等級は特別1級呪術師
禪院直昆人の等級は特別1級呪術師です。
特別1級術師は呪術高専関係者以外で、1級呪術師並みの力があると認められた術師に与えれる等級です。
特別1級呪術師と認められたのは御三家の人間が多く、禪院家当主なら当然の等級と言えます。
禪院家には、直昆人以外にも複数の特別1級呪術師がいます。
五条悟を除けば最速の術師と呼ばれる
禪院直昆人は、五条悟を除けば最速の呪術師と呼ばれています。
領域を展開されるまでは、圧倒的な速さで特級呪霊の陀艮を圧倒しました。
陀艮は、特級呪霊の中でも特に速い漏瑚より直昆人の方が速いと評価していました。
同じ御三家の加茂憲紀は投射呪法と聞いて、「最速禪院直昆人の投射呪法か」と言っていました。
直昆人は、最速の術師としてかなり名前を知られていたことがわかります。
領域展開の必中効果を中和する落花の情の使い手
禪院直昆人は、領域展開の必中術式から身を守る落花の情を使えます。
術式に対して自動で身を守ることができるため、単純な術式が付与された領域展開にはかなり有効です。
作中では、無数の式神で攻撃する陀艮の領域展開を防いでいました。
御三家秘伝の領域対策で、禪院家以外の御三家の人間も使用できます。
ただしルールを強制する領域展開や複雑な術式が付与された領域展開とは相性が悪いです。
また、落花の情で領域展開に対応したことから、直昆人は領域展開を使えない可能性が高いです。
禪院直毘人(なおびと)の術式
禪院家相伝の術式投射呪法の使い手
禪院直毘人の術式は、禪院家相伝の術式の1つ投射呪法です。
自分の視界の範囲内で1秒間を24分割した動きをイメージし、その動きを実現する術式です。
軌道や物理法則を過度に無視した動きは実現できませんが、ある程度軌道や物理法則を無視した動きも実現できます。
本人の身体能力では不可能な動きも実現可能で、正確にイメージできれば自動で体が動くのもメリット。
直接攻撃を行う術式ではありませんが、本人の身体能力をはるかに超えた攻撃も行えます。
1回の術式の加速には限界がありますが、何度も重ね掛けすればどんどん速度は上昇できます。
動きを作るのに失敗すると、セル画のような見た目になってフリーズするデメリットがあります。
敵を1秒間フリーズさせることが可能
投射呪法は術者本人だけでなく、術者が触った対象にも術式が適応されます。
そのため、触れられた敵は自分の動きを1秒を24分割してイメージできないとフリーズしてしまいます。
初見で動きをイメージするルールを見破るのは非常に難しく、ルールを理解しても訓練しないと24分割の動きをイメージするのは困難です。
事実上、投射呪法は触れた敵の動きを1秒間止められる術式と言えるでしょう。
フリーズ中の出来事は自覚できないため、1秒間時間が飛んだような感覚になります。
直昆人は陀艮の水の攻撃をフリーズさせて避けているような描写もあり、投射呪法は無機物にも適応される可能性があります。
コマ打ちセンスと時間感覚がないと自分がフリーズする危険も
投射呪法は強力ですが、コマ打ちセンスと時間感覚がないと使いこなすことはできません。
1秒を24分割するのはアニメのコマ打ちに近く、1秒を正確に24分割できる時間間隔も必要です。
動きをイメージするのに失敗するとフリーズするので、かなりリスクの高い術式ともいえます。
直昆人が投射呪法を使いこなしているのは、天性のコマ打ちセンスと正確な時間感覚でのおかげです。
また一度作った動きは変更できないため、不測の事態に対処できず、動きを読まれて反撃される可能性もあります。
動きを読まれないような工夫、相手の反撃を予想した動きを作ることも求められる術式です。
アニメに詳しい直毘人が発展させた術式
投射呪法は、カメラや映像媒体ができてから生まれた歴史の浅い術式です。
現在の投射呪法の使い方は、アニメ好きの直昆人が考えたものです。
1秒を24分割するのは、アニメで1秒間を24コマに分けて撮影することから考えられたと思われます。
投射呪法に必要なコマ打ちセンスも、アニメのコマ打ちから来ています。
直昆人は、陀艮との会話でアニメのフレームレート(コマ)を24コマ以上にすることを批判していました。
フレームレートを上げることに批判的なのは、自分が24コマで投射呪法を作ってきたこだわりがあるからでしょう。