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胡蝶しのぶが着ている綺麗な模様の羽織ありますよね。
あの羽織に書いてある柄が何を表しているのか知ってます?
実は、ある意味が込められているんです。
胡蝶しのぶの過去に関連していることなんですが、あまり知っている人がいないんですよ。
あの羽織にはかなり感動する物語があるので、ぜひこの機会に知っておきましょう。
この記事では、胡蝶しのぶの羽織について、柄の由来について、最後に他のキャラクターが着ている羽織についても紹介していきます。
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題名 | 収録巻 |
鬼滅の刃 アニメ1期 | 漫画7巻の54話「こんばんわ煉獄さん」の冒頭まで放送 |
鬼滅刃 劇場版「無限列車編」 | 漫画7巻の54話から8巻の69話まで収録 |
鬼滅の刃 アニメ2期「遊郭編」 | 漫画8巻70話〜11巻97話まで収録 |
鬼滅の刃 アニメ3期「刀鍛冶の里編」 | 漫画12巻98話〜15巻127話まで収録 |
鬼滅の刃 アニメ4期「柱稽古編」 | 漫画15巻128話〜16巻136話まで収録 |
鬼滅の刃 アニメ5期「無限城編」 | 漫画16巻137話〜23巻205話最終回まで収録 |
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【鬼滅の刃】胡蝶しのぶの羽織・着物はカナエの形見

胡蝶しのぶはまだ幼い頃、両親を鬼に殺され、姉のカナエと2人で生きてきました。
それから2人は鬼殺隊に入隊し、カナエは花柱に昇格するほどに。
しかし、カナエは花柱になって間もない時、上弦の弐・童磨に遭遇して負けてしまうのです。
胡蝶しのぶが駆けつけた時には、カナエは重傷を負っていて、もう長く生きられない状態でした。
カナエは胡蝶しのぶに最後の言葉を伝え、息を引き取りました。
その時の胡蝶しのぶが着ていた羽織は、『無地』。
しかしその後、蟲柱に昇格した胡蝶しのぶの羽織はカナエが着ていた羽織に変わっていたのです。
つまり、カナエが亡くなってからその羽織を受け継いでいたということになります。
カナエの仇をうつために、カナエを殺した鬼に復讐するために、その時の想いを忘れないために、カナエの羽織を着ていたと考えられます。
【鬼滅の刃】胡蝶しのぶの羽織・着物の柄の意味とは?
胡蝶カナエから胡蝶しのぶへと引き継がれた羽織ですが、その羽織の柄には何か意味があるのか。
それについて、ここで解説します。
羽織・着物の柄は美しい蝶模様

胡蝶しのぶが着ている羽織は、緑色とピンク色のグラデーションがかった蝶のデザイン。
伝統的な柄ではこのような柄がないため、蝶の羽をモチーフにして、独自に作ったものと考えられます。
そのため、名前はありません。
蝶は、「輪廻転生」「死と再生」「復活」などの象徴とされてきました。
それ以外にも、こんな意味もあります。
・幼虫からサナギ、そして成虫へと成長していく→「子供の健やかな成長」
・神秘的な生き物→「不死のシンボル」
・天高く舞う→「立身出世」
・産卵期にオスとメスが寄り添いながら舞う→「夫婦円満」
その一方、負のイメージもあります。
・死や霊に関連している→「不吉」
・花から花へ飛び回る→「浮気者」
仏教では、蝶は神聖な生き物であり、輪廻転生の象徴であることから、仏具の装飾に使われていたとのこと。
武士の間では、不死や不滅の象徴として、家紋に蝶を使用していた家もあったみたいです。
蝶の中で最も崇拝されていたのが、アゲハ蝶。
漢字では「揚羽蝶」と書き、物事が良い方向に進む縁起が良いものとされてきました。
模様の由来は『名前』と『髪飾り』

