PUNK-04:知(ピタゴラス)

PUNK04ピタゴラス
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ピタゴラスの名前の由来は「知」を意味する古代ギリシャの数学者・哲学者ピタゴラスから来ていると思われます。
ロボットのような見た目で、頭に大きなゼンマイがあるのが特徴的です。

エジソンに敬語を使っている描写があったため、上下関係があるのではないかと推測できます。
サテライトの中で、実験データの収集など科学的な役割を担っています。

1078話でS-スネークに踏みつぶされて爆発
1090話で死亡したことが語られました

PUNK-05:暴(アトラス)

PUNK05アトラス
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

アトラスの名前の由来は「暴」を意味するギリシャ神話の巨人アトラスから来ていると思われます。

男勝りな性格で、能力についてはまだ詳しく描かれていませんが、他の猫(サテライト)と同じくベガパンクステラと連携して行動しています。

暴れるのが仕事言っていることから、ステラの代わりに暴れてストレスを発散する役目かもしれません。

また、可愛らしい見た目に反して背丈が大きく、ルフィから「カイドウくらいでけー!!」と言われています。

ルッチの六王銃ろくおうがんで頭部を破壊されましたが、修復されて登場しました。

PUNK-06:欲(ヨーク)

PUNK06ヨーク
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ヨークは、そばかす顔をしており、他のサテライト分の食事、排泄、睡眠を代行しています。

本編では、ヨークの「KDN」という行動が出てきましたが、おそらく人間の3代欲求である「食う・出す・寝る」の頭文字を取っています。

のんびりした言動から人畜無害の存在と思われましたが、実はステラを攫った黒幕であることが1077話で判明

「天竜人になりたい」と発言しており、他のベガパンクを殺すことには何のためらいもないようです。

他のベガパンクと同様に世界政府に命を狙われますが、マザーフレイムを提供することを条件に自分が天竜人になることを認めさせました。

しかし、1089話で麦わらの一味と他のベガパンクたちに拘束されていることが判明し、現在は世界政府に対する人質となっています。

ベガパンクが作ったマザーフレイムとは?

マザーフレイムは古代兵器のコピー?

イム様のマザーフレイム
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

マザーフレイムは、ベガパンクが開発した古代兵器のコピーの可能性があります。
ワンピース1060話では、謎の兵器の攻撃でルルシア王国が消滅しました。

イム様は「ベガパンクが作ったマザーフレイムを使いたい」と言っており、実験先として名前が挙がったのがルルシアです。

このことから、ルルシアはマザーフレイムによる攻撃を受けて消滅した可能性があります。

五老星が「試してみなければアレが本物かどうか分からない」とも言っており、マザーフレイムが何らかのコピーである可能性があります。

島を消し飛ばすほどの兵器のコピーと考えると、マザーフレイムは古代兵器のコピーの可能性が高いでしょう。

古代兵器を今まで使わなかった理由も、マザーフレイムが最近作られたコピーと考えれば説明がつきます。

マザーフレイムは古代兵器の燃料?

マザーフレイムに関するヨークと五老星の会話.
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

マザーフレイムは、古代兵器の燃料の可能性もあります。
世界政府は、すでにマザーフレイムを手に入れています。

古代兵器は使い捨てとは考えにくいため、一度作ったら繰り返し使えるでしょう。
マザーフレイムを開発したベガパンクを殺しても、問題ないはずです。

しかし、五老星はヨークに「マザーフレイムはお前にも作れるんだな?」と質問
ヨークは「アレを作る融合炉パワープラントはこの島にある」と言っています。

これらのセリフから、マザーフレイムは融合炉で作る燃料の可能性が高くなりました。

世界政府の持つ古代兵器は燃料が無いせいで使用できなかったのが、マザーフレイムのおかげで使えるようになったと考えられます。

ベガパンクの正体を考察

本記事の最後に、ベガパンクの正体について考察していきましょう。

ベガパンク”未来人”説

ベガパンク未来人説は、こちらのバーソロミュー・くまのセリフによって考察されるようになりました。

「奴の科学力はすでに…これから人類が500年をかけて到達する域にいるといわれている」

セリフの通り、実際に500年先の未来から来たのではないかと言われています。

ベガパンクは幼少のころ、自分の頭の中の設計図に対して現実が追いついてこないという壁にぶち当たっています。

そのため、500年先の未来では実現できていたものが、現代では実現できずに悩んでいたという事なのではないかと考察されているわけです。

また、ベガパンクの故郷が”未来国”と呼ばれていることにもつながりがあるかもしれません。

もし未来人であれば、タイムカプセルを所有していたか、トキトキの実のようにタイムトラベルできる悪魔の実の能力を使った可能性が高いでしょう。

また、ワンピースの世界ではこれから大戦が起こると言われていますので、ベガパンクはこの時代の大戦に干渉することで未来を変えようとしているという可能性もあるかもしれませんね。

ただ、ベガパンクがエッグヘッドに存在した古代文明の技術を再現しようとしていることが判明したため、未来人の可能性は低くなりました。

ベガパンク”月の民”説

ベガパンク月の民説は、扉絵連載で登場したツキミ博士の存在から考察されるようになりました。

ツキミ博士はすでに亡くなっていますが、扉絵連載で月にいるエネルと行動を共にしているカラクリロボットを生み出した科学者で、その高い技術力が注目されています。

そんなツキミ博士が生み出したカラクリロボットですが、実は月にも見た目がほとんど同じのカラクリロボットが眠っていました。

そのため、ツキミ博士は月の技術を持っていたと考えられています。

加えて、ツキミ博士の出身国は「”未来国”バルジモア」であることも判明しています。

どちらもルフィたちが住む世界では到底誰も到達できないような領域の頭脳を持ち、故郷の名前が同じであれば、ベガパンクとツキミ博士が全く関係のない人物だとは思えません。

しかし難しいのが、ベガパンクの故郷のバルジモアは冬島の”からくり島”にあるのに対し、ツキミ博士の故郷のバルジモアは雪が降っていない”カラクリ島”にあるという点です。

名前の読み方は同じでも、表記や環境が違うことから、この二つのバルジモアは別々の国ではないかと考えられており、パラレルワールドなのではないかという意見もあります。

二つの島の関係はまだ謎に包まれていますが、少なくともベガパンクが月の技術と同様の技術を持っている可能性は非常に高く、月から移住してきたもしくは月の民の末裔と考えることができそうです。

ベガパンクについてのまとめ

今回はベガパンクについてみてきましたが、いかがでしたか?

長らく名前とシルエットの登場しかなく謎に包まれていたベガパンクですが、エッグヘッド編で物語の中心人物となっています。

ベガパンクは麦わらの一味と行動を共にすることになり、仲間になる説まで飛び出しています。
ベガパンクの開発したセラフィムも、今後出番が増えそうな存在です。

技術面においてワンピースの世界で唯一無二の存在であるベガパンクの活躍に、これからも注目していきましょう!

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