
【推しの子】の1巻には、さまざまな登場人物のインタビューが収録されています。
インタビューは後の伏線も多く、将来の展開を暗示している可能性も高いです。
インタビュー部分の内容が何巻何話の内容に繋がるか、今後の展開との関連などを考察していきます。
【推しの子】1巻のインタビューとは
インタビューは推しの子1巻に収録されている

推しの子1巻は1話から10話までですが、2話から10話までの冒頭にそれぞれインタビューが収録されています。
その回から登場するキャラのインタビューも多く、インタビュー内容も直後の話と関連したものが多いです。
ただし、基本的に未来の時系列のインタビューで、将来の話に関連しそうな意味深な発言やシーンがかなり含まれています。
映画編で撮影することになる映画「15年の噓」の存在も、1巻のインタビュー時点で明かされていました。
推しの子1巻のインタビュー部分の内容まとめ一覧

掲載話 | インタビューを受けるキャラ | インタビュー内容 |
---|---|---|
1巻2話 | 星野ルビー | ・女優初挑戦について語る ・この世界で一番信頼できる人がそばにいるから何とかなると発言 |
1巻3話 | 斎藤ミヤコ | ・2人のマネジメントの大変さを語る ・「神様に導かれていると発言 |
1巻4話 | B小町の熱狂的なファン | ・好きなアイドルは「B小町のアイ」 ・アイがブレイクのきっかけは双子の動画と発言 |
1巻5話 | 五反田泰志 | ・映画「15年の噓」について語る ・優秀な脚本家が脚本を作り直したと発言 |
1巻6話 | 有馬かな | ・天才でないと気づけて良かった ・不謹慎発言の後に「あーくん」に怒られると言っている |
1巻7話 | 幼稚園の先生 | ・双子の高い知性について語る ・もう一度顔が見たいと発言 |
1巻8話 | 斎藤壱護 | ・俺とアイに関わるなと発言 ・髪形が1巻時点と異なる |
1巻9話 | 星野アクア | ・自分にとって演技は復讐と発言 ・誰かを愛したりはしない |
1巻10話 | 星野アイ | ・アクアとルビーへのビデオメッセージ ・元気に育つことだけが母の願い |
インタビューで将来の内容がわかる?

インタビューは、基本的に掲載時から見て未来のものです。
意味深な内容も多く、インタビューから推しの子の将来の内容がわかるのではないかと考察されてきました。
実際に、インタビュー内容にはその後の伏線が含まれていたことが判明しています。
最新117話の時点で未来と思われるインタビューも多く、今後の伏線が隠されている可能性は高いです。
【推しの子】1巻のインタビューまとめ1
インタビュー1巻2話星野ルビー【アイドル】編

1巻2話に収録されたのは、女優初挑戦について質問を受ける星野ルビーのインタビューです。
ルビーは映画編まで女優の仕事はしていないので、15年の噓出演のインタビューと考えて間違いないでしょう。
ルビーは「世界一信頼できる人がいるから大丈夫」とインタビュアーに答えています。
その後、「ねっ、お兄ちゃん」と言っているので、世界一信頼できる人はアクアのことだとわかります。
アクアへの信頼を口にしただけシーンに見えますが、映画編直前でルビーはアクアに絶縁宣言しているのが問題です。
一度関係が悪化したのに、信頼するようになったのはアクアの前世がゴローだと知った可能性が高いでしょう。
ただ、何らかの理由でルビーが演技をしていることも考えられます。
インタビュー1巻3話斎藤ミヤコ【マネージャー】編

1巻3話の冒頭には、星野アクアと星野ルビーのマネージャーをしている斎藤ミヤコのインタビューが収録されています。
居酒屋でインタビューを受けるミヤコは、2人のマネジメントは大変だと語っています。
3話ではアクアとルビーが、神の使いのふりをしてミヤコをだますシーンがあります。
2人は赤ん坊だったので、このことがインタビューの「最初からおかしかった」発言に繋がっていそうです。
他にも「神様に導かれているというか」など意味深なセリフが多く、今後の展開に関わってくるかもしれません。
インタビュー1巻4話B小町の熱狂的なファン【ドルオタ】編