胡蝶しのぶが着ている羽織がなぜ蝶模様なのかは、作中では述べられていません。
しかし、2つの由来があったと考察できます。
まず1つ目は、『名前』です。
苗字「胡蝶」に「蝶」が入っています。
ということは、家族で暮らしていた時から蝶デザインのものが多くあったと考えられます。
2つ目は、『髪飾り』です。
髪飾りは、両親と暮らしていた時から姉妹2人とも同じものをつけていました。
その髪飾りが蝶のデザインだったのです。
かなり大切にしていたものらしく、上弦の弐・童磨を倒した後、カナヲが胡蝶しのぶの髪飾りを必死に探しているシーンもありました。
これらの理由から、羽織も蝶デザインにしたと考えられます。
【鬼滅の刃】胡蝶しのぶが隊服を燃やした?
https://twitter.com/ykmeiling/status/1356572385772638210
この話は本編ではなく、単行本の話の間に差し込まれた8コマ漫画。
掲載場所は、12巻の第102話と第103話の間のページです。
そこに登場するのが、ゲスメガネこと前田まさお。
鬼殺隊で後方支援をしている隠の縫製係です。
鬼の攻撃を受けても壊れない頑丈な隊服を作る仕事をしています。
ゲスメガネは、単行本のおまけページにしか登場しないキャラクター。
ゲスメガネというあだ名は、女性の鬼殺隊士にだけ露出の多い隊服を作ることからつけられました。
そして、胡蝶しのぶもゲスメガネによって露出の多い隊服を作られたのです。
しかし、胡蝶しのぶは、そのもらった隊服に油をかけて燃やしたのでした。
ちなみに、恋柱・甘露寺蜜璃も露出の多い隊服を渡されたのですが、ゲスメガネの言葉を信じてしまい、そのまま着用。
柱合会議に参加した際、胡蝶しのぶが普通の隊服を着ていたことに恥ずかしがる甘露寺蜜璃でした。
【鬼滅の刃】主要キャラが着ている羽織の柄一覧
最後に、胡蝶しのぶ以外のキャラクターが着ている羽織の柄について、簡単に解説します。
竈門炭治郎の市松文様

物語の主人公であり、心優しい鬼殺隊士の竈門炭治郎。
炭治郎が着ている羽織の柄は、黒色と緑色の正方形が交互に並べられていて、「市松」と呼ばれています。
元は「石畳」や「霰」といった名称だったのですが、江戸時代中期に活躍した歌舞伎役者の佐野川市松が、石畳の袴を着ていたことで世の中に広まりました。
それからは、「市松模様」や「市松格子」と呼ばれるようになっていくことに。
また、柄が途切れることなく描かれていることから、「子孫繁栄」の意味があります。
竈門禰豆子の麻の葉・市松模様

炭治郎の妹であり、鬼になってしまった禰豆子。
禰豆子が着ている羽織の柄は、ピンク色の麻の葉を並ベて結びつけていて、「麻の葉」と呼ばれています。
平安時代の仏像の衣装に使われていたり、江戸時代に歌舞伎や浮世絵で庶民にも流行していました。
麻は成長が早く、真っ直ぐに長く伸びることから、「子供の健やかな成長」の意味があります。
また、虫が近寄らないことから、「魔除け」の意味もあります。
帯は、炭治郎の羽織の柄と同じく「市松模様」が使われています。
色は赤色と白色が交互に並べられています。
我妻善逸の鱗文様

炭治郎の同期であり、臆病な鬼殺隊士の我妻善逸。
善逸が着ている羽織の柄は、黄色の正三角形が散りばめられていて、「鱗」と呼ばれる柄を少しアレンジしているものになります。
弥生時代の土器にもこの模様が使用されていて、死んでいった人を守る願いを込めた埋葬品にも使用されていました。
鎌倉時代には、魔除けや呪いの力を持つとされていたことから、武具や戦いの衣装に、
室町時代には、能や歌舞伎で女性の執念を現す柄として、蛇の化身や鬼女の衣装に使われていました。
蛇が脱皮することから、「厄落とし、再生する」の意味があります。
また、死者の霊は蛇の姿で現れると信じられていたことから、「呪術性」の意味もあったり、竜蛇信仰と結びついていることから、「海難除け」の意味もあります。
冨岡義勇の亀甲柄

炭治郎の兄弟子であり、水柱の冨岡義勇。
義勇が着ている羽織の柄は、緑色・黄色・オレンジ色の六角形が並べられていて、「亀甲」と呼ばれています。
亀の甲羅のような形の亀甲を下に2つ、上に1つ繋ぎ合わせたものを「毘沙門亀甲」と言います。
四天王の1人である毘沙門天の甲冑にこの柄が使用されていることから、この名前がつけられました。
「亀甲」には、「長寿」の意味があり、「毘沙門天」には、「金運財宝」や「必勝」、「疫病退散」、「無病息災」などの意味があります。
煉獄杏寿郎の火焔文様

仲間想いであり、炎柱の煉獄杏寿郎。
杏寿郎が着ている羽織の柄は、オレンジ色の燃える炎が描かれていて、「火焔」と呼ばれています。
昔は神聖なものとされていた火は、「悪霊防御」に使用されていました。
人の煩悩を鎮めたり、災いを払ったりすることから、「呪術性」の意味があります。
仏像の光背や仏教美術に使用されていたり、人間の喜怒哀楽や生命力を表していることから、歌舞伎でも使用されていました。
【鬼滅の刃】胡蝶しのぶの羽織・着物の柄まとめ
胡蝶しのぶの羽織には、姉のカナエの想いがたくさん詰まっていました。
カナエの想いを背負っていたのです。
これは、胡蝶しのぶだけではありません。
他のキャラクターにも、今までは気づかなかったことがあるはずです。
これからはキャラクターの細かい部分にも注目してみると、また違った面白さがあるかもしれませんね。