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親友・錆兎と姉・蔦子の回想
2つ目は、姉の蔦子と親友の錆兎の回想シーンです。
鬼滅の刃に登場する鬼殺隊士、また鬼であっても、死ぬ直前に必ずと言っていいほど、家族や友人などの大切な人との回想シーンが描かれています。
そして、冨岡義勇も回想シーンがあったのです。
姉・蔦子
まず、姉の蔦子の回想では、姉が死ぬまでの経緯が描かれていました。
幼い時に両親を亡くし、姉の蔦子と2人で暮らしていた冨岡義勇。
そんな中、蔦子が結婚することが決まり、冨岡義勇は寂しくはあったものの、姉が幸せになれることを喜んでいました。
しかし、結婚前夜に鬼に襲われてしまい、蔦子は義勇だけを助けるために自分が犠牲になって死んでしまったのです。
それからの冨岡義勇は否定的になり、「自分が死ぬべきだった」と思うようになってしまいます。
親友・錆兎
その後、親友の錆兎との出会いが描かれました。
唯一の家族を失った義勇に生きる勇気を与えてくれたのが錆兎でした。
冨岡義勇と錆兎は同い年で、ともに元水柱・鱗滝左近次の元で修行していた仲。
しかし、2人で参加した最終選別で、手鬼によって錆兎は殺されてしまったのです。
冨岡義勇は試験の最初で気絶しており、錆兎によって守られ、ほとんどの鬼を倒してくれていました。
何もしていない自分が受かり、戦っていた錆兎が死んでしまったことに、自分の弱さを悔やみ、心を閉ざしてしまったのでした。
そんな過去が描かれたことから、ネットでは「これは死亡フラグだ」といった意見が多く書かれていました。
【鬼滅の刃】最後まで生き残った柱は冨岡義勇と不死川実弥
物語が完結した鬼滅の刃ですが、柱のなかで誰が生き残ったのか判明しています。
最終回までで生き残った柱は、水柱・冨岡義勇と風柱・不死川実弥のみ。
柱は8人いたため、6人が死んだことになります。
水柱・冨岡義勇
冨岡義勇は、上弦の参・猗窩座との戦闘で刀を折られ、瀕死状態であったにも関わらず生き残ります。
その後は他の刀を借りて、鬼舞辻無惨とも戦ったのですが、そこでも最後まで生き延びました。
風柱・不死川実弥
不死川実弥は、弟の不死川玄弥と霧柱・時透無一郎、岩柱・悲鳴嶼行冥と協力し、上弦の壱・黒死牟と戦いました。
黒死牟の猛攻撃で右手の指2本を失い、重傷を負った不死川実弥だったのですが、不死川玄弥と時透無一郎の決死の行動により、黒死牟の頸を斬ることに成功。
その後、鬼舞辻無惨とも傷だらけの状態で戦いましたが、圧倒的な実力差で攻撃を受けて気を失ってしまうことに。
しかし、最終決戦終了後の治療により、目を覚ますのでした。
【鬼滅の刃】冨岡義勇が死亡しなかった理由は『強さ』と『運』
最終回まで生き延びた冨岡義勇ですが、なぜ死亡しなかったのか。
その理由は、大きく分けて『強さ』と『運』の2つだと考えられます。
1つ目:強さ
まず強さに関してですが、これは誰もが認めるほどの実力を持っていると言えます。
柱に選ばれている時点で、鬼殺隊士の中で上位8人の中に入っている上、柱の中でも上位の強さを持っているのではないでしょうか。
下弦の伍・累と戦った時は瞬殺をしていたことから、下弦の鬼であれば余裕です。
上弦の参・猗窩座と戦った時は、炭治郎と共闘して、ギリギリの戦いをしていたものの、結局勝つことができたため、その強さは本物と言えます。
さらに、鬼舞辻無惨との戦いでは、すでにボロボロの状態で、他人の刀を使っていたにも関わらず、炭治郎とともに最後まで戦い抜いていたことから、その実力の高さを伺うことができます。
2つ目:運
強さの他には、運があったことも理由の1つと考えられます。
猗窩座との戦いで刀を殴り折られた冨岡義勇は、腹へのパンチをされて死ぬはずだったのです。
そのパンチは、無限列車で炎柱・煉獄杏寿郎を殺した技でした。
しかし、『透き通る世界』という周囲の時間の流れが遅く感じ、相手の動きを先読みできるようになる域に達した炭治郎によって助けられました。
つまり、そこに炭治郎がいなかったら、確実に死んでいたと言えます。
また、炭治郎が覚醒せず、そのままの状態の炭治郎だった場合も、猗窩座に気づかれて攻撃を防がれていたはずです。
そして、炭治郎と行動していたことも運が良かったのではないでしょうか。
上弦の鬼と戦う場合、1対1の状況はかなり厳しいと言えます。
上弦の壱・黒死牟は3人の柱と不死川玄弥の4人でギリギリ倒せ、上弦の弐・童磨は蟲柱・胡蝶しのぶが自分を犠牲にして毒で弱らせたところを、カナヲと伊之助で倒すことができました。
つまり、冨岡義勇は強運の持ち主だったのです。