【文豪ストレイドッグス】エリスの登場回

初登場

 

 

原作でエリスが初登場するのは、第四巻収録の十四話で、芥川が敦の誘拐に失敗し、大けがを負ったことから、鴎外が芥川の副官である樋口一葉に詰問している場面です。

この時のエリスは、鴎外のそばにいて、娘のように振舞っていました。

初期の頃は、エリスの正体がわからず、ポートマフィアのマスコット的な存在でした。

モンゴメリ戦の後

組合(ギルド)刺客であるモンゴメリが、敦と谷崎に襲撃してきた際、町医者に扮していた鴎外も、近くに居たため、彼女の異能「深淵の赤毛のアン」の異空間に閉じ込められてしまいます。

その際、鴎外はエリスと引き離されてしまいしたが、敦に助言して勝利に導くことで、もとの世界に戻って無事エリスと再会することができました。

アニメではこの時がエリスの初登場した場面です。

この時のエリスのセリフ(「泣かせたくなった」の項を参照)によると、エリスは鴎外を困らせたかったので、わざと離れていたとのことですが、ひとつ疑問が出てきます。

モンゴメリの異空間は、入り込んだ者の異能を無効化させる力はないので、鴎外は、エリスを出そうと思えば自分のそばに出現させられたはずです。

出せなかった理由の一つに、エリスが、モンゴメリの作り出した異空間の外にいたので、異能といえども、異空間の中には入ることができなかったということが考えられます。

もう一つは、出せなかったのではなく、出さなかったということです。この時点では、組合、探偵社、マフィアの三社が争い合っていたので、鴎外は様子見に徹するつもりで、エリスを出さなかった可能性もあります。

実際、鴎外は敦が駄目だったら、自分が戦う気でいたようですので、エリスを出せた可能性はあります(ただし、鴎外は自身の戦闘力も高いので、エリスがいなくても戦えた可能性もあります)。

戦闘場面

エリスが最初に戦う姿を見せたのは、共食いのエピソードの時です。鴎外が福沢と戦おうとしたので、エリスは戦闘形態になりました。

戦う時のエリスは看護婦姿で、体つきも幼女から十代半ばくらいの少女の姿になり、目つきも若干鋭くなっています。

攻撃パターンとしては、複数の注射器を投げつけたり、逆に大きくして、相手に殴りつけたりもします(「エリスの強さは?」の項を参照)。

さらに暗殺に長けた鴎外本人との連携もあり、剣術の達人である福沢も、かなりの苦戦を強いられていました。

【文豪ストレイドッグス】エリスの名言

「泣かせたくなった」

文豪ストレイドッグス
出典:「文豪ストレイドッグス」公式サイト

 

原作第四巻 十六話より

モンゴメリの異空間に閉じ込められた際、鴎外はエリスが見当たらなくて、心底心配していました。

やがて、敦と谷崎の活躍で、無事異空間から脱出して、鴎外はエリスと再会を果たすことができました。

しかし、エリスから出てきた言葉は「急に消えたらリンタロウが心配すると思って、そしたら泣かせたくなった」という、底意地の悪い一言でした。

鴎外は「非道いよ!」と言いつつも、「でも、かわいいから、許す!」と寛大に受け止めました。

…とても心の温まるやりとりです。

「なんで?甘いは正義」

文豪ストレイドッグス
出典:「文豪ストレイドッグス」公式サイト

 

第五巻 十九話より

三社戦争が本格的に開始され、マフィア側にも被害が出はじめました。

鴎外は、大量の洋菓子を貪っているエリスの近くでそわそわしながら、「食べすぎは体に宜しくないよ」と声をかけると、エリスは「なんで?甘いは正義」と切り返してきました。

さらに、エリスは、リンタロウが買ってきたドレスを着てあげてもいいと言うと、鴎外はお代わりを持ってきました。

異能生物なのに、甘いものを食べて、交渉まで行うことができるという、エリスの万能性を見せつけるやりとりですが…もしかすると、鴎外はこうやって、ストレスを解消しているのかもしれません。

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