話予想④ 過去編完結!14年前の真相と現代エルバフへ
ロキが「父殺し」の汚名を被った理由
ハラルドの死後、事件の真相をどう扱うかという重大な問題が残ります。1170話では、ロキが「父殺し」として語り継がれる理由が明かされるでしょう。
ハラルドは死の直前、ロキに「おれがいかに愚かな王だったかを国民に伝え、おれを殺して名を上げろ」と命じました。しかし実際には、ロキは真実を語らなかったのです。その理由は以下の3点が考えられます。
理由①:世界政府への対抗策
もし「ハラルドが世界政府に操られていた」という真実が広まれば、世界政府はエルバフを黙らせるために総攻撃を仕掛けてくるでしょう。神の騎士団、海軍、CP0――あらゆる戦力を投入して、真実を知る者を全て抹殺しようとするはずです。
当時のエルバフにはそれを防ぐ力がありませんでした。ハラルドという最強戦力を失い、混乱の真っ只中。ここで世界政府と全面対決すれば、エルバフは滅びます。だからロキは、自分が悪者になることで、世界政府の関心をそらしたのです。
理由②:父の名誉を守るため
真実を語れば、ハラルドが世界政府と契約していたこと、エルバフを裏切ろうとしていたことが明るみに出ます。結果的に阻止できたとはいえ、「エルバフを奴隷にしようとした王」という汚名は残るでしょう。
ロキは父を愛していました。だからこそ、父の名誉を守るために自分が悪者になることを選んだのです。「父殺しの息子」と「裏切り者の父」――どちらかを選ばなければならないなら、ロキは迷わず前者を選びました。
理由③:ハイルディンを守るため
もう一つ重要なのが、兄ハイルディンの存在です。温厚で正義感の強いハイルディンが真実を知れば、必ず世界政府に立ち向かおうとするでしょう。しかしそれは無謀な戦いでエルバフを危険にさらすことになります。
ロキは兄を巻き込まないため、自分一人で全ての罪を背負いました。「呪われた王子」として冥界に封じられても、それでエルバフと家族が守られるなら本望――そんな覚悟があったのです。
| 真実を語った場合 | ロキが汚名を被った場合 |
| 世界政府が真実隠蔽のため侵攻 | 単なる王族内のトラブルとして処理 |
| ハラルドが裏切り者として記録される | ハラルドは愛された王として記憶される |
| ハイルディンが復讐に走る危険性 | ハイルディンは平和的にエルバフを導ける |
シャンクスとギャバンが真実を語らなかった謎
もう一つの疑問は、なぜシャンクスとギャバンが真実を証言しなかったのかという点です。二人はロキの無実を証明できる唯一の証人でした。
最も可能性が高いのは、ロキ自身が二人に口止めを依頼したパターンです。真実を語らないことがエルバフを守る最善策だと理解したロキは、シャンクスとギャバンに「自分を庇わないでくれ」と頼んだのでしょう。
シャンクスは苦悩したはずです。ハラルドを救えなかった自責の念、ロキに全てを背負わせる罪悪感――しかしロキの決意を知り、それを尊重することを選びました。「いつか必ず真実を明らかにする」という約束とともに、エルバフを後にしたのかもしれません。
ギャバンもまた、ロジャーから受け継いだ「自由」の意志を尊重し、ロキの選択を認めたでしょう。そして二人は、いつか訪れる「その時」まで、ロキを信じて待つことにしたのです。
113人の兵士はなぜ死んだのか
事件の謎の一つが、城内で113人もの兵士が死亡したという点です。ロキが父を殺すだけなら、これほど多くの犠牲者は出ないはずです。
1169話で明らかになったように、兵士たちはハラルドを止めようとして殺されたのが真相です。イムに操られたハラルドは、自分を刺してきた兵士たちを次々と斬り倒しました。不死身の体を持つハラルドを止めることは不可能で、結果として100人以上の犠牲者が出たのです。
ヤルルが「瀕死の重傷を負った」のも、暴走したハラルドを押さえつけようとした際の傷でしょう。頭に剣が刺さったまま現代まで生きているヤルルの傷は、まさにこの戦いの証なのです。
しかしエルバフの民には、「ロキが113人を殺した」と伝わりました。これもロキが自ら背負った罪の一つです。実際には父を止めようとして死んだ英雄たちですが、その真実を語れば、ハラルドが兵士を殺したという事実が明らかになってしまいます。だからロキは、この罪も全て自分のものとしたのです。
過去編終了、現代のルフィ達へ場面転換
ハラルドの死、ロキの決意を描き切った後、1170話は現代エルバフへと場面が戻るでしょう。約半年続いたエルバフ過去編がついに完結します。
現代では、ルフィたちがロキから「3分で話せる」と言われた真実を全て聞き終えたところです。ロキの目には涙が浮かんでいるかもしれません。14年間、誰にも語れなかった真実を、ようやく口にできたのですから。
ルフィは言葉少なに、しかし力強く言うでしょう。
「お前、いいやつじゃねェか」
シンプルですが、これ以上ない言葉です。ルフィは複雑な事情を理解しきれなくても、ロキが大切なもののために戦ったことは直感で分かります。そしてルフィにとって、それ以上の理由は必要ありません。
