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当初敵として現れた脹相でしたが、あることが原因で虎杖側につくこととなったキャラクターです。
この脹相は一体何者なのか、なぜ虎杖側につくこととなったのか詳しく知りたい、という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、脹相について、その強さや術式、そして虎杖との関係について、余すことなくご紹介させていただきます。
題名 | 収録巻 |
アニメ「呪術廻戦」1期 | 単行本第1巻~8巻63話 |
劇場版「呪術廻戦0」 | 単行本0巻 |
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【呪術廻戦】脹相(ちょうそう)とは?
まず脹相が一体どのような人物なのかご紹介させていただきます。
脹相のプロフィール
名前 | 脹相(ちょうそう) |
嗜好・趣味 | 弟 |
嫌いな物 | 加茂憲倫(かものりとし) |
特級呪物・呪胎九相図の一番
脹相は特級呪物・呪胎九相図の一番です。
呪胎九相図については後ほど詳しく解説しますが、呪胎九相図とは人間と呪霊の間にできた子を、産まれる前に堕胎させたものです。
本来、人間であればすぐに死んでしまうものですが、呪霊の子であるこの胎児たちは、呪力持つためかそのまま封印を保ち、生き続けてきました。
合計九体の子が堕胎させられましたが、脹相はその中でも一番初めの子であるため、一番が割り振られているのです。
描かれているのは受肉後の姿
胎児であった頃に堕胎させられた脹相をはじめとする呪胎九相図は、そのままでは人としての姿を持ちません。
よって、彼らは受肉(人間の体内に取り込まれ、人間を乗っ取ること)して初めて肉体を持ち、その容姿は受肉先の人間が持つ呪物に対する耐性によります。
呪物に対する耐性があればあるほど、受肉先の人間の容姿は変わりませんが、特に耐性がある人物が受肉先として選ばれたわけではない脹相は、脹相自身の姿が見た目に反映しているというわけです。
【呪術廻戦】受胎九相図とは?
ここまでに何度か登場してきた、呪胎九相図というものについて、もう少し詳しく解説させていただきます。
呪霊との間に子を授かる体質の母を持つ
明治初期、呪霊の子供を孕む特異体質の女性がいました。
この女性こそが脹相たち呪胎九相図の母となる人物です。
この女性は身に覚えのない妊娠から出産、そして呪霊の子である我が子の見た目は通常の人間とは異なり、いわゆる異形の子でした。
そんな女性に対する親族たちからの風当たりは上記を逸する物であり、逃げ場を探した女性は、我が子の亡骸を抱え、山向こうのお寺へと駆け込みました。
そのお寺は呪術師が開いたものだったのですが、ここへ逃げ込んでしまったことで、彼女にはより残酷な結末が待っていたのです。
加茂憲倫の非道な実験の末に作られた
このお寺を開いた呪術師がというのが、加茂憲倫です。
加茂憲倫は、多くの呪術文化財を残した呪術師ですが、史上最悪の術師として名を残しており、御三家の汚点とも言われています。
その理由が、彼が行なった非道な実験です。
加茂憲倫の知的好奇心は、呪霊と人間の間に生まれた子供の虜となりました。
お寺に駆け込んできた女性には、九度の懐妊、九度の堕胎を繰り返させ、こうして生まれたのが呪胎九相図なのです。
この加茂憲倫の非道な実験がどのように行われ、その後お寺に駆け込んだ女性がどうなってしまったのか、これらの記録は全て破棄されており、真相は闇に葬られてしまいました。
四番以降の兄弟は受肉前に死亡
実は、四番以降の兄弟は既に死亡しており、今後劇中に登場することはないことが、某番組の作者インタビューで明らかになっているのです。
人間と呪霊の混血であることが原因なのか、150年もの間封印されていることに耐えられなくなったためか、原因は明かされていませんが、呪胎九相図は胎児の状態で取り出されていることを考えれば、生き残った一番〜三番が特別強かったのかもしれませんね。
特級呪物として扱われることとなったのも納得です。
【呪術廻戦】脹相の登場回
ここからは脹相の登場回を見ていきましょう。
受肉後呪霊側につくことを弟に指示
脹相の初登場は、「起首雷同」にて、受肉後呪霊側につくことを弟たちに指示したシーンです。
立場は人間の敵となりましたが、三人は人間に恨みや悪意があるわけではありませんでした。
三人穏やかに暮らすという願いを叶えるために、呪霊側が目指す未来の方が都合が良く感じたための選択だったのです。
受肉後宿儺の指を回収するという任務を託された弟たち、壊相(えそう)と血塗(けちず)の帰りを待っていた脹相でしたが、虎杖悠仁と釘崎野薔薇との戦いで弟が命を落としたことを感じ取り、怒りをあらわにしました。
渋谷事変にて虎杖悠仁と対峙
その後脹相は、渋谷事変にて虎杖悠仁と対峙することとなりました。
弟たちの仇である虎杖に対する恨みは強く、術式を駆使して虎杖を圧倒します。
ミニメカ丸の作戦で、虎杖は脹相をトイレに誘い込み、スプリンクラーや配管から放水させることで、脹相の技を限定させましたが、脹相の冷静かつ的確な判断により、脹相は虎杖を瀕死にまで追い込んだのです。
存在しない記憶が脳内に溢れ逃走
虎杖にとどめを刺そうとした脹相でしたが、その時脹相の脳内に突如存在しない記憶が溢れ出します。
これは脹相の能力の一つで、地震と血のつながった兄弟に死が迫った際、脹相はそれを強く感じ取ることができるのです。
壊相、血塗とともにテーブルを囲み、脹相を「兄ちゃん」と呼ぶ虎杖の姿が脳内で再生されます。
そして脹相は、これまで面識のなかった虎杖の死を強烈に感じ取ってしまった、ということに気づいたのです。
このありえない状況を理解することができず、混乱した脹相は、虎杖にとどめを刺すことなく、その場から逃げ出しました。