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文ストの太宰治は、普段は飄々としていて、仕事は不真面目、周囲の人間をからかってばかりいるような人で、どうにもとらえどころのない人物ですが、ここぞと言う時には、とてもかっこよく活躍します。
今回は太宰治のかっこいい一面や名言を紹介していきましょう。
【文豪ストレイドッグス】太宰治とは?
太宰治とは
太宰治は、横浜にある武装探偵社の社員で、見た目は砂色のコートを着た優男風のキャラクターです。
朗らかな性格をしていますが、一方で、自殺マニアという一面があり、愛読している「完全自殺読本」を参考に日々、様々な自殺を試みている(?)という常軌を逸した行動ばかりとっています。
普段の太宰治は?
自殺マニアという異様な趣味があるだけでなく、普段の太宰は、ちゃらんぽらんでいい加減な性格をしています。
仕事はさぼり気味で、パートナーである国木田や、後輩の中島敦をからかってばかりいて、おまけに、女性を見れば、仕事の依頼人であってもすぐに口説こうとします。
加えて、新しい自殺を試みるという、奇行のおまけつきなので、はたから見れば、単なる変人そのものです。
【文豪ストレイドッグス】太宰治のかっこいい所
決めるときは決める!戦闘時の太宰はかっこいい!!
前述したように、普段の太宰は変人そのものですが、戦いとなると、まるで別人のように頼もしくなります。
漫画のキャラクターとしては、シティハンターの冴羽獠やルパン三世に近いタイプで、普段はちゃらんぽらんですが、いざ戦いがはじまると、誰よりも頼もしくなります。
情報収集能力が高く、敵の行動を逐一読んで、先の先を見据えて行動していきます。作戦立案能力も高いので、戦いがはじまると軍師的なポジションとなります。
異能である「人間失格」も強力で、敵の能力を無効化させることができます。
力ずくで攻める能力ではありませんが、異能者にとっては厄介な能力と言えます。
決めるときは決める。それが太宰のかっこいいところなのです。
戦略家にして、策略家。太宰治の魅力
文豪ストレイドックスの醍醐味の一つは、大規模な組織戦で、戦略に長けた太宰は要となります。
米国の異能集団、組合(ギルド)との戦いの際は、率先して作戦を考案し、空中要塞の白鯨(モビー・ディック)から脱走した中島敦を救出するために、空を監視し、そして、追撃を阻止するために町中に煙幕を仕掛けました。
さらに、元マフィアである経歴を活かして、ポートマフィアの同盟の手筈整えたり、敦を白鯨に潜入させるために、特務課の坂口安吾に協力を依頼しました。
太宰がこれだけのことをやってのけるのは、頭がいいだけでなく、幅広い人脈を持っているからでもあるのです。
良き師匠もある、太宰治
太宰は戦略家だけでなく、人を育成する能力にも長けています。
マフィア時代は芥川、探偵社では敦の師となっており、双方とも、孤児で行く当てもないところを太宰に拾われたのです。
マフィア時代では、太宰がいた環境下もあったのか、今とは打って変わって厳格な一面があり、芥川に対し、厳しい訓練をほどこしていました。一方、探偵社に入ると、ちゃらんぽらんな人間性が浮き彫りになってしまい、いい加減なふるまいで敦に接しています。
まったく指導方法は違いますが、太宰の優れた先見性に裏打ちされた的確なアドバイスによって、芥川も敦も成長していったのです。
【文豪ストレイドッグス】太宰治のかっこいい名言
「人に迷惑をかけない清くクリーンな自殺が私の信条だ」
第一巻、第一話より。
太宰が、川で逆さまになって、沈んでいたとき、自分を救助した敦にかけた言葉です。
「犬神家の一族」のスケキヨのようなポーズで、入水自殺を図るという、とんでもないインパクトで登場し、「自殺主義者」という独特の個性を読者に叩きつけました。
さらに、「人に迷惑をかけない清くクリーンな自殺」という、矛盾しているのかしていないのか、どうにも判別しかねる発言によって、読者に太宰治というキャラの不可解さを的確に伝えています(画像はアニメ第五話のものです)。