1巻4話「笑顔の作り方」冒頭のインタビューは、B小町の熱狂的なファンが登場するドルオタ編です。
「人生で好きなアイドル」を聞かれて、「B小町のアイは外せない」とコメントしています。
アイが有名になるきっかけになった双子の赤ちゃんの動画についても話していますが、これはアクアとルビーが登場する動画で間違いないでしょう。
直後にオタ芸をするアクアとルビーの姿が描かれますが、子供を見たアイの自然な笑顔がブレイクするきっかけになりました。
単行本だけだとわかりませんが、雑誌掲載時と単行本でファンの男性が別人になっています。
作者のインタビューで、古参ファンだと若すぎるから変更になったと明かされました。
【推しの子】1巻のインタビューまとめ2
インタビュー1巻5話五反田泰志【映画監督】編

1巻5話では、映画「15年の噓」について五反田泰志監督がインタビューを受けています。
5話の内容も五反田監督が初登場し、アクアと出会う話です。
15年の噓は完成しなかった映画のセルフリバイバルで、脚本家が現代にも通用する作品に作り直したと発言。
110話では脚本担当に五反田泰志・星野アクアの名前が記載されているので、脚本家はアクアのことになります。
最後のコマの五反田監督は、「この映画をアイに捧ぐ」と言っていました。
捧ぐは故人に対してもよく使われる表現です。
アイが殺害されるのは10話なので、このインタビューのセリフはアイが死ぬ伏線だと考えられます。
インタビュー1巻6話有馬かな【女優】編

天才子役として有馬かなが初登場した1巻6話には、成長したかなのインタビューが掲載されています。インタビューでの発言から、収録時に黒川あかねが死亡しているとの意見もありました。
発言内容は天才役者と言われたかなが、自分は天才ではないと否定。その上で「負けるなんて思っていません」「天才だってナイフで刺されればお陀仏」と発言しています。
天才にライバル意識を持っている感じなので、黒川あかねには負けないと言っているだけではないでしょうか?
「あーくんにおこられる」とも言っており、あーくんはアクアなのか違うのかも話題になりました。作者のインタビューであーくんはアクアだと確定しており、108話からあーくんと呼んでいます。
インタビュー1巻7話幼稚園の先生【幼稚園職員】編

1巻7話に収録されたインタビューは、星野アクアと星野ルビーが通う幼稚園の先生のものです。双子の知能の高さについて語っており、双子は相当印象に残っていたようです。
アクアが難しい本ばかり読んでいたと話していますが、7話本編で1000ページ以上ある小説を読む姿が描かれました。
双子にもう一度会いたいと言っていましたが、映画雑誌を見せられてアクアとルビーの映画出演を知ったようです。
【推しの子】1巻のインタビューまとめ3
インタビュー1巻8話斎藤壱護【元経営者】編

1巻8話は、アイ死亡後に失踪した苺プロ元社長斎藤壱護のインタビューを収録しています。
インタビューには非協力的で、「アイを失った瞬間に俺の人生は終わった」「もう俺とアイに関わるな」と発言しています。
インタビュー時の髪形はアイが生きている頃より長く、9巻84話で再登場した時点のものです。
ただし、10巻95話では元の髪型に戻っています。
インタビューを受けたのは、95話以前の可能性が高いです。
インタビュー時点では非協力的ですが、15年の噓を知ってアクアの復讐に協力する可能性もあるでしょう。
インタビュー1巻9話星野アクア【役者】編

アイが亡くなる回となった9話は、星野アクアのインタビューが収録されています。
インタビュアーの質問内容は不明ですが、アクアは自分の演技は人の幸せを願うものではないと発言。
演じるのは自分のためで人を愛することはないし、人に愛されても何も返せないと言っています。
ラストは、「演じることは僕にとっての復讐だから」と言ってインタビューは終わります。
話している内容は、映画編が始まった時のアクアの心境そのものと言えるでしょう。
しかし、目に浮かんだ星の色は、黒ではなく白になっています。
復讐を強く望んでいる状態だと、星の色は黒くなる可能性が高いです。
ルビー同様、アクアも心境の変化があるのかもしれません。
インタビュー1巻10話星野アイ【母】編

