人造悪魔の実”SMILE”とは

ゾオン系悪魔の実を元にした人造悪魔の実も存在します。

本記事の最後に、その人造悪魔の実についてみていきましょう。

シーザーが発明した人造のゾオン系悪魔の実”SMILE”

SMILE
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

SMILEとは、シーザー・クラウンが開発した人造悪魔の実のことです。

人造悪魔の実とはいっても、血統因子を利用して造っているため、パラミシア系やロギア系、幻獣種などの血統因子を抽出しようがない悪魔の実については造り出せません

そのためSMILEは、血統因子を抽出できる、実在する動物がモデルとなった物が基本です。

ただ例外として、後述するベガパンクの失敗作に関しては、既に悪魔の実の能力を手にしている能力者から血統因子を抽出して造り出しているため幻獣種がモデルとなっています。

SMILEの特徴

SMILEは人造なだけあって、能力はオリジナルの悪魔の実に届かず、リスクも大きいです。

SMILEを食べても食べたうちの約10パーセントの者しか能力を手に入れることができず、能力を得られなかった者は笑顔以外の表情を失うという代償を負うことになります。

この代償こそがSMILEという名前の由来であり、最大のデメリットと言えるでしょう。

また、能力を得られたとしてもオリジナルのゾオン系悪魔の実とは全く異なり、自分自身が動物に変身したり形態を切り替えられるわけではなく、キメラのように体の一部が動物に変身した状態になるだけです。

中には動物への変身をオンオフできる者もいるようですが、基本的には形態変化はできないケースの方が多いどころか、変化した部分の動物にも意思があり、能力者本人に動物が逆らうケースもあるようです。

SMILEの能力者一覧

動物能力者
シープスヘッド
ライオンホールデム
スピード
蝙蝠バットマン
ガゼルガゼルマン
マウスマン
スネークマン
シープスヘッドの部下
ババヌキ
カバドボン
ソリティア
クラブマン
蠍(サソリ)ダイフゴー
アルパカアルパカマン
アルマジロマジロマン
さらへび先生
ムササビバオファン
キリンハムレット
ニワトリフォートリックス
ゴリラブリスコラ
ミゼルカ
ガラガラヘビポーカー
ワニカイマンレディ
ニ牙

SMILEとも違うベガパンクの人造悪魔の実の失敗作

人造悪魔の実と言えばSMILEの方が種類が多いですが、SMILEが完成する前にベガパンクが人造悪魔の実の制作を試しています。

その時に造られたのが人造ウオウオの実で、幻獣種であるウオウオの実の能力者だったカイドウの血統因子を利用して造られました。

ベガパンク作の人造悪魔の実がこの一つしかないため詳細は不明ですが、人造ウオウオの実を食べたモモの助の様子を見る限り、SMILEよりもオリジナルの悪魔の実に近い能力を手に入れられるようなのですが、ワンピース作中では失敗作という扱いで登場しました。

なお、ウオウオの実についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

また、人造ウオウオの実を造り出したワンピースの天才科学者ベガパンクについてはこちらの記事で詳しく解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

ゾオン系の悪魔の実についてのまとめ

今回はゾオン系の悪魔の実について詳しくみてきましたが、いかがでしたか?

悪魔の実の中でも「古代種」や「幻獣種」などの希少な種類があったり、人造悪魔の実が存在したりと、注目するべきポイントがたくさんありますね。

中でも幻獣種のゾオン系の悪魔の実の能力者は、ワンピース作中でも活躍する場面が多く描かれているキャラクターが多いため、今後新しく登場する幻獣種にも注目していきましょう!

おすすめの記事