こうして、呪われた王子ロキは、ついに理解者を得ます。そしてルフィとともに、世界政府と戦う新たな物語が始まるのです。
エルバフ過去編完結すると思うと寂しいけど、やっとルフィ達の冒険が動き出すのは楽しみ!!ロキとルフィの共闘が見たすぎる🔥🔥 #ワンピース #エルバフ #ロキ
— 麦わらの大船団予備軍 (@mugimugi_nakama) January 5, 2026
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ワンピース1170話の発売日・休載情報
2026年1月5日(月)発売予定
ワンピース1170話は、2026年1月5日(月)発売の週刊少年ジャンプ新年6・7合併号に掲載予定です。年末年始を挟むため、通常より発売間隔が長くなっています。
前回1169話が2025年12月22日(月)発売の2026年4・5合併号に掲載されたため、約2週間の間隔が空きます。この間、読者の考察や予想が盛り上がること間違いなしです。
| 話数 | 発売日 | 掲載号 |
| 1169話 | 2025年12月22日(月) | 2026年4・5合併号 |
| 1170話 | 2026年1月5日(月) | 2026年6・7合併号 |
| 1171話 | 2026年1月12日(月)予定 | 2026年8号予定 |
年末年始の休載スケジュール
週刊少年ジャンプは年末年始に合併号が続くため、実質的な休載期間が長くなります。2025年12月29日発売号は休載、そして1170話掲載の1月5日号まで新しい展開を待つ期間となります。
ただし、尾田栄一先生の「命の整備」という言葉もあり、今後は定期的な休載がより重要になっていきます。2026年は「ONEPIECEにおける最高速度」で進むと宣言されていますが、それは作者の健康あってこそ。ファンとしては、長く作品を楽しむためにも、適度な休載を支持したいところです。
ワンピース1171話以降の展開予想
尾田先生のジャンプフェスタメッセージから読み解く2026年
2025年12月21日のジャンプフェスタ2026で、尾田栄一先生から2026年の展望が語られました。その中には1170話以降の展開を予感させる重要なヒントが含まれています。
尾田先生は「長い長い回想というか。少し歴史を知っていただきつつ現代へと戻ってきまして」と語りました。これはエルバフ過去編が1170話で完結することをほぼ確定させる発言です。
さらに重要なのが、以下の3つのキーワードです。
- 「海賊王しか行きつけなかったあの島へ!?」 → ラフテルへの道筋が見えてくる
- 「ヒノキズの男も登場!!」 → 長年の謎だった「火ノ傷の男」がついに姿を現す
- 「会う事のなかったあいつとあいつが遂に遭遇!!」 → 四皇同士や意外な組み合わせの出会い
これらの要素が2026年中に描かれるということは、エルバフ編は2026年前半で完結し、その後は怒涛の展開が待っているということです。
「ヒノキズの男」登場の可能性
「火ノ傷の男」は、キッドが1056話で言及して以来、謎のまま放置されてきた存在です。「巨大な渦に囲まれた男」「背中に傷を持つ」「最後のロードポーネグリフと関係がある」――断片的な情報しかありません。
しかし尾田先生が明言した以上、2026年中には確実に登場します。可能性として考えられるのは以下の3パターンです。
パターン①:エルバフに既にいる
実はエルバフ関係者の誰かが「火ノ傷の男」だったというパターン。背中に傷があるキャラクターといえば、すでに登場しているキャラの中にいるかもしれません。ただしこの場合、「巨大な渦」の説明が難しくなります。
パターン②:エルバフ出発後に出会う
麦わらの一味がエルバフを出航した後、次の島へ向かう途中で遭遇するパターン。「巨大な渦」というキーワードから、海流や天候に関係する場所にいる可能性があります。
パターン③:サウロ説
個人的に最も可能性が高いと考えているのが、ハグワール・D・サウロが「火ノ傷の男」という説です。サウロはオハラの火災で背中に大火傷を負った可能性があり、現在はエルバフで学者たちを匿っています。最後のロードポーネグリフの情報を持っていてもおかしくありません。
「巨大な渦」については、エルバフ周辺の特殊な海流を指している可能性があります。あるいは、サウロの周りに「知識の渦」のような比喩的な意味かもしれません。
「海賊王しか行き着けなかった島」ラフテルへ
尾田先生の発言で最も重要なのが「海賊王しか行きつけなかったあの島へ!?」という部分です。これは間違いなくラフテルを指しています。
現在、麦わらの一味は3つのロードポーネグリフを入手しています(ゾウ、ホールケーキアイランド、ワノ国)。残り1つを見つければ、ラフテルの正確な位置が分かります。
問題は、その最後のロードポーネグリフをどうやって見つけるかです。考えられるルートは以下の通りです。
- 火ノ傷の男から情報を得る → キッドの発言から最有力
- エルバフの歴史書から手がかりを見つける → サウロの学校が鍵
- シャンクスから教えてもらう → 1169話でエースの話題が出たことが伏線?