1巻10話に収録されたインタビューのラストは、星野アイの生前の映像です。
ただし正確にはインタビューではなく、アイ本人が撮影したビデオメッセージで
す。
「大人になった時にこれ見ながら一緒にお酒でも飲めたら良い」「元気に育ってください」など、双子に向けたメッセージが収録されています。
赤ん坊のアクアとルビーも映像に映っています。
漫画では双子の年齢は不明ですが、アニメでは1歳の誕生日の映像になっています。
10話はアイが亡くなった後の話なので、10話のインタビューだけ過去の映像になっています。
【推しの子】1巻のインタビューに関する考察
インタビューは映画編と関係が深い

1巻のインタビューは、映画編で撮影される「15年の噓」に関連した映像の可能性が高いです。インタビュー【映画監督編」で、初めて15年の嘘の存在が示唆されました。
星野アクア・星野ルビー・有馬かなのインタビューは、15年の噓出演に関する意気込みを語っていると考えられます。
その他のインタビュー映像も、15年の噓のために集められたものでしょう。15年の噓は、アクアが母親の星野アイを殺した犯人に復讐するための映画です。
映画編はアクアの復讐のクライマックスとなる可能性が高く、インタビューの伏線も一気に回収される可能性があります。
アイと双子の秘密が知られていない時期のインタビューも?

全てのインタビューの撮影時期が、同じわけではない可能性が高いです。
映画製作が決まる前に、アクアは自分たち双子の母親が、星野アイだと公表しました。
映画のためのインタビューなら、アイと双子の秘密が公表された後に撮影されるのが普通でしょう。ほとんどのインタビューは、映画製作が決まった後に撮影されたものと考えても矛盾はありません。
ただし、【元経営者】編は95話以前に撮影された可能性が高く、アイと双子の秘密が知られていない時期のインタビューになります。
【ドルオタ】編もアイに隠し子がいたことに触れていないので、映画製作前の映像の可能性かもしれません。
インタビュー時点で復讐は終わっていない

インタビューを収録した時点で、星野アクアの復讐は終わっていない可能性が高いです。インタビューは15年の噓撮影のために、集められたものと考えられています。15年の噓は、アクアが復讐するために作る映画です。
映画のためのインタビューなら、最新のものを収録した時点でも復讐が終わっていないが高いです。アクアのインタビューも、復讐すると宣言する内容で終わっています。
黒川あかねのインタビューがないのは死亡したから?

15年のインタビューに黒川あかねが登場しないのは、彼女が死亡したからと予想されています。
ただ、15年の噓の想定キャスト8人のうち、インタビューがあるのは星野アクア・星野ルビー・かな3人だけです。
あかねのインタビューがないから死亡というのは、根拠として弱いでしょう。
ただ、「天才だってナイフで刺されればお陀仏」発言は、後にあかねが死ぬ伏線かもしれません。
インタビューしているのは誰なのか?

インタビューをしている人物が誰なのかは、現在判明していません。黒川あかねがインタビューしているとする考察もあり、インタビュアーの正体に秘密が隠されている可能性もあります。
ただ、映画製作前に撮影されたインタビューがあるなら、想定キャストの誰かが全てのインタビューを撮影するのは不可能です。
撮影時期を考えると、インタビュアーが複数人いる可能性もあります。
星野アイのインタビューはDVDの内容の可能性あり

星野アイのインタビューは、彼女が残したDVDの内容の一部かもしれません。推しの子112話でアイは、15歳になったアクアとルビーのために1枚ずつDVDを残していたことがわかりました。
五反田泰志監督はDVDの意味に気づいたことで、15年の噓の制作を決めたことがわかっています。アイが残したDVDには、重大な秘密が隠されている可能性が高いです。
アイのインタビューは子供に向けたメッセージなので、DVDの一部の可能性があります。あまり重要な意味がなさそうなアイのインタビューですが、何か秘密が隠されているかもしれません。
【推しの子】1巻のインタビューについての考察(まとめ)
【推しの子】1巻に収録されているインタビュー部分の考察や何巻何話の内容につながっているかについてまとめました。
【推しの子】1巻のインタビューは初期に掲載されましたが、将来の内容を暗示するものが多いです。
15年の噓を撮影する映画編がスタートしたので、インタビューに隠された謎が明かされていくでしょう。
思わぬ展開が待っているかもしれないので、映画編の展開に期待しましょう。