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必殺技・神避(かむさり)

ここからはロジャーの強さについて解説していきます。ロジャーの戦闘描写は、現状966話の一幕だけです。
しかし僅かな描写でも、ロジャーの飛び抜けた実力が分かります。
まず紹介するのは、おでんを一撃で吹き飛ばした「神避」です。赤い稲妻を纏った衝撃波のような攻撃で、覇王色の覇気を纏った技だと予想出来ます。
あのカイドウを追い詰めたおでんを、あっさり吹き飛ばすほどの大技です。
また白ひげと剣を交えた際は、覇王色の衝突で雲が吹き飛ぶほどの衝撃を生み出しました。このシーンから白ひげとロジャーの覇気が、同じレベルにあるというのが伺えますね。
しかし白ひげは、更にグラグラの実の能力も有しています。そんな白ひげと、どうやって互角に渡り合っていたのか、むしろ謎が深まる形となりました。
おでんについては下記の記事で解説していますので、気になる方はチェックしてみてください!
万物の声が聞ける

またロジャーには動物や無機物など、万物の声を聞くという力も備わっています。
似た能力としては、ルフィにも動物の感情を読み取る力があり、これは「見聞色の覇気」によるものとされていました。
実際ルフィの覇気の修行をしたレイリーは、ルフィの見聞色は「生き物の感情を感じ取る」ことに長けていると述べています。
ここまで来ると「万物の声を聞く力」は、"見聞色の覇気"の力にも思えますが、筆者は別物の力だと考えています。
その証拠に、同じく海王類の声を聞けるモモの助の力は、「おでんから受け継いだ体質」と錦えもんは語っています。
またビッグ・マムも、三つ目族であるプリンは、力が覚醒することで、「万物の声を聞く力」が宿ると語っています。
つまり「声を聞く」力は、種族ごとの固有能力であると考えられるのです。そのため、ルフィの見聞色が感情を読むのに長けているというのは、少し語弊があるかもしれません。
どちらかと言えば、ルフィが元から「声を聞く力」を持っているため、見聞色にその性質が表れていると考えるのが妥当でしょう。
ロジャー含め、ワンピースの強キャラは無能力者が多い?
副船長のレイリーも無能力者

ロジャーは無能力者ながら海賊王になりましたが、思い返してみれば「ワンピース」に登場する強キャラにも無能力者が多いと感じます。
例えばロジャー海賊団副船長だった"冥王"シルバーズ・レイリーもその1人です。彼が無能力者であることは、女ヶ島に泳いで登場したことからも、間違いないと言えるでしょう。
70代になっても黒ひげを威圧する覇王色。海軍の大将相手に、未だ覇気だけで互角以上に戦う様は、まさしく冥王です。
若い頃はマルコの攻撃を指一本で止めるなど、本来の実力は計り知れません。覇気を極めたものは、能力者相手であろうと一歩も譲らずに戦えることが分かります。
シャンクスが持つ「見聞殺しの覇気」

またルフィの恩人であり、四皇の一角であるシャンクスも、覇気の極め手です。
原作1055話では離れた場所にいるにもかかわらず、海軍大将・緑牛を「覇王色の覇気」で威圧しました。
また2022年に公開された『ONE PIECE FILM RED』では、覇気で黄猿と藤虎を威圧する描写が見られます。
しかもシャンクスの覇気は、少し特殊な効果も持ち合わせているようです。
映画特典配布された「40億巻」によると、シャンクスの覇王色は「見聞殺し」の力を有していると記述されています。
要約すると、シャンクスは自身の気配をコントロールすることで、見聞色の「未来を見る力」を阻害出来る。
つまり、シャンクス相手には、見聞色に頼らない戦い方を強いられるということです。
シャンクスについては下記の記事で解説していますので、気になる方はチェックしてみてください!