尾田先生が「海賊王しか行きつけなかった島へ!?」と疑問符をつけている点も興味深いです。これは「本当にラフテルに行くのか?」という読者の疑問を意識した表現かもしれません。
実際、ルフィがすぐにラフテルに行くとは限りません。シャンクスとの対決、黒ひげとの決着、世界政府との戦い――まだやるべきことが山積みです。ラフテルへの「準備が整う」段階に入るという意味かもしれません。
エルバフ編完結の時期
ジャンプフェスタでのメッセージから、エルバフ編は2026年前半(3〜4月頃)に完結すると予想されます。具体的には以下のようなスケジュールが考えられます。
| 時期 | 展開予想 | 話数目安 |
| 2026年1月 | 過去編完結、ロキ解放 | 1170〜1173話 |
| 2026年2〜3月 | シャムロックとの決着、火ノ傷の男 | 1174〜1180話 |
| 2026年4月以降 | エルバフ出航、新章突入 | 1181話〜 |
エルバフ編が2023年6月頃から始まったことを考えると、約10ヶ月の長編となります。これはドレスローザ編(約2年)やワノ国編(約4年)よりは短いものの、重要なエピソードが詰まった充実の内容となるでしょう。
過去編だけで約半年(1152〜1170話)かけたことからも、尾田先生がこのエピソードにかける情熱が伝わってきます。ゴッドバレー事件、ロックスの最期、ハラルドの悲劇――これら全てが最終章へ向けた重要な布石なのです。
まとめ:エルバフ過去編から見えた壮大な伏線
ワンピース1170話では、エルバフ過去編のクライマックスとしてロキの覚醒、ハラルド王の最期、そして14年前の真相が描かれると予想されます。
伝説の悪魔の実を食べたロキが、ラグニルを手に父の元へ駆けつける。シャンクス、ギャバンとともに放つ三重の覇王色。そして、イムの支配から解放されたハラルドの最期の言葉――「エルバフを頼む」。
父を殺すことで、父を救う。
この究極の矛盾を受け入れたロキは、「父殺し」「呪われた王子」という汚名を被ることで、エルバフと家族を守りました。そして14年の時を経て、ようやくその真実が語られる時が来たのです。
エルバフ過去編を通じて明らかになったのは、世界政府の恐ろしさと、それに抗う者たちの覚悟でした。
- 深海契約による完全支配の恐怖
- イムという絶対的な存在
- 神の騎士団の圧倒的な力
- それでも戦い続ける人々の意志
ロックスが世界の王を目指し、ハラルドがエルバフの未来を守ろうとし、そしてロキが父の遺志を継ぐ――この連鎖が、やがてルフィの冒険と交わります。
2026年、ワンピースは「最高速度」で進むと尾田先生は宣言しました。エルバフ過去編の完結は、その幕開けに過ぎません。ヒノキズの男、ラフテル、そして最終決戦――全てが加速度的に近づいています。
1170話は、単なる過去編の完結ではありません。最終章における最も重要なピース
ワンピース1169話の次回発売日・掲載情報
ワンピース1169話は、2025年12月22日(月)発売の週刊少年ジャンプ掲載される予定です。
次回の発売日はいつ?休載情報は?
ワンピース1170話は、2026年1月5日(月)発売の週刊少年ジャンプ掲載される予定です。
- ワンピース1170話のネタバレ情報は2025年12月30日(火)に執筆予定です。
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