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両面宿儺の領域展開の能力・強さについて
領域を閉じないことで領域展開の範囲を広げている
両面宿儺の領域展開は領域を閉じないことで、領域展開の範囲を通常よりも広くしています。
通常の領域展開は領域を閉じることで、相手を領域内に閉じ込める仕様です。
相手の逃げ道を封じた上で、必中の術式で攻撃するのが一般的な領域展開です。
宿儺は相手に逃げ道を残す縛りを加えて、領域展開の範囲を大幅に広げています。
最大で半径200mまで範囲が広がっているため、逃げ道があっても逃げるのはほぼ不可能です。
そのため、縛りのデメリットがほぼない強力な領域展開になっています。
ただし、閉じない領域展開は神業とされるほど難易度が高く、ほとんどの術師は真似できません。
その難しさは「キャンパスなしで空に絵を描く」「器なしで水を運ぶ」などに例えられています。
閉じない領域展開を使用しているのは、宿儺以外では羂索だけです。
渋谷事変で呪力がないものにも必中効果が有効と判明
両面宿儺の領域展開は呪力のあるものだけでなく、呪力のないものにも必中効果が有効です。
通常必中効果を持つ領域展開でも、必中効果が有効なのは呪力のあるものに対してだけです。
しかし、宿儺の領域展開は呪力のあるものには「捌」が、呪力のないものには「解」が必中で当たる効果があります。
そのため、渋谷事変では領域内にあるほとんどのものが、粉塵になるまで切り刻まれて領域展開の範囲は更地になってしまいました。
完全なフィジカルギフテッドの禪院真希は呪力がゼロのため、領域展開の必中効果が無効になると解説されたこともあります。
しかし、宿儺の領域展開は呪力のないものにも必中効果があるため、フィジカルギフテッドでも必中効果が有効の可能性が高いです。
領域展開の条件も簡単に変更できる
両面宿儺は、簡単には変更できない領域展開の条件も即座に変更できます。
領域展開は、対外条件・対内条件・構築速度・体積などの条件を術師が調整することで成立します。
領域展開を成立させることは難しく、領域の条件をその場の対応で変更するのは不可能に近いです。
宿儺は必中効果のオンオフや範囲を戦闘中に変更しており、条件を簡単に変えられることがわかります。
両面宿儺の領域展開には使わていない術式と考察
開(フーガ)と呼ばれる炎の術式も使える
両面宿儺は、炎を飛ばして攻撃する術式も使用します。
弓矢を構えるような動作で、火の矢を放って攻撃します。
「◾️開」と唱えて使用するため、フーガと呼ばれていますが正式な名前は不明です。
斬撃の術式に比べて効果範囲が広く、使用後はビルよりも高い火柱が上がるほどの威力があります。
使用する機会は少ないですが、漏瑚や摩虎羅に対して止めを刺す際に使用されました。
宿儺の発言によれば斬撃の術式よりも知られていないらしく、謎の多い術式です。
開(フーガ)は斬撃の術式とは別物?
フーガと呼ばれる炎の術式は、斬撃の術式とは別物という考察もあります。
通常術式は1人1つだけですが、宿儺は斬撃と炎という全く別物に見える術式を2つ使用しています。
また領域展開の伏魔御廚子を使用した直後に、魔虚羅に炎の術式を使用するシーンもありました。
領域展開使用直後は、領域に付与された術式は焼き切れてしばらく使用不能になります。
焼き切れた斬撃の術式と、炎の術式が別物ならすぐに使える可能性もあります。
他人の術式を複数所持する術師もいるので、宿儺も複数の術式を所持しているのかもしれません。
宿儺は反転術式で焼き切れた術式をリセットして、すぐに使えるようにするのは不可能ではありません。
ただ、脳を一度破壊してから反転術式で治癒する荒業なので、魔虚羅相手に使ったのかは微妙です。