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八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)
「八握剣異戒神将魔虚羅」は、歴代の十種影法術の使い手が誰も折伏できなかった最強の式神です。
伏黒恵は六眼と無下限呪術を持つ過去の五条家当主を倒したのは、魔虚羅だと推測していました。
見た目は人型に近いですが目の部分から翼が生えており、右手から剣が生えています。
伏黒恵も折伏できていませんが、「布瑠部由良由良」と唱えることによって召喚可能。
伏黒恵は折伏の儀式が複数人で可能なことを利用し、自分と敵を儀式の対象として魔虚羅に殺害させる自爆技として使用しました。
右手の退魔の剣は、反転術式と同じ正のエネルギー持っており、特級呪霊でも一撃で消滅させる威力があります。
あらゆる事象に対応する能力があるため、一度受けた攻撃に耐性ができるだけでなく、無下限呪術の防御に適応して突破することも可能。
再生能力も持つため、適応前に一撃で倒さないと勝つのは不可能に近いです。
伏黒恵に受肉した宿儺が折伏し、五条悟との戦いで強敵として登場しました。
魔虚羅に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
破壊された式神 玉犬「白」・大蛇(おろち)
少年院での戦いで特級呪霊に破壊されてしまった式神、玉犬「白」。
見た目は真っ白な犬で、玉犬「黒」の対の存在。最初に与えられる式神のうち1体で、探知能力を得意としていた。破壊後は、玉犬「黒」に力を引き継がせ、玉犬「渾」に進化させる。
宿儺に完全に破壊された式神、大蛇(おろち)。
見た目は大きな蛇で、大きな口で敵を捕獲するなど戦闘能力が高い式神でした。少年院では釘崎野薔薇を救う場面も見せ活躍しましたが、その後、完全に宿儺に破壊されてしまうのです。
【呪術廻戦】伏黒恵の過去
幼少期
父親は禪院甚爾(ぜんいんとうじ)。実の母が死に、現在の姉である津美紀(つみき)の母と再婚したが、父母共に姿を消した。
呪術師としての才能を秘めていた伏黒恵は、禪院甚爾によって金銭と引き換えに禪院家に売られる予定だった。しかし、禪院甚爾が「2、3年もしたら俺の息子(ガキ)が禪院家に売られる、好きにしろ」と自分を倒した五条悟に言い残したことで、その話は破談に。五条悟の介入で、将来呪術師として働くことを条件に、資金の補助を受けるようになりました。
中学時代
中学生の伏黒恵は、そこら辺にいる不良たちをねじ伏せるような学生時代を送っています。呪術師として働くとこへの反発心もあったのか、姉の津美紀にも当たりがきついようでした。
ただ、その姉である津美紀が呪われてしまう事態に。「幸せになるべき善人が報われないこと」に疑問を抱くようになった伏黒恵は、多くの「善人」を救うため、呪術師への道を自身で目指すようになるのです。
伏黒恵と両面宿儺の関係とは?
伏黒恵は宿儺が興味を示す唯一の存在
基本的に誰にも興味を持っていない両面宿儺が、興味を持っているのが伏黒恵です。
宿儺は少年院で伏黒恵と戦って以来興味を持ち、執着を見せるようになります。
魔虚羅に殺されそうになった際は、駆けつけて助けていました。
単純に興味があるだけでなく、宿儺は伏黒恵に死なれると困ることがわかります。
その後、宿儺は伏黒恵本人ではなく術式に興味を持っており、十種影法術を利用して何かしようとしていることが明らかに。
虎杖悠仁は伏黒恵に宿儺が何か企んでいることを知らせていますが、伏黒恵本人はあまり関心がありませんでした。
宿儺は伏黒恵を自分の器にするつもりだった
宿儺は212話で伏黒恵の体に受肉しており、元々自分の器として狙っていたようです。
宿儺が受肉しようとしても、並みの呪術師では耐えることができずに死亡してしまいます。
作中では虎杖悠仁が、宿儺の器になれる千年に1人の逸材と言われていました。
しかし、伏黒恵も宿儺の器になれる耐性を持つことが判明。
さらに、伏黒恵の体なら宿儺は肉体の主導権を握ることができ、十種影法術を使うことも可能です。
虎杖悠仁と異なり肉体の主導権を握ることができて、便利な術式もある伏黒恵は宿儺にとって理想的な器だったのでしょう。
宿儺は伏黒恵の体を奪って十種影法術で何かをするつもりのようですが、最新245話の時点で目的は不明です。
両面宿儺に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
【呪術廻戦】伏黒恵の活躍シーン3選
①「できるかじゃねえ やるんだよ!!」単行本2巻9話
初めて宿儺(すくな)と対戦する場面。特級相手にも動けなかった自分を奮い立たせて挑もうとする、伏黒恵の成長が少し垣間見えるシーンです。宿儺に虎杖悠二の身体を人質に取られながらの戦闘。かっこ良さ全開の一幕です。
②「やってやるよ!!」単行本7巻58話
八十八橋(やそはちばし)での任務で、特級呪霊と対戦した場面。押される一方で気を失い、「死んで勝つ、と死んでも勝つ、は違うよ」と五条悟に言われたことを思い出した伏黒恵。吹っ切れたのか、未完成の領域展開である「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)」を初めて見せ、特級呪霊を倒すという強さとかっこ良さを兼ね揃えた、大きな成長が見て取れる一幕でした。
③「先に逝く せいぜい頑張れ」単行本14巻117話
呪詛師である重面春太(しげもはるた)に刺され瀕死となった伏黒恵は、巻き込むカタチで「調伏の儀」を行い魔虚羅(まこら)を召喚。死ぬ覚悟で言ったこのセリフは、ただでは死なないという伏黒恵の感情が表情にも表れていて、呪術師としての彼のプライドを再度実感できる場面です。